2013年09月02日
あこがれ先生ながの5
お昼休みをはさんで、午後は福岡県北九州市の小学校の先生、
西原綾子先生の授業になりました。

西原先生ははじめに、こうおっしゃいました。
「「先生って大変だな~」ってよく言われるし、
本当に大変だけど、
大変だからこそ、喜びもそれ以上に大きい。
先生になってよかったと思えることがいっぱいあるので、
苦しいことも乗り越えられるんです。」
そう言う西原先生の笑顔は
まさにキラキラ輝いていてとっても素敵で、
「私、先生を楽しんでいます!!」っていう感じが
全身からあふれ出ていました。

お話のテーマは
「きらきら星大作戦で日本一幸せなクラスづくり」。
私が一番興味深かったのは、
西原先生がなぜ先生になろうと思ったか、という話です。
先ほどの中村文昭さん、込山哲也さん、ヒダカズの対談でも
「何のために」がいかに大切か、という話で
盛り上がっていましたが、
私は以前から、人の話を聴くときに
「何のためにそれをしたいと思ったのか」
「どういう思いで、どんな経緯で
それをしているのか」が
とっても気になっていたのです。
だから、「何のために先生になったのか」というのは
ある意味、私の最も興味のある話なんですね。
私も、小さい頃から先生になりたいと思っていました。
そう思うようになった理由は、
両親が二人とも先生だったから。
「先生」として、自分の休みも削って
一生懸命に教える姿に、自然と両親を尊敬するようになり、
なんとなく「私も先生になりたい」と思っていました。
さらに、小学校高学年の時、隣のクラスの女性の先生が
とっても熱くてたのもしくて…
クラスもよくまとまっていて、
あんな先生みたいになりたい!…とも思っていました。
要するに「憧れ」から先生になりたいと思っていたんですね。
きっと、「先生」を志す人の多くは
こんな風に「先生」という職業が身近にあって、
そこから目指すようになっていったのではないかと思うのですが…
西原先生の場合はまったく違いました!
西原先生はまず
「この世の中を幸せにしたい!」という思いが
スタートだったとか。
「この世の中をもっと幸せに変えるためには
どんな仕事をしたらいいのか?」
と考えたんです。
そして、
「世の中を変えようと思って自分一人が頑張るよりも
同じ思いの人をたくさん育てれば
もっと早く世の中を変えられる!」
…と気付き、
「人を大切にできる人を育てよう!」という思いで
先生になったのです。

何度も何度も教員採用試験を受け…
100倍ほどの倍率をくぐりぬけて
晴れて先生になった西原先生は
まずは「学校に必要とされる教師になろう」という思いで
1年間頑張りました。
2年目は
「北九州市に必要とされる教師になろう」という
目標を立てました。
そんな時に荒れているクラスの担任を任されたのです。
そのクラスは、
他人を批判し、
自分に自信がなく、
男女の仲がものすごく悪い、そんなクラスでした。
西原先生は持ち前の明るさで
クラスを盛り上げると同時に
「生徒ひとりひとりに
自分自身がいかに素晴らしい存在であるかを
気付かせてあげるのが教師の使命」と考え
まずは自分が生徒のいいところを見つけ
大げさに褒めるところから始めました。
そして、クラスみんなで取り組み始めた
「キラキラ星大作戦」。
ともだちのいいところを星の形の画用紙に書いて
部屋中に貼っていったのです。
もちろん、すぐにいいところが出てきたわけではありません。
西原先生はいろんな工夫をし、
いろんな声かけをし、
保護者にも協力をしてもらい。。。
最終的には、
いいところを書いたキラキラ星が、
教室では張りきれなくなり、
廊下までいっぱいになるくらいになったのです。
その結果、男女の仲も良くなり、
周りの人のことを思いやれる
素晴らしいクラスになったのです。
…感動しました。
西原先生さすが「何のために」が違います。
「世の中を幸せにしたいという思いを持った子を育て
この世の中をもっともっと良くしていくんだ!」
という思いのもと
本気で子供たちと向き合っているんですものね。
考え方や行動ひとつひとつが、
とても奥深くて
本当に世の中の幸せのために、生徒の幸せのために
本気で考えているからこその
アイデアなんだろうなぁ…と思いました。
西原先生、
もちろん「先生」としても素晴らしいのですが、
女性としても、また一人の人間としても
とっても素敵な人でした。
明るくて、大らかで、感情表現が豊かで素直で…
きっと、子供たちも
西原先生のことが
好きで好きでたまらないのだと思います。
好きだからこそ、
先生の提案するキラキラ星大作戦にも
一生懸命取り組むようになり、
また、先生が本気で向き合ってくれるからこそ、
それに応えたいと頑張ったんでしょうね。
こんな先生が一人でも増えてほしい!…と思いました。
そのためにもこの
「あこがれ先生プロジェクト」が果たす役割は大きいですね!
西原先生の熱い思いにこたえるように
会場の皆さんも本当に熱心に、メモを取りながら聴き入っていました。


続きます。
西原綾子先生の授業になりました。
西原先生ははじめに、こうおっしゃいました。
「「先生って大変だな~」ってよく言われるし、
本当に大変だけど、
大変だからこそ、喜びもそれ以上に大きい。
先生になってよかったと思えることがいっぱいあるので、
苦しいことも乗り越えられるんです。」
そう言う西原先生の笑顔は
まさにキラキラ輝いていてとっても素敵で、
「私、先生を楽しんでいます!!」っていう感じが
全身からあふれ出ていました。
お話のテーマは
「きらきら星大作戦で日本一幸せなクラスづくり」。
私が一番興味深かったのは、
西原先生がなぜ先生になろうと思ったか、という話です。
先ほどの中村文昭さん、込山哲也さん、ヒダカズの対談でも
「何のために」がいかに大切か、という話で
盛り上がっていましたが、
私は以前から、人の話を聴くときに
「何のためにそれをしたいと思ったのか」
「どういう思いで、どんな経緯で
それをしているのか」が
とっても気になっていたのです。
だから、「何のために先生になったのか」というのは
ある意味、私の最も興味のある話なんですね。
私も、小さい頃から先生になりたいと思っていました。
そう思うようになった理由は、
両親が二人とも先生だったから。
「先生」として、自分の休みも削って
一生懸命に教える姿に、自然と両親を尊敬するようになり、
なんとなく「私も先生になりたい」と思っていました。
さらに、小学校高学年の時、隣のクラスの女性の先生が
とっても熱くてたのもしくて…
クラスもよくまとまっていて、
あんな先生みたいになりたい!…とも思っていました。
要するに「憧れ」から先生になりたいと思っていたんですね。
きっと、「先生」を志す人の多くは
こんな風に「先生」という職業が身近にあって、
そこから目指すようになっていったのではないかと思うのですが…
西原先生の場合はまったく違いました!
西原先生はまず
「この世の中を幸せにしたい!」という思いが
スタートだったとか。
「この世の中をもっと幸せに変えるためには
どんな仕事をしたらいいのか?」
と考えたんです。
そして、
「世の中を変えようと思って自分一人が頑張るよりも
同じ思いの人をたくさん育てれば
もっと早く世の中を変えられる!」
…と気付き、
「人を大切にできる人を育てよう!」という思いで
先生になったのです。
何度も何度も教員採用試験を受け…
100倍ほどの倍率をくぐりぬけて
晴れて先生になった西原先生は
まずは「学校に必要とされる教師になろう」という思いで
1年間頑張りました。
2年目は
「北九州市に必要とされる教師になろう」という
目標を立てました。
そんな時に荒れているクラスの担任を任されたのです。
そのクラスは、
他人を批判し、
自分に自信がなく、
男女の仲がものすごく悪い、そんなクラスでした。
西原先生は持ち前の明るさで
クラスを盛り上げると同時に
「生徒ひとりひとりに
自分自身がいかに素晴らしい存在であるかを
気付かせてあげるのが教師の使命」と考え
まずは自分が生徒のいいところを見つけ
大げさに褒めるところから始めました。
そして、クラスみんなで取り組み始めた
「キラキラ星大作戦」。
ともだちのいいところを星の形の画用紙に書いて
部屋中に貼っていったのです。
もちろん、すぐにいいところが出てきたわけではありません。
西原先生はいろんな工夫をし、
いろんな声かけをし、
保護者にも協力をしてもらい。。。
最終的には、
いいところを書いたキラキラ星が、
教室では張りきれなくなり、
廊下までいっぱいになるくらいになったのです。
その結果、男女の仲も良くなり、
周りの人のことを思いやれる
素晴らしいクラスになったのです。
…感動しました。
西原先生さすが「何のために」が違います。
「世の中を幸せにしたいという思いを持った子を育て
この世の中をもっともっと良くしていくんだ!」
という思いのもと
本気で子供たちと向き合っているんですものね。
考え方や行動ひとつひとつが、
とても奥深くて
本当に世の中の幸せのために、生徒の幸せのために
本気で考えているからこその
アイデアなんだろうなぁ…と思いました。
西原先生、
もちろん「先生」としても素晴らしいのですが、
女性としても、また一人の人間としても
とっても素敵な人でした。
明るくて、大らかで、感情表現が豊かで素直で…
きっと、子供たちも
西原先生のことが
好きで好きでたまらないのだと思います。
好きだからこそ、
先生の提案するキラキラ星大作戦にも
一生懸命取り組むようになり、
また、先生が本気で向き合ってくれるからこそ、
それに応えたいと頑張ったんでしょうね。
こんな先生が一人でも増えてほしい!…と思いました。
そのためにもこの
「あこがれ先生プロジェクト」が果たす役割は大きいですね!
西原先生の熱い思いにこたえるように
会場の皆さんも本当に熱心に、メモを取りながら聴き入っていました。
続きます。
Posted by 比田井美恵 at
23:38
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