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2013年05月15日

言えなかった「ありがとう」

私の友達、志賀内泰弘さんは、
「プチ紳士・淑女を探せ!運動」を主宰されています。

志賀内さんの言う
「プチ紳士・プチ淑女」とは、
ついつい見過ごしがちなほどの、小さな小さな親切をする人のこと、

「プチ紳士・淑女を探せ!運動」とは、
まず親切な人を探して、次は自分がまねをして…
そして「世の中を思いやりでいっぱいにしよう」という運動です。

例えば、
重そうな荷物を抱えて部屋に入ろうとした人がいたら
ドアを開けていてあげる、

わき道から入ろうとしていた
自動車に道を譲ってあげる、

…そんな小さな親切ができる人が
一人でも増えることを願って、
この運動は続けられています。

活動のひとつとして、
「プチ紳士からの手紙」という月刊誌が発行されていますが、
私も3ヶ月に1度のペースで原稿を書かせていただいています。
プチ紳士からの手紙」


さて、その志賀内さんが先日新刊を出されました。
「ようこそ感動指定席へ! 言えなかった『ありがとう』」です。


志賀内さんは、中日新聞に「ほろほろ通信」というコラムを書いています。
名前の通り「ココロが”ほろり”とするいい話」ばかりなのですが、
この本は、300編以上のコラムの中から100話を選んで
まとめたものなのです。

今日はその中から、ジーンときたお話をご紹介します。

----------



「おばさんのお弁当」 河合 孝治さん

今から36年前のこと。
名古屋市北区で中古車販売業を営む河合孝治さん(41)は、
母親を亡くして父親と二人暮らしをしていた。

それを見かねてか、公団住宅の隣室のおばさんが、
幼稚園に出掛ける前に毎朝お弁当を作って持たせてくれた。
いつも工夫を凝らした内容で、今でも忘れられないという。

後になって父親から聞いた話。
おばさんに食費の代金を持ってお礼に行ったところ、
突然怒り出した。

「私は夫と息子の『ついで』で弁当を作っているだけです。
 だからお金はいりません。
 もしお金を払うのなら作りませんよ!」。

おいしいお弁当は、河合さんが小学校に入学するまで続いたという。

今、従業員のK君と一緒に昼のお弁当を食べている。
河合さんのは奥さんが、K君のは母親が作ってくれたものだ。
K君が「いただきます」を言わずに食べ始めるのが気になっていた。

あのおばさんの事が頭にあり
「家に帰ったら『ありがとう、おいしかったよ』と言いなさい」と話した。

K君は照れくさかったらしいが、
母親にそう言ったところ、大変喜んでくれたという。

以後、K君は食事前に「いただきます」と言うようになった。

河合さんは小学2年の時に引っ越したため、
おばさんの名前を思い出せない。
父親も記憶にないという。
公団住宅も取り壊されてしまった。

「守山区幸心住宅A-36に住んでいた河合です。
 おばさんのおかげで幸せに暮らしています。
 もしご健在でしたらご連絡ください」と河合さん。

ぜひお目にかかってお礼を言いたいと。
かすかな記憶では、ご主人は警察官だったらしい。

(2011.1.16 中日新聞)

【著者からのメッセージ】
 河合さんから頼まれました。
 「ぜひ新聞で人探しをしてほしい」と。
 話を聞いて泣けました。
 これは重大な仕事だぞと、
 ペンを持つてに力が入りました。

 ただ、ただ、
 祈る思いで原稿を書き上げました。

「ようこそ感動指定席へ! 言えなかった「ありがとう」」
(志賀内泰弘 ごま書房新社)より引用


----------

まさにホロリときますね。
このおばさんは、なんて気持ちの良い方なんでしょう。

隣の子どものために毎日お弁当を作ってあげていたなんて…。
しかも、「お金はいらない!」と怒ったなんて…。
感動です。

今は、昔に比べるとご近所の付き合いも薄くなってきたように感じます。

以前は「子どもは地域の宝。みんなで育てる」という意識があって、
隣の子でも自分の子と同じように
叱ったり、遊びに連れていったり…なんてことがありましたが、
最近はあまり聞かないですものね。…さみしいことです。

こういう「親切」…というか、
いい意味での「お節介なおばちゃん」って、私大好きです!
そんなおばちゃんになりたいと思っています。^^

そして、河合さんも素敵ですね。
36年もの間、ずっと気にかけていたんですね。
おばちゃんにきちんと「ありがとう」を言いたいと…。

この本のタイトルは
「ようこそ感動指定席へ!」ですが、
サブタイトルに「言えなかった『ありがとう』」と
ついています。

…まさにこの河合さんの気持ちですね。


…さて、このお話には続きがあります。
…続きはまた明日のお楽しみ!!^^

「ようこそ感動指定席へ! 言えなかった「ありがとう」」




  


Posted by 比田井美恵 at 23:25Comments(1)読みました!

2012年09月03日

衝撃を受けました…

ひとつ前の記事を書きながら、
どうしても紹介したくなった本があります。
それは、
「決定版 生きがいの創造」(飯田史彦 PHP出版)


私は、この本を「鏡の法則」の著者、
野口嘉則さんに教えていただきました。

野口さんが2005年にブログで
「この10年間に読んだ本の中で、最もお勧めしたい本3冊」
を紹介していたのですが、
その中で一番初めに書いてあったのがこの本だったのです。

この本は、まさに「衝撃的」でした。。。
660ページとかなり分厚い本なのですが、
もう、早く次を読みたくて、
かなりの勢いで読破したのを覚えています。

本の内容について書くのは控えますが、
とにかく、
自分の生き方について深く考え。。。
「生き方」についての考えが
ガラッと変わりました。

そして、ものすごく「救われた」気持ちになれたんですね。
自分の生き方はこれでいいんだ、という
明るい気持ちにもなれました。

この本はその後、
ヒダカズの人生の師匠、木下晴弘先生からも
「あの本、読みましたか!?」と聞かれ、
木下先生もやっぱり、ものすごい衝撃を受けたようで、
3人で1時間ほど、この本について、
話しまくったことを覚えています。

この本は、
人生について悩んでいる人や…
自分に自信が持てない人や…
大切な人を失くした経験がある人に
ぜひ読んでほしいと思っています。

この本は、その後「完全版」が出ましたので、
そちらをご紹介しておきますね。

[完全版]生きがいの創造 (PHP文庫) 飯田 史彦



ところで、
野口嘉則さんが紹介してくださった残りの2冊はこちらです。


私は、気になる本があったらとりあえず買うのですが、
1年に一度くらい、不要と思える本は
寄付してしまっています。

でも、これらの本は、
絶対に手放さないと、心に決めています。
そう何度も読み返しているわけではないのですが、
私にとって大切な大切な本なのです。
私にとっての「バイブル」なのです。

2冊とも、以前メルマガでご紹介して、
ものすごく反響があったものです。

「オーケストラ指揮法」は、題名からは想像がつきませんが、
生き方の本です。
特に、リーダー、先生、保護者には
ぜひ読んでほしい本です。

オーケストラ指揮法は、新装版が出ています。

新版 オーケストラ指揮法 すべての心をひとつにするために
高木 善之 総合法令出版



生き方―人間として一番大切なこと
稲盛 和夫 サンマーク出版


どちらも、とても深く
とても心を揺さぶられる本です。

こんな生き方をしたい、
こんなあり方の人間になりたいと
強く強く思わされます。
だから、私にとっての「バイブル」なのです。

野口さんがこの3冊を紹介した時のブログはコチラです。

野口嘉則公式ブログ
知ってよかった「成功者の共通点」!今日の記事は濃いです!


野口さんのブログ、
最近はあまり更新されていませんが、
過去の記事も、まるで宝箱のようですよ!!
本当に感動的で…目からウロコが落ちるような記事が満載です。

このブログをまとめただけで、
本が何冊も書けそうなくらいです。
ぜひ、過去の記事も読んでみてくださいね!


さて、上のほうに私は
要らなくなった本を寄付していると書きましたが、
私がいつも寄付をしているのは、
同じ上田市内にある、
認定NPO法人 侍学園スクオーラ・今人 通称「サムガク」です。

認定NPO法人侍学園スクオーラ・今人 通称「サムガク」



この学校は、長岡秀貴さんが、
資金も、コネも、ノウハウも全くない中、
「生きる力を身につける学校を作りたい!」という
アツイ思いで、たった一人で作った学校です。

要らなくなった本を寄付すると、
その本を中古本として販売して運営資金に回したり、
本の整理や販売に関わることによって、
サムガクの生徒さんに就労の場を与えることにもなるのです。

5冊以上から送料無料となりますので、
全国どこからでも寄付・支援が出来るのです。

「そういえば、そろそろ本棚がいっぱいになってきたなぁ。。。」という
人は、ぜひこの機会に本を整理して、
寄付してみませんか?

…あ、ココロの授業の本は、出さずに
手元に置いておいてもらえると嬉しいです!^^;

↓ 本の寄付の仕方はコチラ
Book to the Future ホントノミライ


そうそう、おかげさまで、
新刊「あなたの人生が変わる奇跡の授業」は
販売初日にアマゾンで在庫切れを起こしました。

発送が遅くなったみなさん、ご迷惑をおかけしました。
今日は入荷されていますので大丈夫ですよ!

予想以上の反響に、こちらもびっくりしています。
また、プレゼント希望のメールもありがとうございます!

「スタッフのために10冊買いました」
「就職活動中の息子にプレゼントします」
「今までの本も持っていますが、もちろん買います!」
。。。などの言葉が並び、本当に嬉しく読ませていただいています。

一人一人お返事もお送りしています。
まだ返事が来ていない人にも、必ずお送りしますので
お待ちくださいね!^^

「あなたの人生が変わる奇跡の授業
 今、一番受けたい”ココロの授業”熱血教室」(三笠書房)


●出版記念プレゼントのお知らせ

 今回、文庫本を買ってくださった方に、
 感謝の気持ちをこめて、プレゼントを贈らせていただきます!

 プレゼント内容は、「ヒダカズの特別動画!」です。
 詳細は決まっていませんが、講演の中で、
 あの我武者羅應援團の秘蔵(未公開)動画も流す予定です。

 本を買ってくださった方は、
 1.お名前  2.ご住所
 3.購入した場所 (アマゾン、楽天、○○県○○市の○○書店 等)

 をご記入の上、件名「文庫本買いました!」で
 kokoro★uejobi.ac.jp までメールしてください。
 (↑★を半角の@に変更してください。迷惑メール対策です)

 ネット購入の場合は、予約注文の段階で
 「買いました!」メールを送ってくださってもOKです。

 締め切りは、9/10(月)です。
 9月末日までに、動画を収録してアップし、
 動画が見られるアドレスをメールでお伝えします。

(携帯電話からメールを送る場合は、
 上記アドレスからのメールを受信できる状態にしておいてください。)

 よろしくお願いします!(^-^*)


  


Posted by 比田井美恵 at 21:32Comments(0)読みました!

2012年02月07日

最近読んだ本5「7つの本気」西田文朗監修

私比田井美恵が入院中に読んだ本シリーズ
第5弾です。

「7つの本気」(西田文朗監修 現代書林)


西田先生は、科学的なメンタルトレーニング指導者としても有名な方です。
2008年北京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボールチームを始め
たくさんのトップアスリートを成功に導いています。

以前から、西田先生のご本は何冊か読んだことがあり、
いつかお話をお聴きしてみたいと思っていました。
昨年の8月8日には、その夢がかない、
西田先生のお話をたっぷり聴くことができたと同時に、
西田先生のもとで学んだ、素晴らしい方々のお話まで
お聴きすることができました。


この本には、その8月8日に西田先生と一緒に
講演をしてくださった方が何人か出てきています。

ちょうど8月8日の夢ケーキプロジェクトは
東日本大震災に関して、今、私達が何をするべきか、
というテーマでいろんなお話があったのですが、
この本は、まさに8月8日を思い起こさせるようなお話ばかりでした。

本の左上には「日本復興支援ブック」と書いてありますが、
この本の印税は東日本大震災の支援のために寄付しているそうです。

西田文朗さんに加えて、
大嶋啓介さん、須田達史さん、清水慎一さん、石崎道裕さん、
小西正行さん、井上敬一さん、大棟耕介さんが
震災に関して、どんな取り組みをしているのか、
どう考えているのかを書いてくださっています。

清水慎一さんは、長野県伊那市の菓匠shimizuを経営しています。


数年前、清水さんの隣町で、
ある家族に悲惨な殺人事件が起こりました。
しかも、子が親を…。

それまで、似たような事件を耳にしても、
どこか遠い街の出来事として考えていた清水さんでしたが、
隣町で起こったこの事件は、
急に身近な問題として胸に迫ってきました。

清水さんは、とても心を痛めます。

「菓子屋という立場の自分にも、
 何かできることはなかったのだろうか?
 あの家族を救うことはできなかったのだろうか?

 …もし事件の数日前、数時間前に
 家族で食卓を囲んでケーキを食べていたら、
 こんな事件は起こらなかったかもしれない」

そう考えた清水さんは、
2006年から「夢ケーキプロジェクト」を始めました。

家族でそれぞれの夢を語り合って
家族の夢を一つのケーキに込めて絵を描いてもらい、
その絵の通りにケーキを作って
無料でプレゼントする、というイベントです。

1人でも多くの人に笑顔になってほしい、
夢は形にできる、ということを伝えたい、
家族団らんの時間を持ってほしい、
という、清水さんのアツい想いが込められているのです。

ポイントは、
「家族それぞれの夢を語り合う」というところにもあります。
このプロジェクトでは、
大人も夢を語るのです。

大人が夢を語って輝いていれば、
子供も夢に向かって輝いていきます。

「大人が変われば子供が変わる
 子供が変われば未来が変わる

 大人が輝けば子供が輝く
 子供が輝けば未来が輝く」

そして、この「夢ケーキプロジェクト」は
全国に広まっています。
東北大震災チャリティーイベントとしても行われ、
清水さんは、被災した各地をまわって、
この夢ケーキプロジェクトをされているのです。

…なんてすばらしい志なんでしょうか。

菓匠shimizu、私も一度だけ訪れたことがあります。
もう、お店に入る前からワクワクしてくるようなたたずまいでした。





お店に入ると、あちこちからあたたかい雰囲気が漂ってきます。
ディスプレイもそうなのですが、
お店のスタッフが、みなさんとても気持ちいいんですね。


ケーキのショーケースの写真を撮りたくて
お店の方に
「このショーケース、写真に撮らせてもらっていいですか?」と
聞いたところ、
こんな答えが返ってきたんです。

「撮ってくださるんですか?
 ありがとうございます!
 よろしくお願いします!」

もちろん、飛びっきりの笑顔で…。
もう、その答えに感動しました。

普通、「撮っていいですか?」と聞いた時の答えは
「いいですよ」ですよね。

「ありがとうございます」ですよ。
スタッフの方が、お店に誇りを持っていて、
お店が大好きだからこそ、出てくる言葉だと感じました。

そしてさらに
「よろしくお願いします」まで…。

私はブログ用によく写真を撮らせてもらうのですが、
「お願いします」と言われたのは初めてでした。
びっくりしましたね~。

謙虚ですよね…。全国からも注目されているお菓子屋さんなのに…。
きっとこれは、本当にお客様を大切に思っているからこそ
出てきた言葉だと思いました。

とても感動してしまいました!



さて、この本の中からもう一人、大棟耕介さん。
テレビでも何度か取り上げられていますので、
ご存知の方もいらっしゃると思います。

大棟さんとも、8月8日の夢ケーキプロジェクトでお会いしました。


大棟耕介さんは、ホスピタルクラウン。
「クラウン」とは、「道化師」のことで、
病院をまわって笑顔を届ける
ホスピタル・クラウンの活動に力を注いでいます。

風船やいろいろな道具を使ってパフォーマンスを披露しますが、
あくまでも、自分は脇役に徹します。
子供たちに皿回しをやってもらったりして、
お客様に主役になってもらい、
笑顔になってもらうのです。
笑いはみんなを元気にします。

今は、被災地の小さな避難所を訪れています。
悲しみと不安でいっぱいになってしまった心に
ほんのちょっとだけでも「笑い」を届けることができれば…
…という思いで活動を続けられているのです。

大棟さんとは、
夢ケーキプロジェクトの後の懇親会で席が近くになったのですが、
彼の気配りぶりにびっくりしました。

大棟さんは、講演者だったのにもかかわらず、
聴講者だった私達のために、
あれこれ気配りをしてくださったんです。

飲み物が減っている人がいないか、
料理に手が届いかない人がいないか、
取り皿はあるかなど…。

常に、気配りされているんです。

「クラウンは、あくまでも脇役、
 お客様が主役」というのを

懇親会の席でもされているようで、
その行動ぶりに感動してしまいました。


話は変わりますが、
その8月8日の夢ケーキプロジェクト、
長野県伊那市で行われました。

その前日にブログで
「明日、このイベントに参加します」と書いたのですが、
その記事に反応して、イベントに参加してくださった
読者の方に会場でお会いしました!

まさか、前日のお知らせで来る人がいるなんて
思ってもみなかったので、とても驚きました!
行動力がありますね~!



もう6か月も前のことになってしまいましたが、
いつか記事にしたいと思っていたので
ちょうど載せることができて良かったです!^^

ほかにも、行動力のある方の話がたくさん載っています。
載せきれないのが残念ですが、
この本の印税は東日本大震災に寄付されるそうなので、
東北地区への応援も兼ねて買ってくれたら嬉しいなと思います。(o^-^o)

「7つの本気」(西田文朗監修 現代書林)


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Posted by 比田井美恵 at 20:48Comments(4)読みました!

2012年02月01日

最近読んだ本4「ビジネス7つの法則」吉田潤喜

私、比田井美恵が入院中に読んだ本を
紹介するシリーズ第4弾です。
(入院中に書いたものです)

「無一文から億万長者となりアメリカンドリームをかなえた
 ヨシダソース創業者ビジネス7つの法則
(吉田潤喜 ディスカヴァー・トゥエンティワン)


京都のごんたくれ(誰の手にも負えない、どうしようもないワル)と
言われていた吉田さんは、
19歳で単身アメリカに渡って「ヨシダソース」を作って大成功し、
「アメリカでイチローの次に有名な日本人」と言われるまでになりました。

この本には、吉田さんの山あり谷ありの人生と
吉田さんの思い、あり方、吉田さんの哲学が
包み隠さず、たくさん書いてあります。

「億万長者」と聞くと、
なんでもかんでもうまくいって、ボロ儲けして…
なんていうイメージがあるかもしれませんが、
そううまくはいきません。

吉田さんは4回破産しかけて、
自らのこめかみにピストル突き付けたこともあるそうです。
「失敗の数なら、誰にも負けない」と言っています。

どのページを開いても感じられるのは、吉田さんの「情熱」。
ものすごくエネルギッシュな本で、
勢いに乗って、一気に読み終えてしまいました。

胸に刺さる言葉がたくさんありました。
というより、すべてのページが
感動と納得の言葉ばかりだったのですが、
その中から、特に心に残ったものをいくつか…。


・成功という言葉は、あまり好きではない。
 言葉自体がというより、
 言葉にまとわりついているイメージが良くないのかもしれない。
 年収何億円、売上高何億円、持ち家の広さは何ヘクタール…
 というように、数字が成功のバロメーターになっていることに
 違和感を覚えてしまうのだ。

 僕の考える成功は、そんなもんじゃない。
 自分の置かれている状況や物事にどれくらい満足しているか。
 基準はあくまでも自分自身。
 人の評価によって決まるような、ちゃちなものではない。

・周りに少々反対されたくらいで意見を引っ込めるのなら、
 悩むだけ時間の無駄だ。

 組織の中にいて自分が決定権を握っていないために、
 意見を押し通すことが難しい場合も当然あるだろう。
 だけど僕はこう思う。
 結局それも、自分次第なのだ。

 心の底からやりたいことなら、
 反対している周りの人間をどうにかして説得してみせようと思うに違いない。
 周りの人間だって、あなたのその熱意に注目しているのだ。

 本当にやりたいかどうか。
 チャンスは自分の心が一番よく知っている。

・「今日はしゃあないから明日にする」という考え方が、
 僕はとても嫌いだ。
 今日のことを明日に回したら、明日やるべきことが明後日に回ってしまう。
 そういうことが繰り返されると、
 人間はずるいもので、やるべきだったことをしらっと忘れて、
 どこかに放置してしまうようになる。


いやぁ、素晴らしい本でした!
感動もしましたし、たくさんの勇気をいただきました!

吉田さんは、とても正直な方なんですね
だからこんなにもに自分をさらけ出せるのだと思います。
その正直さとアツさが吉田さんの魅力なんでしょうね。

この本を書いてくださった吉田さんに、
心から感謝です!

「無一文から億万長者となりアメリカンドリームをかなえた
 ヨシダソース創業者ビジネス7つの法則
(吉田潤喜 ディスカヴァー・トゥエンティワン)



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Posted by 比田井美恵 at 21:56Comments(0)読みました!

2012年01月28日

最近読んだ本3「おむすびの祈り」佐藤初女

私、比田井美恵が入院中に読んだ本シリーズです。
昨日ご紹介した、「ぼくを探しに」と一緒に
東京の友達が送ってきてくれたのです。(感謝!)

「おむすびの祈り」(佐藤初女 集英社文庫)


…この本も、今の私に必要なことが
まさにピンポイントで書いてありました。

今回の病気が大腸だったこともあり、
寝ながら、ずっと今までの食生活を反省していたのです。

食事は大切だと思っているので、
コンビニのお弁当やファストフードはできるだけ避けて
(特に息子には食べさせないようにして)
毎朝・夜と必ず野菜たっぷりのお味噌汁を飲むようにしてはいたのですが、

ここ半月くらい、忙しさにかまけて
料理数も少なかったし、野菜が不足してたなぁ~
と思っていたのです。

そこにこの本が届いて…
感動しました。初女さんの丁寧な生き方に。
食事に関しても、
本当に手間を惜しまず、
素材ひとつひとつの命を大事にして、
語りかけるように料理をされているんですね…。

だから、初女さんが作った
梅干しのおにぎりを食べて
自殺を踏みとどまったりする人がいるんですね…。


心をこめて、手間をかけて、
生物の命を大事にしながらつくる料理…
料理は何も言わないけれど、
その料理に込められた初女さんの思いが
ちゃんとメッセージとして伝わるんですね。


1ページ目は、こんな言葉で始まりました。

「私、”面倒くさい”っていうのがいちばん嫌なんです。
 ある線までは誰でもやること。
 そこを一歩越えるか越えないかで、
 人の心に響いたり響かなかったりすると思うので、
 このへんでいいだろうというところを一歩、もう一歩越えて。

 ですから、お手伝いいただいて、
 『面倒くさいからこのくらいでいいんじゃない』っていわれると
 とても寂しく感じるのです。」

もう、1行目から衝撃的でした。
私達の子育てのこだわりに「悪い言葉を使わない」があります。
息子が悪い言葉を使おうものなら、その場で逃さずに
「寛太、今、何て言った?」と聞いて直させます。

「悪い言葉」のひとつに「面倒くさい」があります。
だけど、ちょうど入院する数日前、
私が「面倒くさいなぁ~…」と
つぶやいてしまったんですね。
(心にゆとりがなかったので、
 つい、出てしまったのです…反省。)

…そしたら寛太はすぐに
「お母さん、今、何て言った?」と聞いてきて…
もちろん、謝りました。
自分でも、子供の前でそんな言葉を使ってしまったことを
反省しました。

だから、この一文にドキッとしてしまったのです。

この本は、料理の本ではないのですが、
すべてに対して、心をこめて生きている初女さんの生活の中から
特に料理に対する部分が私の心に響きました。
初女さんは、本当に丁寧な生き方をしています。

「丁寧に生きる」というのは、
「ひとつひとつに心をこめる」ということなんですね。
初女さんの本を読んで、そんな風に感じました。

「丁寧な生き方」は、私が最も憧れている生き方です。
「丁寧な生き方をしていますね」というのは、
私の女性に対する最上級の誉め言葉なのです。

私の身近にも、
「本当に丁寧な生き方をしているなぁ…」
と思う女性が何人かいます。

1人は、以前の同僚。このブログにも以前書きました。

2人目は、私の義母。
義母の作ったおにぎりは最高です。
同じご飯で、二人で一緒に作っても、
義母が握ったものの方がおいしいんです。
味が違うんですよね。。。

そしてもう1人が、この本を送ってくれた女性です。
3人とも、素敵な感性を持っていて大好きなんです。

だから、彼女がこの本を送ってくれたことに
とても納得しましたし、
彼女が私のために選んでくれた、彼女の思いが加わったこの本は、
私にとっても特別な本になりました。

退院したら、義両親が心をこめて作ってくれた
無農薬の新鮮な野菜たちを使って、
たくさん料理を作りたいなぁ…と思いました。

このタイミングで
この本を送ってくれた友達に、本当に感謝です!
ありがとう!!

「おむすびの祈り」(佐藤初女 集英社文庫)



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Posted by 比田井美恵 at 13:30Comments(1)読みました!

2012年01月27日

最近読んだ本2「ぼくを探しに」シルヴァスタイン

私、比田井美恵が、
先月9日間ほど入院していた間に読んだ本を
少しずつ紹介したいと思います。

退院直前にパソコンに書いていたものです。

----------

私の大切な友達が、入院を知って、
東京からわざわざ本を送ってくれました。

「ぼくを探しに」(シルヴァスタイン作 倉橋由美子訳 講談社)
「ノーザンライツ」(星野道夫 新潮文庫)
「おむすびの祈り」(佐藤初女 集英社文庫)



「ぼくを探しに」(シルヴァスタイン作 倉橋由美子訳 講談社)の
表紙の折り返し部分にこんな言葉が書いてあります。

「さあ どうぞ
 シルヴァスタインの不思議世界へ
 倉橋由美子が ご案内します!

 何かが足りない
 それでぼくは楽しくない
 足りないかけらを
 探しに行く

 ころがりながら
 ぼくは歌う
 『ぼくはかけらを探してる
  足りないかけらを探してる
  ラッタッタ さあ行くぞ
  足りないかけらを…』」



…いろいろと考えさせられる絵本でした。
表紙の絵のようにシンプルな感じで
最後まで進むのですが、
いろいろと考えさせられます。

とても大切なことを教えてくれている…という
感じがしました。
なんだか、深いんです。
大人向けの絵本という感じがします。

このタイミングで
この本を送ってくれた友達に
本当に感謝したいと思いました。


今まで、毎日
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と、
休みの日でもメルマガやブログを書いたり、
自宅でも夜遅くまで仕事をしたりしていました。

それ自体がすべていけない、とは思っていませんが、
ちょうど入院する前の半月間は、
ちょっと心にゆとりがなくなっているなぁ…と感じていた時でした。

だから、病気になった時
「あぁ、あんな心の状態だったから、
 病気にもなるんだよな…」と
すぐに思いました。

大切なものを見失っていた気がします。

この絵本は、ものすごくいろんなことを
伝えようとしていると思うのですが
私は、その中から、

「そんなに急いで行こうとしなくてもいいんだよ。
 完璧を目指さなくていいんだよ。
 そんなことしてると、大切なことを見落としちゃうよ」

というメッセージを強く感じたのです。
(本の中に、そんな言葉が書いてあるのではないのですが)

まさに、いまの私に必要なメッセージだと
受け止めました。

この本はほかにもいろんなことを伝えようとしてくれています。
とても奥が深いと感じました。
3回、読んだのですが、
また読み返してみたいと思います。

「ぼくを探しに」(シルヴァスタイン作 倉橋由美子訳 講談社)



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Posted by 比田井美恵 at 22:40Comments(4)読みました!

2012年01月26日

最近読んだ本1「光」土居伸光

今日は記事を書く時間が取れなかったので、
以前、書いておいた物をアップしておきたいと思います。

私比田井美恵が、
先月9日間ほど入院していた間に読んだ本のご紹介です。
文章は、退院直前に病室で入力していたものです。

「光」(土居伸光 光文社)

この本は、よく講演会に来てくださる廣瀬さんが
送ってきてくださったものです。

私が入院したと聞いて、
わざわざ東京の書店「読書のすすめ」に行って、
私のために、店長の清水克衛さんに選んでいただいたそうです。

清水さんのありがたいサインと、
カードが入っていました!


廣瀬さんと、清水克衛さんの2人の思いが乗った本…。
それだけでも、ありがたくて、読むのが楽しみで
最初から、ワクワクしながら読み始めました。

…感動しました。
ものすごく大切なことがたくさん書いてありました!

本の帯には、

「テーマ競作 死様(しにざま)
 最期のあり方を考えると、
 今の生き方が見えてくる。」

と書いてあります。

「死様」というテーマで、
6人の作家が小説を書いていて、
そのうちの一冊、ということのようです。

帯には、こんな言葉も…。

「彼は、妻を亡くしたのちに
 身に起きたことを明かし、生きるのが楽になったと語る。
 男が手に入れたと言う、四つの「心のフィルター」とは。」


この本には、生きるのが楽になった彼の
「心のあり方」について、深く掘り下げて書いてあります。

感銘するところはたくさんありました。

そのひとつに、
「被害者意識を持たない」という言葉がありました。

被害者意識を持つようになると、自然と
「ラ行の受身形」を多用するようになります。

「ラ行の受身形」とは、
「叱られた」「残業を命じられた」「傷つけられた」「責められた」
という言い方です。

これを多用していると、問題が解決できなかった時に
さらに被害者意識がどんどん高まって、
相手に対して「仕返しをしたい」という気持ちになってしまいます。

そしてそれがたまっていって、爆発すると、
相手に暴言を吐いたりして、今度は逆に加害者になってしまう…
というように、「ラ行の受身形」は、対立を生みだす力を持っている…

そうならないためには、
「ラ行の受身形」の言葉を、心の中でもいいので、
「叱っていただいた」「残業を命じていただいた」
と言い換えることが大事と書いてありました。

確かに、そう言うだけで、心の持ちようが全く変わってきます。
とても謙虚な気持ちになれますよね。

変にへりくだる必要はないと思いますが、
自分の中で、誰かに対する
「不満」「怒り」「憎しみ」がわき起こってきた時に、
そんな風に言い換えてみたら、
それだけでも、ざわめいていた心が
落ち着いていく気がします。

すぐに実践するのは難しいかもしれませんが、
こういう考え方もあるんだ、と知ることができただけでも
ものすごく得をしたような気になりました。

「○○された」と考えてしまった時に、
この本のことを思い出して、
心の中で言い替えるようにしたいと思います。

この本には、この「被害者意識を持たない」に関しても
深く書いてありますし、
それ以外にも、書きとめたい言葉がたくさんありました。

最後の方は具体例も出てきてさらにわかりやすく…
自分の行動や自分の考え方を反省させられました。

いい本でした。
またじっくり読み返したいと思います。
心が浄化されたような気持ちです。
土居さんが、
私のために書いてくれたんじゃないかと思えるような本でした。


このタイミングで、
この本と出会わせてくださった
廣瀬さんと清水さんに、心から感謝です!

私もこの本を誰かにプレゼントしたくなりました!
たくさんの人におススメしたいと思います。

↓アマゾンでの購入はコチラ
「光」(土居伸光 光文社)


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Posted by 比田井美恵 at 22:19Comments(0)読みました!

2011年08月23日

ある嫁と姑の物語…

先日、「読むだけで人生がうまくいく48の物語」という本を読みました。


著者は中井俊已さんです。
中井さんは、メルマガ「心の糧・きっとよくなるいい言葉!」を発行しています。

私が愛読&必ず熟読している、数少ないメルマガの一つです。
いつも、心がホッと温かくなったり
ジーンと来たりするような、
素敵なお話をしてくださるのです。

私は、
いつも、読者のことを考えてくださっている、
中井さんの人柄あふれるメルマガが大好きなのです。

この本は、そのメルマガの中から、
まさに「珠玉の話」を集めてくださいました!

この本を手にした時、
「私の好きだったあの話は載っているかな??」と
ワクワクしながら読ませていただきました。

私の好きな「泥かぶら」の話もありました。
(以前、このブログにも載せたことがありました。
 泥かぶら 中井俊已さんのメルマガより
(注:書籍には、加筆修正して掲載されています))

そのほかにもたくさんたくさんいいお話があって、
どれを紹介しようかなぁ…と、付箋をつけながら読んでいたら
こんな風になってしまいました!


…こんなにたくさんは載せきれないので、
その中から一つ、引用させていただきます。

----------

「感謝に勝る良薬なし」
 …ある嫁と姑の物語

昔、仲の悪い嫁と姑がいました。
姑は、病気がちでいつも機嫌が悪く、事あるごとに嫁をいびります。

「うちの嫁は、要領が悪くて、怠け者で・・・」
と、本人に聞こえるように言うだけでなく、近所や親戚にも言いふらします。

夫は、嫁の前では、
「お母さんは言い過ぎじゃないか」とは言うものの、
病気の母親の前に出ると口答えのできない人です。
 
嫁は姑にいびられるたびに、いい嫁になろうと努力します。
しかし、いくら努力しても、陰湿ないじめをやめない姑に
次第に憎しみを募らせていきます。
ついには、いっそ姑が消えていなくなればよいと思うほどになりました。
そんな暗い思いを持つ自分に、嫁はまた苦しみました。


そこで、あるとき、信頼できる僧に自分の悩みを打ち明けます。
するとその僧は、こう言いました。

「そうか、ではお前の望みを叶えてやろう。簡単なことだ。
 この薬を姑の食事に少しずつ混ぜるのだ。
 すると、姑の体はだんだん弱まっていき、
 一月もすると消えてなくなるじゃろう」

嫁は驚きました。

「…つまり、一月で死ぬということですか?」

僧は平然としていました。

「人は皆、死に向かっておる。
 いずれ誰でも老衰する。
 ただそれを早めるだけのことじゃ」

「でも…」

「ただし、この薬を使うにあたって一つ条件がある。
 この薬を入れた食事は多少味が悪くなる。
 姑に気持ちよく食べてもらうためには、
 食事を出すごとに、何でもいいから感謝の言葉を述べるのだ」

「感謝の言葉でございますか?」
 
嫁は食事に薬を混ぜるよりも、
姑に感謝の言葉を口にする方がずっと難しいような気がしました。
  

家に帰ると、
「どこで油を売っておったのか、お前はいつも帰りが遅い、グズで要領が悪い」
などと、姑から罵詈雑言を浴びせられました。

「申し訳ありません」

嫁は頭を畳につけて謝ると、台所に駆け込み、
涙ながらに、食事の支度にとりかかりました。

そして、良心の呵責を覚えながらも、
僧からもらった薬を少しだけ混ぜて姑の前に出しました。
僧から言われたとおり、何か感謝の言葉を口にしなければなりません。

「お母さん・・・」

「ふん、なんだい、また同じようなおかずか。お前は料理が一向に上達せんの」

「はい、ありがとうございます」

「何? なんだって・・・」
 
「ありがとうございます」

「どういうことだ」

「わたしは、本当に料理が下手です。
 ですから、お母さんがわたしの下手な料理でも
 食べてくださるだけで、ありがたく思うんです」

姑はちょっと不思議そうな顔をしましたが、
黙って料理に箸をつけました。

そして、黙々と食べると
箸を置く前に一言つぶやきました。

「今日の料理、ちっとはうまかったぞ」

嫁は驚きました。 
なぜなら、はじめて姑にほめられたからです。

 
そんなことがあっても、
これまで積もりに積もった姑に対する憎しみが消えるはずはありません。

嫁は僧が言ったとおり、料理に少しずつ薬を混ぜ、
姑に毎回必ず感謝の言葉を言うようにしました。

 お母さんに、味噌汁の作り方を教えてもらったこと。
 お母さんに、掃除の仕方を教えてもらったこと。
 お母さんに、裁縫のコツを教えてもらったこと。

自分はまだ十分にできないが、感謝していると繰り返し伝えました。

お母さんから言われてきた数々の叱責の言葉も、
自分の励ましにしていきたいと感謝しました。

嫁は、はじめは心にもない言葉を並べているように思えました。
しかし、毎日、感謝の言葉を口にするたびに、
自分の心が次第にほぐれていくのが不思議でした。


そうしているうちに、
姑の嫁に対する態度が明らかに変わっていきました。
嫁を見るときの顔が柔和になってきました。
それどころか、陰で、嫁のことを誉めることもありました。

夫には「お前はいい嫁をもらった」と言い、
近所や親戚には「うちの嫁は息子が選んだだけあって、できた女だ」
と自慢するようにもなったのです。
それに応じて、嫁は姑に対する憎しみは薄らいでいきます。

それどころか、病気がちで
立つことも歩くこともできない姑の身になってみると、
これまでの自分に
細やかな愛情が足りなかったのだと気づかされました。


嫁の心に、次第に激しい後悔の念が湧き上がります。
私は、あの姑を体よく老衰したように見せかけ、
毒殺しようとしている。

なんという恐ろしいことだ。
なんという罪なことだ。

いたたまれなくなった嫁は、僧のところ駆け込みます。
そして、泣きながらに訴えます。

「お坊さま、私の間違いでした。
 私は、なんと罪深い女でしょう。
 どうかどうかお許しください。
 お坊さま、ともかくお母さんを死なせたくありません。
 どうか、あの毒を消す薬をください。
 お願いいたします。 お願いいたします」


泣いて頼む嫁に、僧は言いました。

「案じるな。
 あれはただ海草を粉にしたものだ。
 毒ではない。
  
 毒を消す薬、と申したな。
 覚えておきなさい。

 心の毒は、感謝することで消えるものじゃ。
  
 どうやらお前の心にあった毒は、
 もうすっかり消えてしまったようだな」


◆ ◆ ◆


感謝の心は人間関係を良好にし、心を浄化していきます。
「ありがとう」「ありがとうございます」
と、口に出して伝えることが、
自分にとっても相手にとっても良いことです。

相手の態度が変わっていくことがあっても、
実際にはそう簡単ではないでしょう。

でも、いいのです。
自分は確実に変わっていきます。

いっそう安らかな幸せな気持ちを、
取り戻せるようになっていきます。

(読むだけで人生がうまくいく48の物語 著:中井俊已 成美堂出版)

----------

…いかがでしたか。
とても大切なことを教えてくれていますね。
このお話自体もいいのですが、
私は最後の中井先生のまとめの言葉にさらに感動しました。

>相手の態度が変わっていくことがあっても、
>実際にはそう簡単ではないでしょう。

>でも、いいのです。
>自分は確実に変わっていきます。

>いっそう安らかな幸せな気持ちを、
>取り戻せるようになっていきます。


…見返りを期待したり、
相手が変わるんじゃないかと、心待ちにしたりしていると、
いくら「感謝」の気持ちを持っているつもりでも、
その「感謝」の気持ちそのものが、
どんどん色あせていってしまうことでしょう。

だけど、感謝することによって、
変わった自分に気づき、
自分が安らかな気持ちになったことを嬉しく思えれば、
「ありがとう」と言わせていただける
相手の存在そのものがありがたいですよね…。

ホント、大切なことを教えてもらいました。

こんな感じで、この本には48ものお話が詰まっています!

読みながら、
自分の「あり方」を見つめ直し…
いろんな方々の志の素晴らしさに感動して勇気づけられ…
心地よい涙と清涼感とともに、この本を読み終えました。

心が少し弱っている人にや、悩んでいる人に、
プレゼントしたい一冊ができました!

この本を世に出してくださった中井さんに、
ありがとうと伝えたいです。
中井さん、ありがとうございました!

↓ アマゾンでの購入はコチラ!
「読むだけで人生がうまくいく48の物語」著:中井俊已 成美堂出版


そうそう、8月31日まで、特別プレゼントキャンペーン
「与える人は与えられる」を行っているそうです!

『読むだけで「人生がうまくいく」48の物語』をご購入され、
まわりの人にプレゼントしてくださった方には、
中井さんからのお礼のしるしとして、
プレゼントをくださるそうです!

PDF版『ハッピーになる心のレッスン ~あなたが幸せになれる48のヒント~』
(A4 52頁 非売品)です。

これは、月刊紙「プチ紳士からの手紙」
に中井さんが連載しているエッセーを48、選んだものです。

文庫本で524円(+税)とお安いことですし(アマゾンなら送料無料ですし)
特典もありますので、
上の文章を読んでジーン…と来た方はぜひどうぞ!

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タグ :中井俊已


Posted by 比田井美恵 at 17:42Comments(2)読みました!

2011年05月22日

仕事着姿が一番かっこよかった

以前、大好評だった
「日本一心を揺るがす新聞の社説」ですが、

「日本一心を揺るがす新聞の社説」(水谷もりひと著 ごま書房新社)



たくさんの方々から
「早く2冊目も出して!!」との要望が多かったらしく…
もう2冊目が出ました!

これです!

「日本一心を揺るがす新聞の社説2」


またしても、いい話が満載でした!

ひとつ、ご紹介しますね。

----------

 「仕事着姿が一番かっこよかった」

以前、成人式の会場でステージに上がって暴れたり、
会場の外で酒を飲んだり、
式の間中ずっとおしゃべりをしている新成人が大きな社会問題になった。

そこで宮崎市は、数年前から会場を新成人の出身中学校に変え、
さらに地域の人たちによる手作りの成人式にしようということになった。
(中略)

会場にクロネコヤマトの仕事着の若者が入ってきた。
一日休むとトラック一台分の荷物の配達が一日遅れる。

人手も足りず、仕事を休むことができなかったということで、
彼は配達の途中で式典の会場に立ち寄ったとのことだった。

受付の人が
「住所を書いてください。最後に記念写真を撮って送りますから」と言うと、
「いやぁ、この格好だから記念写真は結構です」と断った。
そのとき、受付の女性が言った。

「何を言ってるのよ! あなたが一番かっこいいですよ」

よくぞ言ってくれたと思う。
そして、「あの子は聴く姿勢もよかったですよ」と話していた。

出来上がってきた記念写真を見た。
左隅に写っていた緑色のジャンパー姿の若者が、
誰よりも誰よりもかっこよかった。

----------

この記事は、「みやざき中央新聞」に載って来た時、
ものすごく感動した話のひとつです。

2冊目が出ると聞いたとき、
「あの話が載っていたらいいな…」と思っていたので、
今回セレクトされた社説の中に入っていて
とても嬉しかったです!

それから、ウエジョビと佐藤芳直さんの話を載せてくれた社説も
セレクトされていました。

この本は、今まで20年間、「みやざき中央新聞」に、
毎週書き続けていた水谷さんの社説の中からセレクトされて
掲載されています。

まさに選りすぐりの話、という感じです!
他にも、思わず涙してしまう話がたくさんありました。

ぜひ読んでみてくださいね!

↓ アマゾンでの購入はこちら
「日本一心を揺るがす新聞の社説2」

↓ みやざき中央新聞のお申込み、見本誌の無料送付はこちら

みやざき中央新聞のお申込みはコチラから
1ヶ月間、無料で見本紙を送ってくれます。

さて、今回の出版を記念して、
東京で水谷さんの講演があります!
そして、ヒダカズもお話しさせていただくことになりました!

1.日時 2011年6月5日(日)
     受付13:00~ 講演&サイン会 13:30~16:00

2.場所 TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター
     (部屋は未定)

3.定員 100名 残席30(5月20日時点)

4.入場料 3,000円
      団体割引(2名様以上)1人2,500円
      当日会場にて集金します

13:30~16:00の2時間半の中で
水谷もりひと氏とヒダカズの講演があります。

お申込み、詳細はこちらから
ごま書房新社 ホームページ

関東近県の方、ぜひお越しくださいね!


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「26-心のホームルーム」
「27-嬉しい再会!」です。


【一般参加可能なヒダカズの講演会】

■5/25(水)19:30~21:00/上田市西部公民館大ホール/入場無料/青少年育成西部・塩尻地区市民会議0268-27-7544
■6/5(日)13:30~16:00/TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター/入場料3,000円/ごま書房新社03-3865-8641
■6/12(日)13:00~15:00/東京都大田区入新井集会場/入場料4,000円/日本イーブック教育事業部MAGIC 03-6410-9040 info@with-magic.jp (担当:南、稲森)

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Posted by 比田井美恵 at 13:44Comments(2)読みました!

2011年04月30日

人が燃えなければ組織も燃えない

以前読んで、いつかご紹介しようと思っていた本のうちの一冊です。



 「日本一勝ち続けた男の勝利哲学」
 能代工バスケットボール部前監督 加藤廣志 (幻冬舎)

バスケットボールに携わったことのある人や興味のある人なら
秋田県の「能代工業高校」と聞けば、ピンと来ることでしょう。
バスケットボール会のまさに「名門」です。
日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太選手も能代工出身です。

そして、以前は無名だった能代工業高校を、
高校バスケ界の王者にした立役者が加藤廣志先生。

加藤先生は、バスケ部監督に在任中の
30年間で、インターハイ7連覇を含む
計33回の全国制覇を達成しました。
(現在はご退職されています。)

初めのページは、こんな言葉で始まります。



----------

 指導者は燃えるような熱い情熱がなければ駄目だ

 「組織は人で成り立つもの。人が燃えなければ組織も燃えない。
  リーダーが燃えるような熱い情熱を持ち、
  その熱意を組織にいきわたらせることで初めて、
  目標に到達することができるのだ。

  目標に向かってまい進するために最も必要なことは、
  指導者自らが夢の実現を強くねがうことなのである。」

 「日本一勝ち続けた男の勝利哲学」
 (著:加藤廣志 出版:幻冬舎) より引用

----------

加藤先生は、高校生時代、能代工のバスケ部でした。
3年生のとき、恩師から

 「加藤、お前は大学へ行け。
  バスケットを勉強してもう一度母校へ帰って来い」

と言われ、バスケ部の監督になります。

大学時代から指導者としての理想像を描いていた加藤先生。
初めての全国高校総体でも、もちろん県大会優勝を
宣言して挑みました。

…が、結果は準決勝敗退。

毎日のように「どうしたら強くなれるか」を考えていた加藤先生は、
数ヵ月後、当時インターハイを連覇していた
中大杉並高校の監督に電話をし、
いきなり生徒と一緒に、合宿に参加させてもらうことになりました。

そこではっきりわかった、能代工の長所…。
それは、「ルーズボールの支配」。

ルーズボールとは、「こぼれ球」のこと。
例えば、何かのミスでパスが通らず、
ポンポンと弾みながら、今にもコートから出てしまいそうなボール…

能代工の生徒達は、
そんなボールを、最後まであきらめずに追いかけ、
自分達のものにすることができたのです。

それから、「スタミナ」と「粘り強さ」。

これらの長所を武器に、
加藤先生は能代工のプレイスタイルをイメージしていきます。

そして、4年目には秋田県で優勝し、
インターハイへの切符を手にすることができたのです。

加藤先生のバスケの指導は
技術的なことの前に、まずは「しつけ」の部分を大切にしています。

遠征先でも、大会準備中の会場に顔を出し、
できる限りのお手伝いをします。
宿泊先では早起きをして散歩をし、朝食をキレイに平らげます。
食器もきれいに片付け、「おいしかったです」とお礼を言います。

「能代工の生徒達は実に気持ちがいい」と、
いつの間にか能代工の応援団が増えていくのです。

これは地元でも一緒です。
近所の人たちにもあいさつをします。
高校のほかの部…例えば、吹奏楽部の発表会があれば、
練習後にかけつけて盛り上げます。
文化祭でも、クラスの出し物には協力します。

すると自然と、学校全体が一体化していくのです。


あるとき、加藤先生は大病を患います。
半年間、コートを離れた後に、復帰。

半年ぶりに練習を見て愕然とした加藤先生は、
生徒を集めて言います。

「この練習は以前と全く違うよ」

ところが、生徒達はいっせいに反発の表情を浮かべます。

キャプテンでさえ、
「先生、いったいどこが違うんですか。
 半年前に先生が置いていったメニューを
 そのままやっているじゃないですか」

…加藤先生はあふれる涙もそのままに叫びました。

「君達は、自分達のどこが違うのか本当にわからないのか!」

変わってしまっていたのは、
彼らのプレーに対する姿勢でした。

開け放ってある扉から、ルーズボールが校庭まで出て行ってしまったとき、
以前の彼らなら、お互いにもつれ合いながら
必死になって、ボールを取りにいっていました。

ところが、今、ボールを取りに行くのは必ず1,2年生。

「君たち、バスケットで何が一番大切か知っているか? ボールだよ。
 ボールを失った瞬間に吹っ飛んでいって、コートの中に持ってくる、
 それが練習の一番大事なことだったじゃないか。」

変わったのはそれだけではありませんでした。

練習に一番にコートにあがるのは、今は1年生。次が2年生。
彼らがモップがけなどをしてコートが仕上がった頃に
悠然と3年生がやってくるのです。

以前は違いました。
一刻も早くコートに上がって、
少しでも早く練習したい…
ライバルより遅れてコートに入れば、相手に遅れを取ってしまう、という
緊迫感がコートにはあったのです。

「コートに入った瞬間、そこから練習に入っていく姿勢が大事」
…と、加藤先生は書いていました。

(「日本一勝ち続けた男の勝利哲学」
 (著:加藤廣志 出版:幻冬舎) より要約)

----------

私は、中学、高校、大学とバスケットボールをしていました。
もちろん、能代工のことは知っていました。
ただ、あまりにも遠すぎる存在で、
能代工について、何かを考えるということもありませんでしたが、
やっぱり、全国制覇をする学校は違いますね。

考え方、加藤先生の本気さ…情熱。
…教師としても、人間としても
勉強になることばかりでした。

…結局は、物事に対する「姿勢」「あり方」が
一番大事なんですね。


…この本には、もちろん、バスケの試合のことや
プレイスタイルのことも出てきます。
もしかしたら、バスケを知らない人にとっては
少し専門用語(「ルーズボール」「オールコートディフェンス」など)
があって、「?」と思う部分もあるかもしれませんが、

それ以上に学ぶことの多い本です。

加藤先生がどんな風に「人」を育ててきたかという部分は
とても興味深かったです。

特に、レギュラー以外の選手達への
心配りや、チーム全体の方針など
本当に勉強なりました。

ぜひ読んでほしい一冊です。

 「日本一勝ち続けた男の勝利哲学」
 能代工バスケットボール部前監督 加藤廣志 (幻冬舎) 560円



【一般参加可能なヒダカズの講演会】

■5/14(土)10:30~12:00/飯田文化会館大ホール/入場無料/下伊那教育会 飯田市立丸山小学校(北澤先生)0265-22-0580
■5/20(金)13:00~14:10/小諸高等学校/入場無料/小諸高校PTA係 小林先生0267-22-0216
■5/21(土)14:15~15:45/岩村田高校/入場無料/岩村田高校PTA係 甘利先生0267-67-2439
■5/25(水)19:30~21:00/上田市西部公民館大ホール/入場無料/青少年育成西部・塩尻地区市民会議0268-27-7544
■6/12(日)13:00~15:00/東京都大田区入新井集会場/入場料4,000円/日本イーブック教育事業部MAGIC 03-6410-9040 info@with-magic.jp (担当:南、稲森)

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Posted by 比田井美恵 at 21:20Comments(0)読みました!

2011年04月18日

「涙」と「感動」が幸運を呼ぶ

矢島実先生が本を出されました。
「「涙」と「感動」が幸運を呼ぶ」です。



その中に、「私が一番受けたいココロの授業」と、
「私が一番受けたいココロの授業 講演編」
の中から、2つの話を載せてくださいました。

ありがたいことです!

本の中には、矢島さん自身の体験談が載っていました。

----------

矢島さんは、小学生の頃、ひどいイジメにあっていました。
いつも強がっていたので、
親にも「助けて」なんて口が裂けても言えませんでした。
その代わりに言えた言葉は、
母親には「バカヤロー」
父親のことは無視。

とにかく寂しくて孤独でした。

中学生になってからも
他校の生徒とケンカをしたり、
パトカーに乗せられるようなこともしていました。

誰かに振り向いてほしかったのでしょう。

一緒にいる仲間はほんの少し。
しかもワルだけでした。

中学2年のとき、
担任の先生は、矢島さんたちのことを心配して、
「毎朝、少し早く来て先生と一緒に勉強をしよう」と言ってくれました。

最初は興味半分で行っていた矢島さんたちでしたが、
やがてみんな行かなくなりました。

そんなある日、先生が矢島さんたちを本屋に連れて行ってくれました。

「難しい問題集じゃなくて、
 自分達が好きで、できそうな問題集を、好きなだけ買え。
 お金は先生が出すから」

矢島さんたちは、できるだけ簡単そうな問題集を探し、
一人2、3冊ずつ買いました。

しかし、数日後、
矢島さんはその問題集を捨ててしまいました。
やっぱり勉強はやりたくなかったのです。

しばらくして、
そんな矢島さんたちを見かねた先生は、
先生の家に誘ってくれました。

仲間達と一緒に先生の家に行った矢島さんは、
家の前に立った瞬間、
立ちすくんでしまいます。

あれだけたくさんの問題集を買ってくれた
先生の家が、
古くてぼろいアパートだったのです。

先生は奥さんと赤ちゃんと3人で、
古くて小さな部屋に住んでいたのです。
贅沢にはほど遠い家でした。

こたつの上には、
矢島さんたちのために一生懸命に作ってくれた
豪華な料理がありました。

矢島さんは、ハンマーでたたかれたように苦しくなりました。

 こんなに生活を切り詰めてやっている先生が、
 自分達のために、たくさんの問題集を買ってくれた…。

 奥さんや赤ちゃんには質素な暮らしをさせておいて、
 やるかやらないかもわからない
 自分達のために、無理して問題集を買ってくれた…。

 なのに、自分は、その問題集に全く手をつけることもなく、
 非情にも捨てたのだ…。

とめどなく涙があふれてきました。
矢島さんはいそいで先生の家をでました。

申し訳なくて、
苦しくて、その家にいられなかったのです。

帰り道、矢島さんは、走って本屋さんに行きました。
先生と一緒に行った、あの本屋さんです。
そして、先生が買ってくれたのと同じ問題集を
自分のお金で買いました。

それから毎朝、
先生の待つ教室に通うようになったのです。

矢島さんは、どんどん勉強ができるようになり、
生まれてはじめて、勉強を楽しいと思えるようになったのです。

矢島さんは気づきました。

 「ダメな人間でも、信じてくれる人がいれば大丈夫」

----------

感動しました。
素晴らしい先生との出逢いがあったんですね。。。

本の帯には、こう書いてあります。

  2万人が涙した感動のストーリー集

 「この本を読んで流れる涙は、
  あなたをさらに幸せにしてくれるでしょう」

 ベストセラー「涙の数だけ大きくなれる」著者 木下晴弘


本の目次と本文30ページほどが公開されています!
↓コチラです!(PDFです)

 目次と本文ためし読み

また、本を購入された方には、
動画やサイン色紙プレゼント、
講演DVDプレゼントなど、
様々な特典があるようです。

詳しくはコチラをどうぞ。

 特別購入キャンペーン

アマゾンでの購入は↓コチラです。

 「涙」と「感動」が幸運を呼ぶ (著:矢島実 出版:ごま書房新社)


また、出版記念講演が
5/15(日)に、東京で行われますが
特別ゲストに! 木下晴弘さんがいらっしゃるそうです!
こちらもぜひどうぞ!

 日時 5月15日(日)
     講演&サイン会 13:30~16:00

 場所 東京駅すぐ「TKP東京駅ビジネスセンター」

 受講料 3,000円
      2名以上で申し込むと、一人2,500円になります。

 ↓詳細、お申込みこちら

 矢島実 出版記念講演

それにしても、
ヒダカズの話が他の方の本に載っているなんて
とても嬉しいですし、不思議な感じがします!
ありがたいことです。(^-^*)


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ウエジョビの日常。─校長ブログ─
今日の記事は 「あの子の力を引き出して下さい」です。


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タグ :矢島実


Posted by 比田井美恵 at 22:38Comments(2)読みました!

2011年03月17日

あなたの心はどんな形ですか

ステキな詩に出会いました。

----------

 「行為の意味」

━━ あなたの<こころ>はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか

確かに<こころ>はだれにも見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸に中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
<心>も<思い>も 初めて美しく生きる

━━ それは人が人として生きることだ


(「行為の意味 青春前期のきみたちに」
 著者:宮澤章二 出版:ごま書房新社)


----------

日本人は、どちらかと言うと「シャイ」で、
あまり派手に感情表現をしない民族だと思うのですが、

…今、この大震災という国難に遭って、
いろんなところで、
人の「こころ」や「思い」が
いろんな形で表現されているような気がします。

義援金やボランティアや
その他ブログやツィッターでも…
たくさんの人達の
行動や発言を目にすると
「今、日本人は、みんな同じ気持ちなんだ!」
と思えるんです。

まさに、
「こころづかい」や
「思いやり」が、目に見えるんですね。

日本が、ひとつにまとまっているような気がするんです。
思いは一緒、という気がするんです。

この詩を読んで、
また改めてしみじみと考えてしまいました。


…この詩、今放映されている
AC(日本公共広告機構)のCMの中でも使われています。



…いいCMですね。ジーン…と来ます。

詩の中の、

「あたたかい心が あたたかい行為になり
 やさしい思いが やさしい行為になるとき
 <心>も<思い>も 初めて美しく生きる

 ━━ それは人が人として生きることだ 」

の言葉が心に響きます。
今、きっと日本人はみんな、
人として生きているんですね。

…ありがたいことです。

宮澤さんの本、今、アマゾンランキングで見たら6位でした。
きっと、たくさんの方がこのCMを見て、
この本を買っているのでしょう。

日本人達が今、
こういう思いを求めていたり、
こういう思いでいる、
という証拠なんでしょうね。

震災のことで、まだまだせつない思いでいますが、
こういうことに気付くと、
少しだけ、救われたような気持ちになります。
…ありがたいことです。。。

(「行為の意味 青春前期のきみたちに」
 著者:宮澤章二 出版:ごま書房新社)



【おススメイベント情報】
■4/7(木) 11:00~12:45/上田市民会館/佐藤芳直氏講演会「素晴らしく楽しい人生を送るコツ」/入場無料/上田情報ビジネス専門学校 0268-22-0255


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Posted by 比田井美恵 at 17:45Comments(2)読みました!

2011年02月11日

すべてを失ったと思っていた。

先日、本を読みました。
「介護をされていたのは、僕だったのかもしれない」
(川田泰輔著 経済界)



2002年夏…突然の出来事でした。

川田泰輔さんは、2人の子供と一緒にプールに行きました。
一日中遊び、夕闇の中、自宅に戻ると部屋の中が真っ暗です。

「ただいま~!」
「ママ、ただいま~!」
…家の中は静かです。
「…ママは、まだ帰っていないんだな…」

そう思って、ダイニングの明かりをつけると…

「うわ~っ!!」

そこには、毛布の山がありました。
何枚もの毛布が重ねられた山です。

一枚、また一枚と毛布を取り去っていくと、
中に…奥様がいたのです。
「ううっ、ううっ…」と、空をにらみつける奥様…。

この時、奥様のうつ病は、初めて姿を現したのです。

まず、メンタルクリニックに通いました。
医師は、こんな診察を繰り返していました。

奥様「すごく苦しいんです」
医師「そうですか。では、効うつ剤を出しましょう」
奥様「眠れないんです」
医師「睡眠薬を出しますよ」
奥様「ごはんが食べられないのですが…」
医師「栄養補助剤を飲んでください」

こんな、ビジネスチックな診療で、
奥様の病状は悪化の一途をたどります。

3ヵ月後、病院を変えたところ、
新しい医師はこう言ってくださいました。

「…いままで、とっても苦しい思いをされたと思います。
 でも、大丈夫です。
 今日からしっかり治療をすれば、ちゃんと直ります。
 勇気を出して、ここに来てくれて良かったですよ。
 間に合って…本当に良かった」

2人は泣き崩れます。

ただ、良い医師に巡り合えたからと言って、
すぐに回復するわけではありません。

それから7年もの時間を掛けて、
二人三脚…いや、家族みんなで支えあって、
2009年にやっと奥様は回復されます。
この本は、その間の実話です。

川田さんの苦労が伝わってきます。
奥様の苦しみも…。

読み始めて、もう冒頭のシーンで涙が浮かんできてしまいました。
もう、読み進めるのがもどかしいくらい
次は?
奥様は?
大丈夫なの…?…と気がせいて、一気に読んでしまいました。
ずっと、泣きながら読んでいました。

特に印象に残っているのは、

■参観日で奥様が倒れてしまったときに
幼稚園の息子さんが言葉を掛けたシーン…

■事情を知った上司が川田さんの仕事配分を少なくしてくださり、
事情を知らない同僚達から文句があがり険悪なムードになるのですが
上司のアツい言葉で、みんなが口々に「川田さん、手伝いますよ!」と…。
…そして川田さんが涙するシーン…

■奥様がご飯を作ってくれたシーン…

…まだまだたくさんあります。

川田さんご家族もいろんな苦労をされました。
でも、この本の根底にあるのは「感謝」の気持ちです。

本の帯に書いてありますが、
「すごく不思議なんだけど、
 実際は得たものの方が多かったんだ」
…の言葉通り、

みんなが家族に感謝しあい、
もちろんうつ病の奥様にも感謝し、
…その心を支えに絆を深めて立ち上がっていく様子に、
大きな感動を覚えました。


私は、「うつ病」に関して、勉強不足でした。
いろんな講演会等で、
うつ病の方の実例や対応などを耳にしたことはあります。

でも、ここまで細かな心理状態の話や具体的なエピソードは
聞いたことがありませんでした…。
胸が詰まってしまいました。

最後は、「良かった…ホント良かった」…と、
安堵の涙が流れました。


本の帯には、こんな言葉が書いてあります。

「何もかも、すべてを失ったと思っていた。
 すごく不思議なんだけど、実際は得たものの方が多かったんだ。」

「絆があれば、どんな困難だって乗り越えられる」

「心が温まり、元気を与えてくれる真実の物語」

川田さんは、現在
「うつ病支援アドバイザー」というお仕事をされています。

ご自身の経験が、
「うつ病を支える家族」のみなさんのお役に立てば。。。
という思いで活動されているそうです。

きっと、あなたの近くにも
「うつ病」を抱えている方や
「うつ病」の方と関わっている方が
いらっしゃると思います。

この本が何か少しでもお役に立てば…という思いで
ご紹介させていただきました。

「うつ病」に関係のない方々にとっても、
家族の絆や、あり方についても考えさせられる
良書だと思います。

「介護されていたのは、僕だったのかもしれない」
(川田泰輔 経済界)



そう言えば、同じく奥様がうつ病をされた経験を持つ
元東レの取締役、佐々木常夫さんの本も
最近何冊か読みましたが、
こちらもまたいい本でした。^^
(内容は、うつ病とは関係ありませんが)

ご参考までに!
■働く君に贈る25の言葉(佐々木 常夫 WAVE出版)
■そうか、君は課長になったのか。(佐々木 常夫 WAVE出版)


そうそう、新しい「伊那谷ドライブ」がアップされていました!!

信州伊那谷ドライブ10
信州伊那谷ドライブ11
terucha55さん、いつもありがとうございます!!
。。。私自身も聞き逃していたので、助かりました!^^


■ 一般参加可能なヒダカズの講演会情報 ■■

■2/12(土)14:00~16:00 大阪市西区 四ツ橋日生ビル307号 3,000円 
■2/27(日)13:30~15:30 佐久市駒の里ふれあいセンター 入場無料 佐久市社会福祉協議会
■3/15(火) 埼玉県さいたま市13:00~15:00/特別養護老人ホーム扇の森/入場無料/社会福祉法人永寿荘 048-625-5000(安藤)

【おススメイベント情報】
■2/22(火) 14:30~15:30/飯田市竜東中学校/我武者羅應援團公演/入場無料
■3/20(日)17:30~19:30/東京高円寺・HIGH/我武者羅應援團第7回大演舞会/3000円
■4/7(木) 11:00~12:45/上田市民会館/佐藤芳直氏講演会「素晴らしく楽しい人生を送るコツ」/入場無料/上田情報ビジネス専門学校 0268-22-0255

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Posted by 比田井美恵 at 14:09Comments(0)読みました!

2010年09月01日

心が折れた時、この本を手にしてほしい…

今日は、本をご紹介します。
先日出したメルマガで紹介した本です。
(メルマガを読んでくださっている方、同じネタでごめんなさい)

メルマガでご紹介したところ、
今までにないくらい、たくさんの方が買ってくださって
「読みました。泣けました。
 救われました…」
なんて感想メールをいただいたので、
それならブログでも…と掲載させていただくことにしたのです。

本の帯には、こんな言葉が書いてあります。
「心が折れた時、この本を手にしてほしい…」

今日ご紹介する本は、
「命のカウンセリング」(著:長谷川泰三 あさ出版)です。




長谷川さんは、1966年に
ばくち好きの両親の元に生まれました。
父親は、お酒が入ると母親に暴力を振るいます。

長谷川さんが4歳の時、
母親は長谷川さんと一緒に無理心中をしようとします。

ところが長谷川さんが大泣きしたため、
母親は心中を諦めますが、
結局、一家は離散し、
長谷川さんは母方のおじいさんのところに引き取られます。

しかし、その家も貧乏だったため、
いろんな家を転々としたものの
一人暮らしをするようになり、

小学校5年生の時には、
新聞配達やアスベスト工場で働き、
自立できるほどになっていました。

中学生でグレた長谷川さんは
暴走族に入り、シンナーを吸い…

…そして、大事故を起こしたのです。
医師から告げられた言葉は、

「君は、一生自分の足では歩けないんですよ」

…事故を知った両親は、
かわるがわる病室を訪れてくれ、
どちらが長谷川さんの面倒をみるかで取り合いになりました。

…ところが、両親の目当ては「障害の保険金」。

不幸中の幸いで、長谷川さんの足が片方動くようになり、
両足動かなければおりるはずだった保険金が
一銭もおりないことが判明すると、
見舞いに来る回数が激減。

「自殺しよう」…そう思った長谷川さんは、
自殺の名所、東尋坊を目指します。

…道中、あるカップルに声をかけられます。

「僕、どこ行くんや?」
「と、と、東尋坊」
「俺らも東尋坊に行く途中なんよ」

そして、カップルが一緒についてきてくれたのです。
不思議なことに、似たような人が一人、また一人と
増えてきて、最終的には10人もの大人数で
東尋坊を目指したのです。

とうとう着いた東尋坊。
ゴツゴツした岩がそそり立って、
まさに自殺にはうってつけの場所です。

ところが…
そこで、いろんなことがあり…

最後には
長谷川さんは大声で泣いてしまいます。
涙が止まらなくなったのです。
救われたのです。

それでも、その後も何度も自殺を試みる長谷川さんですが、
奇跡的な出来事やご縁もあり、
今は、「死にたいと思っている人専門の心理カウンセラー」をしています。

本には、カウンセリングの様子が
事細かに書かれています。

阪神大震災で奥様を失った方、
母親の命と引き換えに生まれてきた方、
自分と父親だけを残して、母親が他の家族4人で一家心中してしまった方、
小さな子どもを事故で亡くしてしまった方…

みんなそれぞれに苦しい思いを抱えていて、
でもそれを誰にも言うことができず、
自分自身を許すこともできず、
つらい思いをしているのです。

そんな方たちが、
長谷川さんのカウンセリングによって、
号泣し、心を解放していく様子は、
涙なくしては読めません。

この本、読み終えるまでに何度泣いたことか…。

長谷川泰三さん、今では、
”心理学会のブラックジャック”と呼ばれているそうです。

命や自殺というと、重いテーマのようにも感じますが、
読後感は、「悲しい」とか「切ない」というものではありません。

いろんな辛い経験をした人の気持ちは
もちろん、本人にしかわかりませんし、
実生活では、そんな方達の心を理解することは、
なかなか難しいかもしれません。

でも、この本の中で
たくさんの方が、「心」を生き返らせていく様子には
素直に感動して、
「良かったね、良かったね」と
優しい気持ちになれます。

なんとなく、そんな方達の
心に寄り添えたような気持ちになれるのです。

ということで、
今日の本は、

「命のカウンセリング」(著:長谷川泰三 あさ出版)

たくさんの方に読んでほしい一冊です。

http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4860633911/mag12-22/ref=nosim/



…そして、今日も更新されていました!
↓このホームページ!

ココロの授業始まります3

またしても続きが楽しみです!
ワクワクします!



■■ 比田井和孝講演会情報 ■■

9/4(土) 岡山県 比田井和孝講演会「すべては子ども達の幸せのために」 入場無料

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Posted by 比田井美恵 at 23:31Comments(1)読みました!

2010年08月07日

余韻が感じられる本

さて、昨日のブログにも書きましたが、
東京のひでさんが、本を2冊、送ってくださいました。



「いきいき食堂の人びと 1」
「いきいき食堂の人びと 2」

です。

漫画です。
手軽に、サクサク読めてしまいます。
だから、私もヒダカズも、一気に、
あっというまに読んでしまいました。

一話6~8ページと短い話にもかかわらず、
一話一話が心に残り、
とても温かい気持ちになるんです。

主人公は、いきいき食堂の女将、タミさん。
旦那様が12年前に亡くなってから、
旦那様の遺志を継ぎ、
一生懸命に食堂を切り盛りしています。

ここへ来るお客様たちは、タミさんの前では
ついつい愚痴を言ったり
弱音を吐いたりしてしまいます。

タミさんはそんなお客様を
温かく包みます。
時には怒ったりもします。
一緒に泣いたりもします。

人のことが放っておけないんですね。

こんな食堂があったら、
私も行ってみたいな…なんて思いました。

一話一話読み終わると
ジーン…と余韻が感じられる本なんです。

忘れかけていた
大切なことを思い出させてくれました。

温かい気持ちになりたい方は
ぜひどうぞ!
ヒダカズもかなり気に入ったようでした。

「いきいき食堂の人びと 1」(佼成出版社)
「いきいき食堂の人びと 2」(佼成出版社)


ひでさん、
素敵な本をありがとうございました!
感謝です!!


■■ 比田井和孝講演会情報 ■■

8/28(土) 上田市 比田井和孝講演会「すべては子供達の幸せのために」 入場無料

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Posted by 比田井美恵 at 21:34Comments(2)読みました!

2009年12月10日

喜多川泰先生の本…泣けます!

比田井通信の69号~73号まで、
喜多川泰さんの講演会のお話をしてきましたが、
今日は、喜多川さんの講演会を開催したいきつさを
お話したいと思います。
69号でも少し触れていましたが)

喜多川さんは、良く
「一冊の本との出会いで人生が変わることもある」と
おっしゃっていますが、
喜多川さんの本は、本当に人の人生を…生き方を
変える力を持っている本だと思います。

私が喜多川さんの本を読んだきっかけは、
私が愛読しているブログ「一日一冊読書感想集」で、
喜多川さんの「君と会えたから…」が紹介されたことでした。



読んで号泣でした。
目からウロコとともに、涙がボロボロ落ちました。

友達にも何冊もプレゼントしましたが、
何人かの方に、
「あの本、スゴク良かった!
 だから、私も買って、友達にプレゼントした!
 いい本を教えてくれてありがとう!」
と言われました。

読み終わってすぐに「喜多川泰」先生が書いた本を探して、
次に読んだのが「賢者の書」。

これまた「この本、ス、スゴイ!」
と、すぐに比田井和孝に勧めたのです。

すると、やっぱり比田井和孝も一気に読んで、

「この本に書いてあることは、学生達に伝えたいことばかりだ!
 授業でこの本の話をする!」

と「賢者の書スペシャル」という授業を新たに作り、
「就職対策授業」(ココロの授業のもとになっている授業)で、
学生達に伝えているんです。

比田井和孝の尊敬する木下晴弘先生も、
喜多川先生の大ファンで、

子供達がもう少し大きくなったら、

「お父さんに何かあったら、
 この本をお父さんだと思って、
 この本の教えに従って、生きていきなさい」

と渡そうと思っているんだ、と言って、
賢者の書」を3冊(子供の人数分)買ってあると言っていました。

比田井和孝は、喜多川先生の本の中でも、特に
「福」に憑かれた男」を、いろんな人に勧めています。

もちろん、
手紙屋 蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
そして「上京物語
も、最高です!

子供がそれぞれ、受験勉強、就職活動、上京をする時には
必ずプレゼントしたいと思っています。

もちろん、特にその時期でない大人が読んでも、
とても考えさせられて…
そして、自分の今までに価値観が覆されるような…
でも、それが心地よくて爽快に思えるような、
素晴らしい本なのです。

喜多川さんの本は、一冊でも読んでしまうと、
すべての喜多川作品を読みたくなるんですね。
なんていうか…切り口や見方が、普通と全く違うんですね。

私の周りにも、そうやって
「喜多川ワールド」にハマって言った人が何人も…いや、何十人もいます。

そうやって、喜多川ワールドにハマればハマるほど、

「喜多川さんって、どうしてこんなに奥が深い作品が書けるんだろう?」
「喜多川さんって、どんな人なんだろう?」
「会ってみたい!」
「話を聞いてみたい!」

…と、ドンドン、興味がわいてくるんです。

ですので、喜多川作品に出会ってからは、
「どこかで喜多川さんの講演会はないかなぁ…?」と
常にチェックしていました。

そして、待ちに待った喜多川さんの講演会が行われたのは昨年の10月。
読書普及協会が主催する、仙台での講演でした。

私は、
「喜多川さんのお話が聞けるなら、仙台なんて近い近い!」
と思っていたのですが、
その日は仕事でどうしても行くことができず…(涙)

もう、悔しくて悔しくて、悔しくて悔しくて…
あまりにも悔しすぎたので、

「えぇ~い! 
 人が主催するのなんて待ってられない!
 もう、自分で企画したほうが早い!
 自分で呼ぼう!」

…と思っていたところ、
そんなタイミングで、ちょうど比田井和孝が公開授業で
「賢者の書スペシャル」をやると言ったんですね。

もう、これは、呼ばないわけには行かないと
ダメ元で、喜多川さんに手紙を書き始めたのです。

最初は丁寧に書いていたのですが、
書いているうちに、
思いがドンドンドンドンあふれてきてしまい、
…文章としては、めちゃくちゃだったと思います。^^;

それでも、
「ダメで元々」と思っていたので、
「せっかく書いたんだから送っちゃおう!」と
えいや!っとお送りしたんですね。

そしたら、それがきっかけで、
喜多川さんに、
ウエジョビで講演をしていただけたのです。
昨年の11月のことでした。

講演会の企画をしてみて
良くわかったのですが、
自分が本当に聞きたい人の話だったら、
講演を企画するに限ります!

他の方が主催した講演を聞きに行っただけでは、
「イチ聴講者」で終わってしまいますが、

講演会を企画すれば、
自分が思うように企画することができますし、
(対談も入れたい、とか、2時間は話を聞きたい、とか…)

ご本人とゆっくりお話しすることもできますので、
確実に「ご縁」ができます。

喜多川泰さんとも、
講演会を企画したことがきっかけで、
今でも良いご縁がつながっています。
本当にありがたいことです。

つくづく思うのですが、
「何事も、行動しなければ始まらない」
んですね。

逆に、
「行動すれば、必ず何かが変わる」のかもしれません。

たとえ、周りの環境や、自分の生活自体は
あまり変わらなかったとしても、
気持ちの上で、
自分自身の中で、何かが変わった感じがすることってありますよね。

そして、それって、
とても気持ちがいいですよね!

ちょうど、喜多川さんが講演してくださった
「挑戦」の話ともリンクしますね。

やっぱり「挑戦」した方が、
毎日が楽しいですよね~!

本当にちっちゃな「プチ挑戦」でもいいと思うんです。
「明日は、今日より10分早く起きよう」とかでも。

…と言うことで、明日は今日より10分早く起きようと思います。

(あれっ? こんなまとめでいいんでしょうか…
 スミマセン…^^;)

そうそう、比田井和孝が行っている
「賢者の書スペシャル」の授業ですが、
メルマガ「私が一番受けたいココロの授業」で、
実録が始まる予定です。

12/16頃には配信されると思いますので、
興味のある方は、ぜひ見てくださいね~!^^

http://archive.mag2.com/0000199548/index.html

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タグ :挑戦行動


Posted by 比田井美恵 at 20:26Comments(0)読みました!