2013年07月16日
伊勢・出雲ツアー6
白駒妃登美さんのお話です。
白駒さんと言えば、最近出された新刊
「感動する日本史」がヒットしていますよね!
私も読みましたが、2話目で涙ボロボロでした。

お着物を着た白駒さんの登場です。

白駒さんは、小さいころから
伝記や神話が好きでした。
自分も物語の登場人物であるかのように
お話の中に入り込んで話を読んでいたからか、
何か人生に悩むことがあった時の相談相手は
伝記の主人公。
もちろん、伝記の主人公は悩み事に答えてくれるわけではありませんが、
自分の今の状況と同じような状況の方の行動を思い出しては、
励みにしたり、
あの人だったらどう考えるのだろう…と
考えることによって、
まさに「相談に乗ってもらっている」ような感じで
進むべき道を見つけてきたそうです。
白駒さんは、一時期、アメリカの成功哲学について
熱心に学び、実行してきました。
アメリカの成功哲学は、
10年後に●●したい、と目標を定めると、
じゃあ5年後は●●になっていて、
3年後は●●をしてなきゃ…と、
目標を元に、さらに細かな目標を立て、
ひとつひとつ達成していくものだったそうです。
しかも、大きな目標を達成できたら
さらに次の目標を決め、それに向けて努力していく…
と、終わりのない競争だったそうです。
そんなことを繰り返していく中で、
白駒さんはガンにかかります。
そして、ちょうど病気のことがわかったときに、
白駒さんは、歴史に関する本の執筆を依頼されます。
病気のこともあり断ろうと思った白駒さんでしたが、
ふと正岡子規のことを考えます。
正岡子規は、病に倒れ、若くしてこの世を去りますが、
死ぬ直前まで執筆活動をされていたのですね。
白駒さんも
正岡子規のように、ぎりぎりまで本を書きたい、何か遺したい
という思いで、
歴史本の執筆に着手します。
歴史について書きすすめるうちに、
病気のことや、労働観についても考え、
「日本人らしく生きよう、
日本人として生きよう」と決意するに至ります。
それまで、アメリカの哲学を追いかけていましたが、
アメリカの成功哲学は、自分のために自分の目標を達成する
という考え方でした。
でも、日本人は
「世のため人のために…」という考え方を持っています。
単に「お金をもらうために働く」ではなく、
「目の前の人を喜ばせたい」という
気持ちがあって働いているのです。
それまではまさにアメリカ的な考えで、
「ガンに勝とう!」という戦闘態勢だった白駒さんでしたが、
日本人らしく…と考え、
「今の状況を受け入れ、目の前の人を喜ばせるために
精一杯のことをしよう」と決意します。
考え方を180度変えたのですね。
すると、それまで不安で不安で毎日眠れなかったのに、
その日からぐっすり眠れるようになったんです。
そして、その後いよいよ入院ということになり、
検査をしたところ
いろんな場所に転移していたガンが
すっかり無くなっていたのです。
これには驚きました。
白駒さんは、
「最近の人は変わりたい変わりたいと言うけれど、
ないものをほしがるのではなく、
自分の中にあるものを磨くことが大切ではないでしょうか。
そのためにも
日本人の感性を取り戻すことが
大事だと思います」
と語ってくださいました。
まさにその通りですね。
森日和さんもおっしゃっていましたが、
今、日本の良さを見つめなおし、
日本人の心を取り戻す時期に来ているのだと思います。
続きます。
白駒さんと言えば、最近出された新刊
「感動する日本史」がヒットしていますよね!
私も読みましたが、2話目で涙ボロボロでした。

お着物を着た白駒さんの登場です。
白駒さんは、小さいころから
伝記や神話が好きでした。
自分も物語の登場人物であるかのように
お話の中に入り込んで話を読んでいたからか、
何か人生に悩むことがあった時の相談相手は
伝記の主人公。
もちろん、伝記の主人公は悩み事に答えてくれるわけではありませんが、
自分の今の状況と同じような状況の方の行動を思い出しては、
励みにしたり、
あの人だったらどう考えるのだろう…と
考えることによって、
まさに「相談に乗ってもらっている」ような感じで
進むべき道を見つけてきたそうです。
白駒さんは、一時期、アメリカの成功哲学について
熱心に学び、実行してきました。
アメリカの成功哲学は、
10年後に●●したい、と目標を定めると、
じゃあ5年後は●●になっていて、
3年後は●●をしてなきゃ…と、
目標を元に、さらに細かな目標を立て、
ひとつひとつ達成していくものだったそうです。
しかも、大きな目標を達成できたら
さらに次の目標を決め、それに向けて努力していく…
と、終わりのない競争だったそうです。
そんなことを繰り返していく中で、
白駒さんはガンにかかります。
そして、ちょうど病気のことがわかったときに、
白駒さんは、歴史に関する本の執筆を依頼されます。
病気のこともあり断ろうと思った白駒さんでしたが、
ふと正岡子規のことを考えます。
正岡子規は、病に倒れ、若くしてこの世を去りますが、
死ぬ直前まで執筆活動をされていたのですね。
白駒さんも
正岡子規のように、ぎりぎりまで本を書きたい、何か遺したい
という思いで、
歴史本の執筆に着手します。
歴史について書きすすめるうちに、
病気のことや、労働観についても考え、
「日本人らしく生きよう、
日本人として生きよう」と決意するに至ります。
それまで、アメリカの哲学を追いかけていましたが、
アメリカの成功哲学は、自分のために自分の目標を達成する
という考え方でした。
でも、日本人は
「世のため人のために…」という考え方を持っています。
単に「お金をもらうために働く」ではなく、
「目の前の人を喜ばせたい」という
気持ちがあって働いているのです。
それまではまさにアメリカ的な考えで、
「ガンに勝とう!」という戦闘態勢だった白駒さんでしたが、
日本人らしく…と考え、
「今の状況を受け入れ、目の前の人を喜ばせるために
精一杯のことをしよう」と決意します。
考え方を180度変えたのですね。
すると、それまで不安で不安で毎日眠れなかったのに、
その日からぐっすり眠れるようになったんです。
そして、その後いよいよ入院ということになり、
検査をしたところ
いろんな場所に転移していたガンが
すっかり無くなっていたのです。
これには驚きました。
白駒さんは、
「最近の人は変わりたい変わりたいと言うけれど、
ないものをほしがるのではなく、
自分の中にあるものを磨くことが大切ではないでしょうか。
そのためにも
日本人の感性を取り戻すことが
大事だと思います」
と語ってくださいました。
まさにその通りですね。
森日和さんもおっしゃっていましたが、
今、日本の良さを見つめなおし、
日本人の心を取り戻す時期に来ているのだと思います。
続きます。
Posted by 比田井美恵 at
23:45
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