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2015年05月07日

台湾に学ぶ日本精神13 【神のお告げの日本人】

以前、「白駒妃登美さんと行く台湾ツアー」レポートを連載していましたが
…そのレポートが完結する前に、
またしても台湾に行ってきてしまいました!
4/29~5/2までの4日間です。
今回は、白駒妃登美さんに加えて、中村文昭さんも一緒です!

ツアーには100名以上が参加し、
台湾の方々と一緒に飛虎将軍のお神輿を担いで
台南の街を練り歩いたのです。
それはそれは感動的で…日台の絆を深める奇跡の出来事だったのです。

ところで、今回のレポートを書く前に、
前回のレポートの続きを書いておきたいので、
(前回からの話が今回のツアーにつながっているので)
今さらではありますが(本当にごめんなさい!!!)

中村文昭さんが、
なぜ飛虎将軍のお神輿を作ることになったのかについて
綴りたいと思います。

↓ 今までの記事はコチラ
2014/12/06 台湾に学ぶ「日本精神」1【感動のWBC日台戦 謝謝台湾】
2014/12/07 台湾に学ぶ「日本精神」2【僕の祖父は日本語で話したがる…】
2014/12/08 台湾に学ぶ「日本精神」3 【教育の聖地、芝山巌】
2014/12/09 台湾に学ぶ「日本精神」4 【六士先生…6人のサムライ】
2014/12/10 台湾に学ぶ「日本精神」5 【私は20歳まで日本人だった】
2014/12/11 台湾に学ぶ「日本精神」6 【古き良き日本の教育の根幹】
2014/12/12 台湾に学ぶ「日本精神」7 【東洋一のダムを作った日本人】
2014/12/13 台湾に学ぶ「日本精神」8 【八田さんの視線の先には…】
2014/12/14 台湾に学ぶ「日本精神」9 【八田さんの功績は「ダム」ではなく…】
2015/01/22 台湾に学ぶ「日本精神」10 【70年経っても慕われている杉浦さん】
2015/01/29 台湾に学ぶ「日本精神」11 【日本語で話しかけてあげて下さい】
2015/02/07 台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

飛虎将軍廟の話の続きです。

(1944年太平洋戦争で台南市上空でゼロ戦が撃ち落とされました。
 あわや市街地に墜落する、というところ、
 操縦かんを握っていた杉浦少尉は、自らの危険も顧みず
 必死でゼロ戦の体制を立て直し、人のいない畑で墜落していきました。

 その行動に心を打たれた台南の方々が、
 「飛虎将軍廟」として杉浦少尉を祀って下さったのです)

宮崎中央新聞に載っていた
中村文昭さんの講演録からお伝えします。
台湾に学ぶ日本精神13 【神のお告げの日本人】
台湾に学ぶ日本精神13 【神のお告げの日本人】

■ その時、魂が動いた! 5
  (有)クロフネカンパニー 中村文昭

  やりたい、やりたくないではなく
  何かのご縁でさせられる仕事がある。 
  それが使命なんだ。 ■

㈲クロフネカンパニー代表 中村文昭

日本人兵士「飛虎(ひこ)将軍」を祀っている
飛虎将軍廟(びょう)に行ったとき、
「中村さん、実は明日、飛虎将軍のお祭りがあるんです」と言われました。
その際、地元の小学生が集まってお神輿を担ぐんだそうです。

実は、飛虎将軍廟の隣に、台湾の文化人の方が祀(まつ)られています。

でも、その文化人を乗せるお神輿はあるのに、
飛虎将軍に乗っていただくお神輿がない、と言うんです。

廟の裏の倉庫に案内されて、
台湾のお神輿を見せてもらいました。

それは真っ黒い大きなお神輿でした。
その横に小ぶりのお神輿が2基あったので、

僕は
「あの小ぶりのお神輿に飛虎将軍を乗せたらいいんじゃないですか?」
と言ったんです。

そしたら、

「中村さん、私らは心から飛虎将軍を尊敬し、
 神様と崇めて、毎日手を合わせているんです。
 その飛虎将軍を
 こんなみすぼらしいお神輿に乗せることはできません。
 その気持ちを分かってください」

と言われました。

そして、こう続けました。

「私ら、いつか
 日本から白木のお神輿が届けば、
 正々堂々と飛虎将軍をそのお神輿に乗せてやりたい。
 そんな思いをずっと抱いているんですよ」

僕、それを聞いた瞬間、思わず
「いつか僕らが日本からそのお神輿を届けられたらいいですね」
と言ったんです。

すると、その言葉を聞いた台湾の人たちは、
「え!」とすごく驚いた顔をしました。

今回、片倉さんという方に通訳をお願いしていました。
片倉さんは台湾に長年住んでいて、
飛虎将軍廟にもこれまで20回以上行っているんです。

そして、つい10日ぐらい前にも行っていたらしいんです。

その彼が、

「僕は20回以上、飛虎将軍廟に来ているのに、
 一度もお神輿の話を聞いたことがありません。
 初めて来た中村さんに
 どうしてお神輿の話をしたんですか?」

と聞いたんです。

そしたら、台湾の人は、

「実は、2年前に神様からのお告げがあったんです。
 『もうじきお神輿を持ってくる日本人が来るぞ』というお告げが」
と答えたんです。

それで、この2年間、
地元の人は日本人が来るたびに
「この人かな、この人かな」と思っていたそうです。

僕はその日、
とても趣味の悪い派手なシャツを着ていたんですけど、
そんな僕を見た台湾の方々は
「この日本人だ!」と思ったんですって。

そして、僕もまたその話を聞いた瞬間、
「これが僕の使命かも」と思ったんです。

僕は、伊勢修養団の中山靖雄先生に
昔からいろんなことをよく教えてもらっていました。

中山先生という方は、「伊勢の父」と呼ばれ、
社会教育活動を実践する修養団で
約50年間、
人材育成に人生を捧げてこられたすごい人なんですけど、

その中山先生からもらった言葉で
「表と裏と裏の裏」
という言葉が僕は大好きなんです。

それはこういうことです。

「人生には、やりたくてやる仕事がある。
 やりたくてもできない仕事もある。

 そしてもう一つ、
 やりたいとかやりたくないとか、
 そういう意識すらしていないのに
 何かのご縁でさせられる仕事がある。

 それはやらねばならない仕事。
 それが使命なんだ」

僕は台湾に行ったとき、
何だか分からないんですけど、
自分の使命を感じたんです。

それは、
今までこのために生きてきたのではないかと思うぐらいでした。

そして、僕のことを
「神のお告げの日本人」と言ってくれたとき、
もうたまらなかったんです。

すでに、宮大工にお神輿を発注しました。
2015年の春、そのお神輿を届けに再び台湾に行きます。

(伊勢青少年研修センターで開催された教育立志会にて/文責編集部~終わり)

みやざき中央新聞 2587号(2015/02/02) より引用


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文昭さんは、台湾を訪れた2014年4月より
お神輿を作るために全国を講演して回りました。

講演では、
日本が台湾を統治していた時代に
日本が台湾を日本の一部と考えて、
日本本土と同じように
教育や農地の改革をしていったことを語り。。。

そして、台湾の方々が
いかに日本を愛してくれているかを伝え…

お神輿の募金を集めたのです。
台湾に学ぶ日本精神13 【神のお告げの日本人】
台湾に学ぶ日本精神13 【神のお告げの日本人】

(続きます)


Posted by 比田井美恵 at 08:05│Comments(0)
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