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2015年02月07日

台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

私が毎週とても楽しみにしている読み物、
「みやざき中央新聞」。
台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

この新聞には、事件や事故など暗い話は一切掲載されません。
記事になるのは、「いい話」をしてくださる方の講演録。

ちょうど、少し前から
中村文昭さんの台湾に行った時の話が
掲載されていました。
台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

私も文昭さんのお話に感動して
台湾に行ってきたのですが、

ちょうどこのブログで連載していた
「台湾に学ぶ『日本精神』」シリーズでも
「飛虎将軍廟」について掲載したところだったので

今日は、そのみやざき中央新聞の記事から
中村文昭さんの「飛虎将軍廟」の
講演記事をお届けします!

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■ その時、魂が動いた! 4
  (有)クロフネカンパニー 中村文昭

  戦時中、台湾の町を救った
  一人の日本人が
  「神」として祀られている ■

台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

台湾の南部に、民間信仰の廟(びょう)で
日本人が「神」として祀られているところがあると聞いて、
みんなで行きました。
「飛虎将軍廟(ひこしょうぐんびょう)と言います。
台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

戦時中、日本はアメリカと戦争していたので、
植民地だった台湾も戦場となりました。

ある日、空中戦になって、
日本の戦闘機がアメリカの戦闘機に撃墜されました。

地上には結構大きな町があり、
人々は、「戦闘機が落ちてくるぞ。危ないぞ!」と
叫んでいました。

しかし、その戦闘機は落ちそうになると機首を上げて飛び、
また落ちそうになると機首を上げて飛び、
そうやって町の中に堕ちないように、堕ちないようにして、
最後は人の住んでいない山の中へ堕ちたんです。
台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

町の人々はその様子を地上から見ていました。

普通なら、
撃墜されたらパラシュートで脱出すれば助かりますよね。
だけど、戦闘機が町に堕ちたら
町は火の海になり、多くの人が死ぬことになります。

その町の人々は、
「あの兵隊さんは私らの命を助けてくれた」と、
戦闘機が墜落したところに行って
遺体を引き揚げました。

その兵士の靴には、
「杉浦」「茨城県出身」と書いてあったそうです。
台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

台湾の人たちは日本人と似たところがあって、
すごいことをやった人や、
志半ばで無念の死を遂げた人を
供養の意味も込めて
「神」として祀る慣習があります。

それでその町の人たちがその日本兵を
「飛ぶ虎のような将軍」と名付けて祀ったんです。

でも、日本兵を祀っていることが
大陸の中国政府にバレたら大変です。
それで台湾の文化人のお墓の横に
兄弟分のお墓みたいにして、
台湾人を祀っているように
ごまかして祀ったんです。

最初は小さな社(やしろ)だったんですけど、
70年代にみんなでお金を出し合って
立派な御廟(ごびょう)となりました。

その町に行くと、町の人たちが
「日本の皆様歓迎」という横断幕を出して、
温かく歓迎してくれました。
台湾に学ぶ「日本精神」12 【「さざれ石」って知ってますか?】

一人の人が、
「私らはこの飛虎将軍廟の前で
 戦後ずっとやってきたことがある。
 聞いてくれるか?」と言われたので

「何を続けてこられたんですか?」
と聞くと、

朝の6時と夕方の5時、一日二回、
その御廟の前に集まり、
朝は『君が代』を、
夕方は『海ゆかば』という歌を歌っていると言うんです。

戦後70年間ずっと、一日も休まず、です。


そして、
「日本の皆さんの歌う
 本家本元の『君が代』を聴かせて欲しい」
と言われたので、
僕ら50人で「君が代」を歌いました。

歌い終わったとき、
台湾の人に言われました。

「歌い方が違いますよ」と。(笑)

どういうことかと言うと、
「『さざれ~』で息は吸わない」と言われたんです。

「私ら、日本のNHKで大相撲の千秋楽を見るんです。
 そのとき、皆さん立ち上がって
 『君が代』を歌っていますけど、

 みんな『さざれ~』で息継ぎをしている。
 あれを見るたびに私らおかしいと思っています。

 『さざれ石』というのは
 大切な一つの言葉なので
 『さざれ』と『石』の間で息継ぎをしてはいけないんです」

とおっしゃるんです。

外国の人に日本の国歌の説明を受けて
言葉が出ませんでした。

しかも、中学生の息子もツアーに参加していたんですが
「お父さん、これ、何の歌なん?」と聞いてきたんですよ。

「お前、君が代も知らんのか?」と言ったら、

「だって習ってないもん」と言ったんです。

本当に恥ずかしい思いをしました。

(伊勢青少年研修センターで開催された教育立志会にて/
 文責編集部)


(みやざき中央新聞 平成27年1月26日 第2586号 より引用)

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国歌「君が代」ですが…

「天皇を賛美した軍国主義の歌だ」と思っている方も
いるかもしれませんが、
実際にはそうではありません。

「君が代は」の「君」が「天皇、君主」を指すと
勘違いされることもありますが、
実際にはそうではないのです。

「君が代」は、もともとは平安時代に編まれた
古今和歌集に掲載されていたもので、
おめでたい席でよく歌われていたものです。

その頃は「君が代は」ではなく
「わが君は」とうたわれていました。
つまり「私の大事な人よ」「愛する人よ」というニュアンスです。

「さざれ石」は、小さな石が結束して
大きな巌となったものです。

平たく言ってしまえば、

「君が代は」…私の大事な人たちが
「千代に八千代に」…何千年、何万年、何千代と生まれ変わっても永遠に
「さざれ石の巌となりて」…みんなで協力し合い、結束してひとつになって
「苔の蒸すまで」…静かで平和な時代が続くことを願っています

というような意味となります。



他の国の国歌は
「戦え!」
「武器を取れ!」
というものが多いのです。

例えばアメリカは、

 あなたには見えるだろうか
 夜明けの薄明かりのもと
 輝く光の中で
 太い縞に輝く星々を(国旗のこと)

 危ない戦いを通して
 私たちが見た城壁の上に
 雄々しく翻る

…と続きます。

フランスは

 圧制に抗する我らのもとに 
 血まみれの旗がかがけられ
 戦場にあふれるおびえた敵兵の叫びが聞こえるか?
 子供たちや妻の首を切るために
 彼らは我々の元に来ているのだ
 市民たちよ!
 武器をとれ!
 前進しよう!

…という意味だそうです…。

それに対して「君が代」はなんて穏やかで温かい歌なのでしょうか。

 私の大事な人たちよ
 何千年、何万年、何千代と生まれ変わっても永遠に
 みんなで協力し合い、結束してひとつになって
 静かで平和な時代が続きますように…

素敵な歌です。

こちらにも、興味深い言葉がまとめられています。
君が代の本当の意味… 国歌は天皇を崇拝する歌ではなかった。


国の「あり方」が
国歌にもあらわれていますね。

数年前まで、私は「君が代」の意味を知りませんでした。
考えてみたこともありませんでした。

オリンピックなどで
アメリカの選手たちが
堂々と高らかに、元気のよい歌を歌うのを見て、
うらやましくて、

「なんで日本の『君が代』は
 こんなに暗くて古臭い歌なんだろう」

…と思っていました。(愚かですね~。ごめんなさい…)
でも、意味を知るにつれて
「君が代」は素晴らしい歌なんだと
誇りに思うようになりました。

そして
今回、私も台湾に行って
台湾の方々が
こんなにも「君が代」を大切にしてくださっていて
意味もちゃんと理解してくださっているということを知って
本当に恥ずかしく思いました。

しっかり勉強して、
「君が代」の素晴らしさを
「日本精神」の尊さを
子ども達に伝えていきたいと思いました。

続きます。

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Posted by 比田井美恵 at 15:07│Comments(0)
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