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2014年12月07日

台湾に学ぶ「日本精神」2 【僕の祖父は日本語で話したがる…】

昨日の記事の続きです。

↓ 昨日の記事はコチラ
2014/12/06 台湾に学ぶ「日本精神」1
台湾に学ぶ「日本精神」2 【僕の祖父は日本語で話したがる…】


台湾は、北の地域から 台北、台中、台南と呼びます。
日本人がよく観光で行くのは「台北」ですが、
文昭さんたちは、「台南」地域に行ったそうです。
こののぼりを持って。(3月11日震災での支援、本当にありがとう!)
台湾に学ぶ「日本精神」2 【僕の祖父は日本語で話したがる…】

すると、それをみたおばあさんが出てきたのです。

「あんたたち日本人よね?」

文昭さん「そうだよ。日本から来たんだよ」

「じゃぁ、うちの店に来てお茶を飲んで行ってよ!」

…そう言われても、文昭さんたちの一行は40数名の大所帯。
予定もいろいろと決まっています。

文昭さん「悪いね、おばちゃん、俺たち時間がないから」

「そんなこと言わないで寄って行ってよ。
 お茶をごちそうさせてほしいのよ。
 日本のみんなに、私が日本人にお世話になった時の話をしたいの」

…文昭さんは、もしかしてこんなに熱心に誘うなんて、
 お茶を売りつけようとしているのかなとも思いました。
 ところがおばあさんは…

「うちに来てもらっても、
 あなたたちからはお金はいただきませんよ。
 もしも時間がないのなら
 後でもいいからまた来てよ。
 私、夜中の3時までなら待っていられるから」

「おばちゃん、どうしてそこまで…?」

「私はね、戦後69年間、
 日本人みんなにお茶をごちそうしてきたのよ。
 日本人であればだれにでも。
 私が今まで日本人にお世話になったお礼を伝えたいのよ。
 感謝の気持ちを、日本人に返したいのよ」

…もう、ここまで言われて
文昭さんも泣いたそうです。
台湾に学ぶ「日本精神」2 【僕の祖父は日本語で話したがる…】

69年以上前の日本人が
台湾の人たちにしてきたことのお礼を
とにかく日本人に伝えたい、という思いで
ずっとずっと日本人を待ち続けて下さっているのです…。

李 久惟(ジョー・リー)さんも、
台湾の方たちがいかに日本を愛しているかを
語ってくれました。
台湾に学ぶ「日本精神」2 【僕の祖父は日本語で話したがる…】

台湾の人たちはとにかく日本に行くんです。
日本に観光に行くことが
日本への恩返しだと思っているし、
日本人に会いたいんです。

実は、台湾の人たちの10人に1人は
年に一度、日本に行くんですよ。

震災のあの年、
他の国の人たちは日本への旅行を避けていましたが、
台湾の人たちはその年でも200万人も日本に来ているんです。

それ以外の年は、大体300~400万人近く。
台湾の人口は2,000万人くらいなんですよ。
そのうちの2割近くの人たちが日本に行くんです。

それから、うちのおじいちゃんたちは、
とにかく日本語で話をしたがっていました。

日本に統治されていた期間は、
みんな日本語で会話していましたし、
みんな自分を日本人だと思っていましたからね。

そして、その時代は本当に良かったという思い出があるから
日本語で話をしたがるんです。
日本語で話せることが誇りなんです。

だから、その年代の人が集まったり、
僕のように日本語が話せる人がいると
すぐに日本語での話が始まるんです。

私のおじいさんも、
日本の話をする時は本当に楽しそうだったんです。。。

台湾に学ぶ「日本精神」2 【僕の祖父は日本語で話したがる…】

(続きます)


Posted by 比田井美恵 at 23:18│Comments(0)
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