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2013年12月25日

それぞれのクリスマスと「理不尽なルール」

今日はクリスマス。
今朝、起きたらカンタのところにもサンタさんが来てくれていました。
サンタさんからの今年のプレゼントは
「本田宗一郎」の本。
それぞれのクリスマスと「理不尽なルール」

私も少し見させてもらいましたが、
とってもいい本でした。
それぞれのクリスマスと「理不尽なルール」

宗一郎さんの写真には、思わず胸が熱くなります。
それぞれのクリスマスと「理不尽なルール」

下の写真には、こんなコメントが書かれています。
「1988年、マクラーレンホンダはF1で16戦中15勝を挙げるなど、
 多くの新記録を打ち立てた。
 宗一郎はいつもレースの結果よりも、
 ドライバーが無事であるかどうかを心配していた」
(学習マンガ人物館「本田宗一郎」 解説:中島悟 出版:小学館 より引用)

宗一郎さんのお人柄をよく表す言葉ですね。

早速カンタは本に夢中。
それぞれのクリスマスと「理不尽なルール」

えらい勢いで読んでいて、
朝、学校を出る前に読み終えていたようです。

昨夜、枕元に置いておいた
サンタさんへのプレゼントも無事持っていってもらえたようで
喜んでいました。
それぞれのクリスマスと「理不尽なルール」

以前にも書きましたが
カンタのところに来るサンタさんは、
カンタの希望なんて聞いてくれません。

サンタさんが、
その時のカンタにとって一番ふさわしいと思うものを考えて
選んで来てくれるのです。

カンタが保育園の年中さんの頃、

どうやら他の家に来るサンタさんは
ほしいものを手紙に書いてお願いすると
希望通りのものをプレゼントしてくれるらしい、と聞いて、
何やら手紙を書こうとしていた時期もありました。

でも今は

「サンタさんがせっかくプレゼントしてくれるっていうのに
 あれがほしい、これがほしい、なんて
 ずうずうしいこと言うのは
 違うんじゃない?

 サンタさんがカンタのためだけに
 選んできてくれるものなんだから
 なんでもありがたくいただこうよ」

という話で
一応まとまっています。

最近のカンタは、サンタさんに何かお願いしよう、なんて気は
全くないようです。^^

これは、あくまでも比田井家のサンタさんの話で、
これがいいとか、
お願いを聞くサンタさんが悪いとか言っているわけではありません。

それぞれの家に、
それぞれの方針があって、
それぞれのサンタさんがいて…それでいいと思います。

今回のことに限らず私は
「比田井家独自の教育方針」を大事にしたいのです。

最近の中学生・高校生を見ていると
あまりにも周りのことを気にしすぎている子が
増えてきている気がして心配なんです。

親も子供も
「みんなが●●するから、うちも●●する」と
必要以上に
足並みをそろえようとしている気がして。

もちろん、周りのことを考えて
協調するのは良いことなのですが、
周りの人の目を気にするあまり
自分の意見が言えなかったり
人に合わせることに力を入れすぎるのは
好ましくないと思うのです。

自分の気持ちを殺して
人の顔色ばかりうかがって、
人と合わせているような自分のこと
好きになれるでしょうか??
自尊心、持てるでしょうか??

「普通でいること」
「目立たないようにすること」ばかりに気を使っている人が
将来「人財」になれるでしょうか?
(そもそも「普通」って何なのかよくわかりませんが…^_^;)

…そういう私も、実は、いつも人の目を気にして、
人に合わせてばかりの人間でした。

だからこそ、たとえ人と違っても、
自分の信念を貫く人に魅力を感じるのです。

また、カンタにそんな子になってほしいという思いをこめて
「よそはよそ、うちはうち」という考え方を
大事にしたいと思っているのです。

ヒダカズも良く
「家庭には、理不尽なルールがあったほうがいい」
と言っていますが、
それも同じことです。

「比田井家のサンタさんは
 カンタの要望なんて聞いてくれない。
 サンタさんが選んだものをプレゼントする」

「平日はテレビを見ない。
 休日は1日1時間まで」

「おもちゃは買わない」

 …ただし、いただくものはOK。^_^;
  私自身は誕生日でもクリスマスでも
  買ってあげたことは一度もありません。

「一緒に買い物に行った時に
 『これ買って』は基本的には聞き入れない」

 …「今日は●●を買いに来ているんだよ。
   カンタの欲しいものを買いに来ているわけじゃないんだから」
   ただし、学校で使うノートが終わっていたことを思い出した! 等、
   やむを得ぬ事情がある時は認めています。

「夕飯を食べに行く場所は親が決める」
 …お父さん、お母さんが稼いだお金で外食するんだから、
  決めるのは私たちだよ、と言っています。

  カンタの意見を聞いてみることはありますが、
  最終的な決定権は私たち(いや、むしろ私)です。^_^;

…これらは、比田井家の理不尽なルールの一例です。
これで行くと決めたら
たとえ
「みんなはテレビ好きなだけ見てるよ」とか
「●●ちゃんちのサンタさんは
 ●●ちゃんがほしいって言ったものを持ってきてくれるんだって」
と言われたとしても、変える気はありません。

そうすることによって

「なかなか自分の思い通りにはならない」
「みんな違ってみんないい」

という事を体感してくれたらいいなと思っています。

みなさんが小さい頃も、
「理不尽なルール」はありませんでしたか??

佐藤家(私の旧姓です)には
そんなルールがたくさんありました。
…というか、父親の権力がものすごく強かったのですが…

例えば
「お風呂はお父さんが一番」
「父親が帰ってきたらテレビはNHK」
「子どものテレビは夜8時まで」

…その他にもとにかく父親が頑固だったので、
父がいったん「ダメ」と言えば、
それは絶対に覆りませんでした。

たとえ意見が
1人(父親) 対 5人(姉弟4人と母親) となったとしても。

また、我が家の禁句は
「だって、みんな●●してるよ」という台詞。

例えば買ってほしいものがあって、
「みんな持ってるよ」なんて言おうものなら、
父親から

「みんなって誰だ!
 クラスの何人中、何人が持ってるんだ!
 明日クラスで調べて
 本当に美恵以外の全員が持っているか
 確認してこい!
 それができないなら『みんな』なんて言うな!!!」

と言われるのが関の山でしたから。^^;

小学生の頃、何度かこの台詞を言われてからは
私も学習して、「みんな●●してるよ」は
使わなくなりました。

今にして思えば
「周りの人がやっていたとしても、
 自分は自分の信念で、それをやるかやらないか決めるものだ。
 むやみに周りに流されるな、迎合するな」
という教えの一つだったと思えます。

当時は、「なんでうちだけダメなんだろう!?」と思っていましたが、
今となっては、精神的にもずいぶんたくましく育ててもらったこと
本当にありがたいなと思います。

私の父は、子育てでも仕事でも
「人がなんと言おうと、
 自分は自分の信念を貫いて行動するだけだ」
という姿勢だったんですね。(*^^*)
今更ながら父の「あり方」はすごいなぁ…と思います。

ブログを書いていて気付いたのですが、
私が「比田井家独自の理不尽なルール」にこだわるのも
この父の教えがあったから…ですね。

自分が子供のときには、
納得できなくて、不満で、嫌だった父のしつけですが、
自分が親になった時には
結局、同じ事を子に教えようとしているんですね。

嫌なこと、厳しいことの中にこそ
「本当に大切な教え」があるんだなと
つくづく感じました。^^


さて、みなさんの「我が家だけの理不尽なルール」、
良ければ教えてくださいね!
このブログのコメント欄でも、Facebookのコメントでも。

共感できるものがあったら
ぜひ比田井家でも取り入れたいと思います。
よろしくお願いします!(o^-^o)


Posted by 比田井美恵 at 23:07│Comments(9)
この記事へのコメント
サンタさんへのお返しプレゼント、、素敵な心遣い❤
ナイスですね^^
Posted by ぴーかん at 2013年12月26日 09:53
我が家のサンタは、毎年花と手紙を玄関先に置いて行ってくれるサンタさんでした。3人の子どもたちに一人づつ手紙を持ってきてくれるのです。毎年ピンポンと呼び鈴だけ鳴らして、忙しいから帰ってしまうんだけど。子どもたちは「私たちのこと、一人づつ良くわかってるね!」と驚いていました。
今は子どもたちも15歳、17歳、19歳になり、あの手紙を書いていた人は〇〇だ!と思っているみたいだけど、未だに「でもさぁ、あのピンポンをしていたのは、誰?」と聞いてきます。私も妻も「サンタさんだよ^^!」と答えていますが・・・・
欲しいものや一般的なプレゼントは必要な時にいつでも買ってあげるから、「クリスマスだからプレゼント買う!」という家ではないからね^^!って子どもたちには伝えて来ました。
Posted by 長野市のなかちゃん at 2013年12月26日 20:17
ぴーかんさん

褒めてくださりありがとうございます!^^
Posted by 比田井美恵比田井美恵 at 2013年12月28日 11:16
長野市のなかちゃん

お花とお手紙!!!
なんて素敵なサンタさんなんでしょう!!
しかもピンポン押して!!!

…夢がありますね! 感動しました。

いいお話を教えてくださってありがとうございます!^^
Posted by 比田井美恵比田井美恵 at 2013年12月28日 11:16
恵美ちゃん、家の父も、祖父も恵美ちゃんちのお父さんと同じです。

「お風呂はお父さんが一番」
「父親が帰ってきたらテレビはNHK」

我が家は一人っ子なので、両親ともに「親が死んでも一人で生きていかれるように」と言われて育ちました。
↑これは全然ダメで、私も私の娘たちも両親に甘えっぱなしですが・・・。

それから、親に感謝していることは、私の友達について、どんな時もwelcomeだったこと。家に10人近く友達が来ても、OKでした。

友達を大切にすることで、将来一人になっても助け合って生きられると考えてくれたのかもしれません。
そのお陰で、今でも小さい頃からの友達と仲良く過ごしています。

私も娘たちには友達を大切にと伝えています。
Posted by 佐藤由里 at 2014年01月01日 12:03
その本小学校で読みました!
とても良い本です!

理不尽ルール
なんか考えさせられますね!

いろんな見方ができそうです!
Posted by 愛知県 高校生 at 2014年01月01日 13:39
由里さん

>私の友達について、どんな時もwelcomeだったこと。家に10人近く友達が来ても、OKでした。

…これは素晴らしいですね!
自分が親になってみると、なかなかそうはいかなくて、
(我が家の場合、「常にきれい」という状態でないのが一番の原因なのですが…^^;)
でも、理想はやっぱり由里さんの家のように
友達が気軽に来て、くつろいでくれる家なのです。

やっぱりそうですよね!
そうでなくちゃ!…と思います。

子供の友達を大切にするという由里さんのお母さんの「あり方」、本当に素敵ですね。^^
ありがとうございます!
Posted by 比田井美恵比田井美恵 at 2014年01月11日 11:39
愛知県 高校生 さん

そうなんですね!
読まれたのですね!
いい本ですよね。^^

理不尽なルール…。
子供のころは、「どうしてウチだけ?」と
思うことが多かったのですが、
大人になってみると、ありがたかったなぁ…と思うことが多いです。

「理不尽なルール」があったおかげで、
「我慢すること」や、
「思い通りにならない時に他の方法を考えること」を
学べたと思います。

本当に大切な教育って、
時間がたってからわかるものなんですね。^^
Posted by 比田井美恵比田井美恵 at 2014年01月11日 11:42
先日、ヒダカズ先生が講演で話された「理不尽な我が家のルール」に共感してここに来てしまいました。私自身、これは親のエゴなのかと迷った時もありましたが、同じ考えの人に初めて出会ったようで嬉しくなりました。親さんが当たり前の様にゲームを買い与え、買って貰えない我が子をかわいそうと言い、子供たちもみんなが持ってるのになんでと泣き反抗する。そんな時はまさにうちはうち、よそはよそなのです。こんな家に生まれてきたとあきらめて下さいなで来ました。子供が仲間外れにされるからと早々に買い与えているのに違和感を感じ、俄然我が子の成長が楽しみになりました。
結果、快くゲームをさせて頂きく術を彼らなりに身につけ、ゲーム以外の遊びもでき友達とは円満です。
サンタさんの下りもしかり、ヒダカズ家と同様なルールがいくつもありますが、もう一つは母の寝坊は送って行くが、子供たちの寝坊は自業自得なので、遅刻覚悟で走って行く事で脚が早くなり嬉しい誤算です。
未だにゲームが欲しいと言う子もいますが、思った以上に子供は逞しいと感じています。
Posted by 岩邑小保護者S at 2019年06月24日 19:58
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