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2016年10月22日

ココロの授業、楽しむと決めました!

昨日配信された比田井通信よりお届けします!

--------

比田井通信-あなたは幸せです!-第471号
(2016.10.21発行)

いよいよ、です!

第12回ココロの授業講演会。

ヒダツー読者も
たくさんの方が予約をして下さっています。

有難いことに、
1,600人を超える予約を頂いています。

これ、スゴイことですよね。
日本中から1,600人もの方が来て下さるんです。

美恵先生も張り切ってご案内をしています↓

明日はココロの授業講演会。校長室に誰かが…(笑)


人を喜ばせることに喜びを感じられる人なら幸せになれる


ココロの授業、参加予定の方はこれ↑
絶対に観てから来た方がいいですよ。




で・・・、ヒダツー歴の長い方は
もうお分かりですよね。

今日の私の状況がどんな状況か・・・。

そうなんです!
「ココロの授業」の準備でいっぱいいっぱいなんです(笑)

しかも、貴重な前日の10/21。
テレビとラジオのダブル生出演でした。

ちなみに、
「ずくだせテレビ」を観てくださった方、
まさか、あんなことになるとは・・・。




(写真は比田井美恵の姉の滝澤和子さんが撮ってくれました!
 ありがとうございます!)

番組が始まった直後に、
「鳥取地震」の特別番組になってしまい・・・

それも、完全に特別番組になってしまえば
もう帰れたかもしれないのですが、
ときどき、映像がスタジオに戻ってくるんです。

一応、コメンテーターですから、
その場にいないわけにもいかないですし・・・

結局、残りの1時間45分、
スタジオで地震の特別番組をずぅ~っと観ていました。

でも、いまのところ、
亡くなった方は出ていないようですので一安心です。

先日、講演に行った出雲も近くですし、
余震も続いているようですので、
お近くの方はお気を付け下さい。

テレビ生出演の話に戻りますが、
逆に言えば、メチャメチャ貴重な体験ができたってことです。

だって、生放送中のスタジオで、
急に地震速報が入って、
番組が急遽、予定を変えて
特別番組になるんですよ。

その様子を、
間近でなんて、普通、観ることできませんから・・・

意外だったのは、
スタジオの皆さんが
スゴイ冷静に対応をされていたことです。

プロのアナウンサーさんって
スゴイですよね。

「ずくだせテレビ」の
宮入さんと中澤さんです。

ホント、感心しました。

で・・・、今日のテーマですけどね。

以前、

「考えること」より大事なこと、

それは

「決めること」っていうお話しましたよね。

あれ、ホントその通りですよ。

ちなみに、今回

私、初めてのテレビ生出演だったんです。

しかも、ココロの授業講演会の前の日ですよ。

もちろん、
自分でわかっていて引き受けたことですから、
誰のせいにもできないんですが、

やっぱり、
日にちが近づいてくると、

「あぁ~、やっぱりやめとけばよかったかなぁ~」とか、

生放送ってことは
やり直しがきかないわけですから、

一応ですね。
緊張していたんですよ。

今朝だって、
やけに早く目が覚めてしまったんです。

そんなときです。

皆さんには言ってますからね。

「考えること」より「決めること」って。

思い出したんです。

「あ~だ」「こ~だ」と考える前に、
決めちゃえばいいんです。

「楽しもう!」って。

これ、ホント不思議ですよ。

決めちゃうと
心が変わりますから。

だから、なにがあっても
「楽しもう」って思えたんですよ。

地震の影響で
特別番組になっても、
その状況を楽しめたんですよ。

おかげで、
待っている間に
隣の席の長谷川萌アナと
いろいろお話することで来ましたし・・・。

いいこといっぱいありましたよ。

ということで・・・、

「ココロの授業講演会」ですが、
もう、決めました!

「楽しもう!」と決めました。

当然、楽しむためには
準備が必要です。

手を抜いていたら楽しめませんから。

ですので、
これから、講演の
リハーサルです。

「ココロの授業講演会」を楽しむために
精一杯の準備をします!

それでは、
サントミューゼで会いましょう!

あっ、今年も前説ビデオやりますからね!

開演40分前には
前説ビデオ始まりますから、
お席にはお早目にご着席くださいね!

↓ もう今日ですから、直接会場に来ていただいても大丈夫です!
●H28/10/22(土)長野県上田市/12:30~16:30/ココロの授業講演会 木下晴弘×比田井和孝講演会/上田市サントミューゼ/入場無料/上田情報ビジネス専門学校0268-22-0255

  


Posted by 比田井美恵 at 08:39Comments(3)

2016年10月21日

明日はココロの授業講演会。校長室に誰かが…(笑)

いよいよ明日に迫ってきました!
第12回ココロの授業講演会!

今年は、ヒダカズの人生の師匠、
木下晴弘先生がゲスト!
さらに、あの我武者羅應援團が前説をしてくださいます!

3年前の第9回ココロの授業講演会を思い出しますね~!


あの時は、上田市民会館でしたが、
今年は1,650人収容の上田サントミューゼです!
昨年、喜多川さんの時もこんな感じでしたが、



今年も1,500名を越える方からのお申し込みがあります!
ありがとうございます!

いよいよ講演会も明日となったわけですが、
私が高校まわりでウエジョビを留守にしている間、
先生達が一生懸命に準備をしてくださっています。

看板を作ったり、当日配る冊子を作ったり、etcetc…。
ありがたいことです!(*^^*)

昨日も、松本地方の高校まわりを終え、
19:30頃、帰ってきました。
そして校長室に入ろうとして驚きました!

誰もいないはずの校長室に、誰かいるんです!!
私の帰りを待って
息をひそめていたのでしょうか…。


何をたくらんでいるんでしょう…。


…にも関わらず、
やけに明るい雰囲気です。

…むしろ、はしゃいでいるかのようです。

こんな人が…。



もう、ビックリしましたよ!



等身大ですね~!
まぁ~…それにしても、相変わらずテンション高い笑顔ですね~!

この看板を作ったのには理由があります。

ココロの授業講演会も、今年で12回目を迎えます。
初回は、2007年9月。
ウエジョビで行い、参加者は111名。
メルマガ読者の方が、全国から集まってくださいました。

もう、ありがたくてありがたくて…。

イベント終了後、佐藤先生はいつも、
玄関前で、最後の一人までお見送りをしていました。

ヒダカズも、いつも「お見送り」をしています。
そうすると、たくさんの方がご挨拶にいらっしゃったり、
「一緒に写真撮ってください!」なんて
言われたりしていたんですね。

…こういうことができたのも、
参加人数がそんなに多くなかったからです。

今、1,000人を超えるお客様が来てくださるようになり、
本当に心苦しいのですが
一人一人にご挨拶をしたり
一緒に写真を撮ったりすることが
不可能な状況となってしまいました。

そこで、ヒダカズがいなくても
せめてヒダカズと一緒に写真を撮れるように…
と作ったのが、このヒダカズ看板です。

ですので…看板にもこんな工夫が…。


「一番撮りたい」ですからね。

…いやぁ、それにしても、
ヒダカズ自販機といい、(ちなみにこちらは「一番飲みたい」)


ヒダカズ君といい、


いつの間にやらヒダカズグッズが増えてきましたね~…。

せっかくですので、
ヒダカズとヒダカズのツーショットを撮ってみたのですが…


やけにオレンジ色の手袋が目立ちますよね~…。


ぬぬぬぅ~っ! 

またしてもっ!!

ヒダカズグッズ!!
見てください! この嬉しそうな顔!!


これは、ウエジョビと軍手ィの企画で作ったものです。

今年、ウエジョビと「ハナサカ軍手ィプロジェクト」が
コラボして、ウエジョビプロデュースの軍手ィを作ったのです。

デザインには、学生たちからたくさんの応募がありました!

ウエジョビ軍手ィ作ります!


その中から、学生のデザインで2点、
ウエジョビ広報デザインでヒダカズ軍手ィを商品化したのです。

すでに、学生たちの注文は終わったのですが、
一般の方からも「欲しい!」との声がたくさん届いたので、
明日の講演会でも、
数量限定で販売することになりました!


実際に手にはめてみると、
カラフルでなんだかウキウキした気持ちになります!
洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えますし、POPな感じがおしゃれです!
これからの季節、大活躍しそうですね!


私ももちろん全部買いました!!^^
一双(いっそう) 700円です。
手袋を数えるときの単位、初めて知りました!^o^

さて、続いてウエジョビ特製カレンダーです!
このカレンダーの包装には、こんなシールが貼ってあります。


私が言ってますね~。
「私がほしいカレンダーが
 見つからなかったので
 作っちゃいました!」って。

どこがこだわりかと言うと…
来年2017年の1月~12月に加えて、
再来年2018年1月~5月分が入っているんです!
ジャーン!


学校って、4月~3月のスケジュールで動いていますよね。
さらに、欲を言えば、来年の4月、入学式まで
視野に入れておきたいんです。

ついでに、5月は比田井家3人の誕生日月ですから、
おまけにくっつけて…^_^;

2017年1月~2018年5月までの17か月カレンダーです!

…ということで、私が、校長室に貼りたい!…という
まったく個人的なわがままで作ったカレンダーです。

せっかくですので、多めに作っちゃいました!

今年は、
ほぼ原価(良く考えたら、少し足が出ているけど、まっいいか…^_^;) 
の1本100円での販売です!

学校の教室や、
小中高校のお子さんがいらっしゃる方、
特に、お子さんが来年は受験生!
…という方に、おススメです~!^o^

販売してくれるのは、
カリスマ教頭山極ひきいる
ビジネス・プロコース2年生の学生たちです!


ちなみに、これは、誕生日パーティーの時の写真。
こう見えて、ウエジョビいち「女子力が高い!」と言われている
カリスマ山極は、
学生の誕生日のたびに、ケーキを手作りしてきて
パーティーを開いてくれるんですよ!

もう、私も山極先生のクラスに入りたいっ!
(…山極先生、かなりやりづらいだろうなぁ…^_^;)

さて、続きまして、
木下先生のサイン本です!!

木下先生の書籍の中から
特に人気のあるこの2冊の
サイン本をご準備します!!

涙の数だけ大きくなれる!


「学校では教わらなかった人生の特別授業」(木下晴弘 著  フォレスト出版)


涙の数だけ大きくなれる 30冊、
学校では教わらなかった人生の特別授業 20冊の
合計50冊限りです!

サイン本は毎年あっという間になくなってしまうので、
欲しい方は、
開場になったらすぐに書籍ブースに行って、
取り急ぎサイン本を確保されることをお勧めします!

続いてこちら!
新潮社の「考える人」秋号。


テーマは「いいぞ、応援!」です。

掲載されているのは、
松岡修造さんや糸井重里さんなど豪華メンバー。
そこに…
応援と言えば…もちろん、あの方々です!

松岡修造さんのインタビューの次に
我武者羅應援團の密着レポートが4ページ!


しかもですね、
実は、このレポート、ウエジョビでの演舞のレポなんです!
だから、比田井先生や学生たちの写真も記事もたくさん載っています!


4ページにわたって、事細かにレポートしてくださっています。
記念すべき一冊です!

こちらも限定20冊、980円です。

あ、ヒダカズ&私の最新刊、
「私が一番受けたいココロの授業 子育て編」も販売しています!

(カンタは販売していません)

それから、我武者羅グッズ!


9月末に発売になったばかりの最新CD、
応援歌集 『自分を信じろ』 1,500円や

同じく新発売のポストカード
応援ポストカード10枚セット+プレミアカード1枚 1,500円も販売します!

このポストカード…めちゃくちゃ励まされます!
お部屋に飾るのもいいですし、
ハガキとして送るのもいいですし…。


CDはサイン入りです。
しかも、我武者羅グッズを買われたみなさんは、
我武者羅應援團が応援してくれます!
記念写真も撮れます!


ウエジョビの講演会、
講演中は録音・録画・写真撮影はNGですが、
ロビー等での写真はOKです。

我武者羅應援團との記念写真も、
お手持ちのカメラやスマホで撮影しますので、
ドンドンFacebookやツイッターにアップしてくださいね!(*^^*)

【追記】
このブログをアップした後、
Newお楽しみグッズが登場しました!
こちらのブログに書きましたので、ぜひこちらもご覧くださいませ~。(o^o^o)

人を喜ばせることに喜びを感じられる人なら幸せになれる


お申し込みがまだの方はこちらからどうぞ!^^
●H28/10/22(土)長野県上田市/12:30~16:30/ココロの授業講演会 木下晴弘×比田井和孝講演会/上田市サントミューゼ/入場無料/予約が必要です。詳しくはこちら/上田情報ビジネス専門学校0268-22-0255


お待ちしています!^o^  


Posted by 比田井美恵 at 12:19Comments(1)

2016年10月20日

いい子に育てると犯罪者になります

10/14に配信された比田井通信よりお届けします。

----------

比田井通信-あなたは幸せです!-第470号
(2016.10.14発行)

私の手元に、凄いタイトルの本があります。

「いい子に育てると犯罪者になります(新潮社 岡本茂樹著)」


インパクトありますよね。
10/22の「ココロの授業講演会」のメインゲスト、
木下晴弘師匠が5月に長野にいらっしゃったときに、
紹介してくれた本です。

木下さんは、こうおっしゃったんです。

「この本と塾で働いていた頃に出会っていたら、
​ ​
子ども達に対するアプローチが全然違ったのに・・・」って。

あの木下師匠が
あまりにアツく語るものですから、
弟子の私としては
当然、すぐに買って、読んだんです。

で・・・



衝撃でした。



もぅ、「まえがき」からスゴいんですから・・・

===========

まえがき

「『幼少期の家庭環境に
 まったく問題が無かった人はいない』
 という言葉がピンときません。
 僕は、主観的にも客観的にも、
 幸せな家庭で育ったと思っています。

 勉強もできた方だし、
 親にはよく褒められました。

 ただ、小学生時代の冬には
 仮病で不登校をしていました。

 ストーブで体温計の温度を上げていたんです。

 小学校の5~6年くらいには
 何度か友だちの筆記用具を盗んだこともありました。

 自分の怠惰と物欲に従って行動しただけで、
 背景につらい過去とかネグレクトとか
 何もなかったと思っています。

 これはどう考えればいいのでしょうか?」


この文章は私の授業を受けた
3年生の男子大学生(21歳)が書いた

「授業の感想文」です。

名前を仮にA君とします。

A君の文章は、非常に「危うい内容」を含んでいます。

危うい内容とは、
「A君は犯罪者になる可能性がある」ことです。

なぜ、そうなのかと言うと、
彼は「幸せな家庭で育ったと思っています」と書きながら、
幼少期に問題行動を起こしているからです。

そして、問題行動を起こした理由の
本人の理解がとても表面的です。

要するに、A君は自分自身のことを
まったく理解していません。


これは犯罪心理から言うと
非常に危険です。

常識的に考えれば、
本当に幸せな家庭で育った者なら、
このような問題行動を起こしません。

彼は自分の心のなかにある
 
 「なにか重大なこと」

に気づいてないのです。

A君の問題行動は

 「不登校」と
 「友だち筆記用具を盗んだこと」

の二つです。

A君は、
なぜストーブで体温計を上げるようなことまでして
学校に行か(け)なかったのか、
なぜ何度か友だちの筆記用具を盗むようなことをしたのか、
過去を振り返って自分の内面をみつめる必要があります。


なのに彼は

 「自分の怠惰と物欲に従って行動しただけ」と、

いかにも「もっともらしい理由」を挙げていますが、
これではまったく理由になっていません。

このまま自分のことを理解しないで社会に出て行くと、
繰り返しになりますが、最悪の場合、
彼は犯罪者になる可能性があります。

そこで、あえて最悪の場合を想定して、
その可能性を具体的に説明しましょう。

A君の二つの問題行動には共通点があります。

 「人にばれない方法」

を用いていることです。

「不登校」も「友だちの筆記用具を盗んだこと」も、

それぞれ行動を起こすには
最初は罪悪感があったと思います。

「ストーブで体温計の温度を上げて、
 ずる休みしても大丈夫だろうか」

「黙って友だちの物を盗ってしまった。どうしよう・・・」

などと思ったかもしれません。

しかし、「人にばれない方法」がうまく行くと、
「ああ、ばれなくてよかった」と考えるようになります。

「成功体験」を得たことで、
「よし、もう一回やってみよう」という気持ちに
なるのは自然の流れです。

回数を重ねるにしたがって
罪悪感は少しずつ薄れます。

それと並行して、
問題行動はエスカレートしていきます。

重大な事件を起こすことに至る「階段」を
一つずつ上がっていく典型的なパターンです。

「幸せな家庭で育った」と思っていた者が
こうして、犯罪者になるのです。


(「いい子に育てると犯罪者になる」まえがきより )

============

この「まえがき」16ページもあるのですが、
これ、ほんの最初の3ページです。

この後のお話が
​また、

メチャメチャ説得力があるのですが、
簡単にまとめるとこういうことです。


岡本さんは臨床教育学博士として
大学で授業をしながら、
刑務所で更生プログラムを作成し、
受刑者に授業をしたり、面接をしたりしています。


しかも、
岡本さんは
​刑務所の中でも

重大事件を起こした受刑者のいる
刑務所でそういった活動をしていました。

その岡本さんが昨年の6月に亡くなられました。

生前に岡本さんが書いた原稿を
ご遺族が出版社に提供をして本になったのが
この「いい子に育てると犯罪者になる」です。

先ほどの話にもどりますが、
岡本さんは大学の授業で、
感想を学生に書いてもらいます。

先ほどのA君が書いた感想は、
岡本さんが授業の中で
「幼少期の家庭環境にまったく問題がなかった人はいない」
と言ったのを受けて書いたものです。

岡本さんは学生が書いた文章を
次の授業で読みます。

もちろん、本人が特定できないような配慮をします。

そのなかで、岡本先生の考えを
学生たちに伝えます。

このA君の感想に対しては

「もしかすると、幼少期に素直に自分の気持ちを
 出せなかったときがあったのではないですか」と

仮説を伝えます。

理由は、彼が正直に
「学校を休みたい」と親に言っていないからです。

学校に行けないのには必ず
本人なりの理由があります。

それを親に言わずに
隠れて体温計の温度を上げています。

友だちの筆記用具も同じです。

その筆記用具が欲しいのであれば
せめて、「いいなぁ、僕もほしいなぁ」と
言ったらいいんです。

もちろん、それをくれるかどうかは
別の話ですが、それを言わずに、
いきなり「盗る」という行動
​をしました。

こうした、問題行動の背景には

​「​幼少期の親子関係の中で
​​ 素直に自分の気持ちを
​ 出せなくなっていた
​ 可能性がある」

と岡本先生は学生たちに伝えました。

すると、その岡本先生の仮説に
A君から下のような返信が届きます。

=========

 「幸せな家庭で育った」と書いた者です。

 「素直じゃない自分」という言葉を聞いて
 ドキリとしました。

 僕には二つ上の姉がいます。

 姉がなにかして怒られるのを見て

 「ああしなければいいんだ」

 とはじめから
 怒られるようなことを回避しようとしたり、

 母や姉が何か言うと父が揚げ足を取って怒ったり
 空気を悪くするのを見て、

 「家の中ではちょっとでも父のカンにさわるような
  発言はしないようにしよう」

 と考え、行動するようになっていました。

 また、両親が共働きで目が届かないことをいいことに、
 家でテレビゲームばかりしていた時期がかなり長くありました。

 家族の前では
 「怒られない、かしこい息子」でいようと努め、
 その息抜きも見られないところでしていました。 。

 虐待も家庭内暴力もなかったけど、
 僕が幼いころにしたことは
 家庭環境と関係があることに初めて気づきました。

===========

A君は気づくんです。

自分は父親の顔色を伺い
「いい子でいよう」と努めていたことに。

岡本さんは言ってます。

「親はきっと、
 『お姉ちゃんは反抗ばかりしてダメな子。
​​ それに引き替え、お前はいい子だね』と
​ 褒めていたことでしょう。
 容易に想像できます」と。

そうなると、A君にとって
家は安心して心と体を休める場にはならず、
常に緊張を強いられ、心身ともに疲れ、
学校に行けなくなってしまいます。

そして、親の顔色を伺っていると
素直に甘えることができません。

その結果、
「僕も欲しいなぁ~」の一言が
言えずにいきなり盗ってしまいます。

岡本先生はA君の感想を通じて
学生たちに、「変わること」ではなく
「元に戻ること」をすすめます。

「元に戻る」とは、
自分の思っていることや
感じていることを素直に
出せるようになることです。

そんな話を岡本​さんがします。
すると、その日の感想にA君から

=========

 なんだか先生に(ある意味では教室全体に)
 自己開示をしていると、それだけで
 過去の振り返りになり、気持ちに整理がつき、
 少しラクになったように感じています。
 ありがとうございます。

=========

という返信が来たそうです。

岡本さんは

「たったこれだけのことで、

 A君の問題が解決したとは思っていないが、
 自己理解が得られず、
 人生を生きていくのと、

 自己理解を得て人生を
 生きていくのとでは雲泥の差です。

 彼が犯罪者になる可能性が
 なくなったわけではありませんが、
 低くなったことは確かです。」

と言っています。

さらに岡本さんは

「A君のような学生は稀ではありません」

と言っています。

なぜなら、
その話をしている最中に
たくさんの学生たちが身を乗り出して
真剣な眼差しで聴いているからです。

幼少期の自分と重なる学生が
いっぱいいるってことです。

実際に授業の感想のなかに、

「このままだと私は犯罪者になっていたかもしれません」

と書いた学生もいたそうです。

悩みを誰にも言えずに一人で苦しみを抱えている学生、
周りの目を異常に気にして生き辛さを感じている学生、
本当は寂しいのに強がっている学生がたくさんいるということです。

悩みや苦しみは多様で、
その背景も様々ですが、

「いい子でなくてはいけない」という
幼少期の環境が原因だと岡本さんは言いきってます。

もちろん、すべての「いい子」が
犯罪者になるということではないです。

この本は、幼少期の家庭環境が
将来の問題行動を起こす大きな原因になる
ということを、「犯罪」という極端かもしれませんが、

わかりやすい例で、そして理論的に伝えている本なんです。


私、最後まで読んで、
少なくとも、「子育て」や「教育」に関わる人には
絶対に読んで欲しいと思っているんです。

それだけではありません。
上にも書いたように
悩みを誰にも言えずに一人で苦しみを抱えている人。
周りの目を異常に気にして生き辛さを感じている人。
本当は寂しいのに強がっている人。

そして、幸せな人生を歩みたい、
すべての人に読んでほしい本なんです。


ですので、
10/22「ココロの授業講演会」で、
いつもの平安堂さんが本を販売してくださるのですが、
この本を販売してくださるようお願いしておきました。

ぜひ、たくさんの人に読んでほしいです。


​その、
「ココロの授業講演会」が
迫ってまいりました。

実はですね・・・

前日の21日、
私、生出演番組が2本あるんです!

​2本ですよ!

2本。

しかも「ダブル生出演」です!​

一本は
​FM長野の「Clap!​」​
10:18頃
​電話生出演です。

​これはそんなに珍しくないです。

​そして、もう一つが、
SBC放送「ずくだせテレビ」です!​

信越放送「ずくだせテレビ」


​この番組、10月から始まった
新番組で13:55~15:53の2時間番組なんです!

なんと、その2時間番組に
私、コメンテーターとして生出演しちゃいます!
もちろん、最初から最後まで2時間ずぅ~っとですよ!

私、テレビはなんどか出たことあるんですが、
生出演は初めてなんです。

しかも、2時間です。

いやぁ~、もう、どうしましょ!
変なこと言わないように気をつけます(笑)

ですから、「ココロの授業講演会」の前日、
大変なんです!

もしよければ、ご覧ください!

ところで!
10/22ココロの授業講演会の前説に
我武者羅應援團のみなさんが来てくださると
お伝えしましたが、


その日は、特別に!!

ガムシャラグッズお買い上げの方には
応援&記念写真撮影をしてくださることになりました!!



記念写真は、
お手持ちのスマホやカメラでお撮りしますので
ぜひ写真を撮って、
じゃんじゃんFacebookやツイッターにアップしてくださいね!

…ということで、
お申込み、まだ受け付けています!
●H28/10/22(土)長野県上田市/12:30~16:30/ココロの授業講演会 木下晴弘×比田井和孝講演会×我武者羅應援團(前説)/上田市サントミューゼ/入場無料/予約が必要です。詳しくはこちら/上田情報ビジネス専門学校0268-22-0255


------

明日は、ココロの授業で販売する、
ヒダカズグッズや
比田井美恵こだわりの「ウエジョビ特製カレンダー」
(ウエジョビで初めてカレンダー作ってみました!)他、
当日のお楽しみについて
ブログアップします~!

お楽しみにっ!^^

↓こちらもよろしくお願いします。(*^o^*)
校長室で一人、泣きました…

  


Posted by 比田井美恵 at 21:01Comments(3)

2016年10月12日

自分を信じるのに根拠はいらない

10/7に配信された
比田井通信(ヒダカズの非公式メルマガ)よりお届けします!

----------

比田井通信-あなたは幸せです!-第469号
(2016.10.7発行)

​こんばんは!
ヒダカズでございます!

ただいま、夜の9:35ですが、
今からヒダツー書きます。

といっても、
みなさん、ご存知ですよね。

私は9:30に寝ないと
本来のテンションがキープできないんです。

特にここのところ、
講演が続いておりまして、
一昨日は須坂東高校。
昨日は梓川高校。
今日は中野市の高社中学でした。

講演って、ホント楽しいんですよ。
今日も、お母さんたちがたくさん来てくれて
後ろの方からメチャメチャ、いいリアクションで
聴いてくれましたし、
ホント楽しかったんです。

ただ、ご存知の通り、
わたくし、必要以上に
エネルギーを使うタイプの講演家でございまして・・・(笑)

もう、電池切れてます。

でも、ヒダツーを書かなくてはいけないわけです。


と・・・・・・・、

そんなところに、
絶妙なタイミングで届きました!

武藤正幸総監督の
「子育つ」が届きました!

​10月22日の「ココロの授業講演会」の
前説に登場してくださる、
我武者羅應援團の総監督で
最近は講演家としての知名度も
メキメキ上がってきた、
武藤正幸総監督の「子育つ」です!


どうぞ、ご覧ください↓
​===========
【子育つ】 ~根拠のない自信~

あなたは
根拠のない自信を持っていますか?


9月22日に成田で行われた
比田井先生の講演会に
我武者羅應援團は前説で参加させていただいた。

私も親になり
あらためて聴く比田井先生の子育て講演は
とても深く心に響いた。

特に印象的だったのは
「根拠のない自信」という言葉。

何せ武藤兄弟も
根拠のない自信が学ランを着て歩いているといわれるほど
「オレはなんとかなる」だけで
応援道を突き進んできた。

ではなぜ私が根拠のない自信を持つことができたのか?

母の「ある接し方」のおかげである。


以前、私が人を育てることに悩んでいた時
母に相談したことがある。

なにせ母には、私と兄という息子達を
我武者羅應援團に育て上げた実績がある!

さっそく私は聞いてみた。

「僕を育てるとき、どんなことを大事にしてた?」

すると母はこう答えた。

「なるべくあなたと向き合わないようにしてた」

いや、いや、いや、
ちょっと待ってよ母・純子!!

男の子だから反抗期もあったし
迷惑をかけたかもしれない。
でも自分で言うのもなんだけど
マッシュルームカットのよく似合う
それはそれはカワイイ子だったじゃないか!

そんなカワイイ正幸、略してカワゆきと
向き合わないようにしてたとはどういうことだ!!!

すると、母がこう言った。


「私はね、あなたと向き合うんじゃなくて
寄り添うようにしてた」


母は優しい表情で続ける。
「だってあなたの前に立って、真正面から向き合ったら、
あなたの視界をさえぎってしまうでしょ?
あなたから見える世界を、
あなたから見える未来を、
私の存在で、狭めたくはなかった。
だから寄り添って、あなたと一緒の方向をみたいと思ったの」

その言葉を聞いた時
胸の奥がじんわり温かくなり
ふいに、涙が溢れてきた。

母はそのままの僕の可能性を信じてくれた。

母はそのままの僕の心を信じてくれた。

母はそのままの僕の存在を信じてくれた。


それが私にとって何よりの応援だった。

自分は自分でいいんだ

そう思えるようになった。


私の根拠のない自信は

母の寄り添う姿勢が育ててくれた。


だから私も

娘や我が子のような團員達に

寄り添える存在でいたい。


成長させてやると相手を変えようとするのではなく

寄り添い共に成長する。

そんな気持ちで接しようと思う。


だって本来

自分が自分を信じるのに

根拠はいらないのだから。

我武者羅應援團 総監督 武藤正幸


​============​


​私が「子育て講演」で必ずお伝えする
「根拠のない自信」のことを書いて下さいました。

正幸総監督は
「自分を好きになるのに理由なんていらない」
「自分を信じるのに理由なんていらない」って
言っています。

「自分を信じる」と書いて「自信」と言います。

正幸さんは「根拠のない自信」を持ってます。
正幸さんのお母さんのおかげです。

「根拠のある自信」というのは
いつかその「根拠」を失うときがやってきます。

例えば、
「勉強ができるから自信があります」
「スポーツが得意だから自信があります」
というのは、いつかその根拠を失います。

上には上がいるからです。

常に1番でないと、
その「自信」を保つことが
できなくなってしまいます。

こんなときに、
「根拠のない自信」がある人は強いですよね。

その「根拠のない自信」の塊みたいな人が
いますよね。

そうです。

白石康次郎さんです。

「根拠のない自信」がなかったら、
世界一周のヨットレースなんて
とても出場できませんよ。

出場どころか、
3億円も集めることできませんよ。

根拠もなく、
「でも、きっとできる!」って思ってなかったら
あんなことできないですからね。

でも、不思議ですね。
その「根拠のない自信」がまわりの人まで
巻き込んじゃって、

周りの人まで
「根拠はないけど、白石さんだったら
できそうなきがする・・・・」って
思わせちゃうんですから・・・(笑)

話は変わりますが、
6月に始まった白石さんの
クラウドファンディングが終了となりました。
たった一人、無寄港で世界一周! 世界一過酷なヨットレースにアジアから初参戦


目標の5000万円には及びませんでしたが
1000万円を超えるお金が集まりました。

白石さん、
「これで、新しいメインセールが買えた!」って
言っていました。

私、支援者のリストを見させて頂いて、
ホント、嬉しくてしょうがないんです。

ヒダツー読者の方が
ホントにたくさん支援してくださって・・・・
特別対談もたくさんの人が観て下さって・・・


ホントにたくさんの方が応援してくださって・・・。

この5ヶ月間、ホントに嬉しかったです。
白石さん、気持ちよく出航できそうです。

皆さんのおかげです。

​きっと、「根拠のない自信」で
世界一周を乗り切って帰ってきてくれるでしょう。

すみません。
結局、今日も白石さんのお話をしてしまいました。

↓のラジオバックナンバーもちょっと前の
白石さんの懐かしいお話です。

良ければお聴きください。
10時半になってしまいました。

ヒダカズ、寝ます。
おやすみなさい。

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」バックナンバー■■■

白石さんが世界一周ヨットレース最高峰
「ヴァンデ・グローブ」に出場するための条件は
「ニューヨーク・ヴァンデ」で規定時間内で完走すること。

このレースに白石さんはたった3週間の準備で出場したんです。

「一生に一度でいいから、大西洋をヨットで横断したい・・・」というヨット乗りもたくさんいます。

ほかの選手たちだって1年、
2年かけて準備をして出場しています。

そんなレースに白石さんは3週間で出場して、
見事、7位でゴールしました。



(2016.8.​31​放送)

■■一般参加可能なヒダカズ講演■■■

■H28/10/18(火)長野県北佐久郡立科町/9:45~11:15/立科中学校/入場無料/立科中学校 0267-56-1076

●H28/10/22(土)長野県上田市/12:30~16:30/ココロの授業講演会 木下晴弘×比田井和孝講演会/上田市サントミューゼ/入場無料/予約が必要です。詳しくはこちら/上田情報ビジネス専門学校0268-22-0255



■H28/10/23(日)長野県長野市/14:00~16:20/ホテル国際21千歳の間/入場無料/長野青年会議所 山口様 080-5757-2214


■H28/11/24(木)群馬県太田市/19:00~21:00/太田商工会議所会議室/入場無料/太田商工会議所小澤様 0276-45-2121  


Posted by 比田井美恵 at 12:08Comments(0)

2016年10月10日

憧れの「致知」に載りました!

十年来の私のココロのバイブル
憧れの「致知」に掲載されました!


ヒダカズも誇らしげです!


私たちが尊敬する、鍵山秀三郎さんや
佐藤芳直さんの記事も載り、
あの稲盛和夫さんも推薦する
「人間学を学ぶ月刊誌 致知」。


毎月の致知の教えから
学ばせていただきながら、
いつか、致知に取り上げてもらえるような学校になりたいと…
「いつかは致知」と、
勝手にそんな思いを胸にここまで来ました。


そんな憧れの致知に掲載していただけたこと
本当に光栄です!
感激です!!



「人生を変えるココロの授業 比田井和孝」

 上田情報ビジネス専門学校(通称ウエジョビ)には、他の専門学校にはない特徴があります。「人として大切なこと」を学ぶ「ココロの授業」です。その内容はメルマガや書籍で全国に知られるようになり、いまでは「ココロの授業」はウエジョビの代名詞ともなっています。

 ウエジョビは、戦後間もない一九四九年、義父・佐藤勲が創立しました。珠算教室からスタートし、簿記科、経理科、情報処理科、公務員科など社会のニーズに応じて規模を拡大。現在では長野県内で一番の学生数と合格率を誇るまでになりました。

 とはいえ、ここ三十年来は少子化や大学全入時代という大きな壁に直面してきたことも確かです。平成八年、佐藤勲は起死回生の一手で数億円を投資し六階建ての校舎建築に踏み切りました。公務員科の教師だった私が佐藤勲の三女で現校長の比田井美恵と結婚したのはその翌年。最も経営が苦しい時でした。

 学生数が減り続けるのに、校舎建設で多額の借金を負うことになったウエジョビ。離職者が相次ぎ、残った職員は自分の授業だけをやっていれば許される状況ではなくなりました。

 私は広報の責任者となり、自ら写真を撮って古いパンフレットを改訂し、オープンキャンパスを改善するなどPRに全力を注ぎました。また、職員たちの当事者意識が高まって雰囲気が良くなったことも相まって、落ち込んでいた学生数も四年後には百名以上増え、県下でも注目を集めるようになりました。

 しかし、私には何か納得できないものがありました。「このまま二十年、三十年と本当にやっていけるのか」という疑問が消えないのです。学生の入学動機は「公務員になりたい」「国家資格を取って就職したい」など様々で、その期待に応えるのは当然なのですが、それだけで十分とは思えなかったのです。

「就職」はゴールではありません。大事なことは、学生が就職したその先で「いい仕事」ができるのか、そして将来幸せになれるのか、です。現にせっかく仕事に就けても満足に挨拶ができないために職場で疎んじられるケースも起きていました。そこで私が至った結論は「学生の人間性を磨く」という極めてシンプルなものでした。そして、この気づきがウエジョビを大きく変えることになるのです。

 人間の意識とは不思議です。考えが変わると「出会い」が変わりました。最も大きかったのは(株)船井総合研究所のコンサルタント(当時)・佐藤芳直さんとのご縁です。「学校にとってのお客様は学生ではありません。学生を受け入れる企業や社会こそが本当のお客様なのです」の一言に目から鱗が落ちました。

 社会がお客様なら、私たちの使命は、学生を社会が望む人間に育て上げることです。今まで、目先の指導にとらわれがちだった私たちが、学生の将来…十年後、二十年後を考えて取り組むようになったのは大きな変化でした。私たちの「あり方」が変わった瞬間でした。

 そして生まれたのが「三つの約束『挨拶・掃除・素直』」です。日々の挨拶や掃除に真摯に向き合っていく中で人間性が磨かれ、この三つを大事に思える人なら必ず幸せになれるはず、と私は確信していました。

 もっとも、当初は職員たちから「本気で徹底していこう」という高まりは感じられませんでした。しかし、研修や討議を重ねる中で理解が深まり、やがて職員が挨拶や掃除を率先垂範するようになっていったのです。

 時を同じくして私は就職課主任となり、授業で佐藤芳直さんやカリスマ塾講師として知られた木下晴弘さん、さらに様々な人や書物から学んだ仕事観や生き方、幸福に関する話を全学生に伝えるようになりました。

 初めて耳にする話に学生たちは熱心に、時には涙しながら聴き入ってくれましたが、さらに比田井美恵がそれをメルマガで配信したところ、大きな反響を呼び、書籍化までされました。「ココロの授業」「三つの約束」を始めて十二年。ウエジョビの校風と文化は、明らかに変わりました。

 いまでも忘れられない男子学生がいます。彼はいまシステムエンジニアとして活躍していますが、入学当時は、周囲にまるで関心を示しませんでした。自分の世界に籠もり、「三つの約束」を実践しないどころか遅刻・居眠りの常習犯。その彼が変わったのは、ある時、教師から授業態度を本気で叱られたのがきっかけでした。

 生まれて初めて真剣に叱られた彼は、このままでは駄目だと、急に勉強に熱が入るようになり、成績も上がりました。すると、周囲の学生がわからないところを彼に教わり始めたのです。友人たちは口々に「ありがとう」と伝えます。実は、彼にとってこういう体験は初めてでした。誰かに何かを与える喜び、感謝される喜びを知った彼は、卒業までの二年間、仲間のサポートを続けました。三つの約束も実践し、性格も表情もまるで別人のように成長したのです。

 彼の誕生日には、クラスの仲間が続々とアパートに詰めかけ、テーブルはプレゼントの山になりました。彼は涙を抑えることができなかったといいます。

 私が授業で学生に伝えたいのは、まさにそこなのです。人生で大切なことに気づいた時、学生の生き方は大きく変わり始めます。そして、そういう幸せな学生を一人でも多く輩出することがウエジョビの使命なのです。

(ひだい・かずたか=上田情報ビジネス専門学校副校長)
(致知 2016年11月号 致知随想 より引用)


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こんなにも丁寧に
こんなにも紙面を割いて取り上げていただけたなんて
感激です!

さて、「人間学を学ぶ月刊誌 致知」ですが、
毎号毎号、うーん…と唸るような記事がたくさん載っています。
今までにも、ブログで何度も記事にさせていただきました。

意思決定には、3つのフィルターがある


またしても我武者羅な3日間-1


麦は踏まれて強くなる。人も…


「俺は、俺は、ただ…」


バスジャック事件の加害者も被害者だった


「読みたい!」と思われた方、
本屋さんでは販売していませんので、
↓こちらからお申し込みください。

人間学を学ぶ月刊誌 致知


私は、毎月、月初めに届く致知で
ブレそうになる自分の心を軌道修正しています。

自分の心と行動を
定期的に見つめ直すことができるって
本当にありがたいことですよね。(*^^*)

憧れの致知に載せていただいた誇りを胸に、
致知の名に恥じない行動をしていかなければならないと
改めて背筋が伸びる思いでした。

取材に来てくださった江口さんはじめ
致知出版社のみなさん、
本当にありがとうございました!!  


Posted by 比田井美恵 at 12:44Comments(2)

2016年10月05日

人は「望んだもの」ではなく、「自分と同種のもの」を引き寄せる

本日は、10/1に配信された比田井通信(ヒダカズ非公式メルマガ)
よりお届けします。

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比田井通信-あなたは幸せです!-第468号
(2016.10.1発行)

ヒダツー読者のみなさん、
こんにちは。

ただいま、大阪から金沢に向かう、
特急サンダーバードの中で
このヒダツー書いています。

で・・・、

先月末、カンタの運動会がありました。
実はですね、​その日、
運動会が雨で延期になったんです。

その結果、
本当は、私の代わりに
私のDVDが流れる予定だった
ウエジョビオープンキャンパスに
参加できたんです!

ただ、私と美恵先生は
カンタの運動会に参加するため
前泊でカンタの山村留学先に行ってたんです。

超晴れ女の美恵先生が一緒ですから
雨で延期なんて、考えてもいなかったんです(笑)

そしたら、当日の朝6:00に
「運動会は明日に延期です」との連絡が・・・

「じゃぁ、オープンキャンパスにいけるじゃん!」
ってことになりまして、

3時間かけて上田に帰ったんです。

でも、良かったですよ。


その日は、東京や富山から
わざわざ、来て下さった方もいて
「直接、会えてよかったです!」って
何人も言われました。


で・・・、翌日ですよ。
カンタの運動会です。

ところが、この日、
私は午前中、講演が入ってたんです。

幸い、午前中の講演だったので
終了後に急いでカンタの運動会に向かって、
ちょっとだけ、応援することができました。

その後は、神奈川海老名市での講演です。

車で向かったのですが、
日曜日の夕方ですよ。

高速道路が大渋滞です。

結局、5時間半かけて
なんとか到着して、
無事講演も終わり・・・



それが9月25日のことです。

そして、今週は
岡谷東高校、長野西高校、松代高校と
講演三昧で、


9/30(金)は、白石康次郎さんの
壮行会が東京であったんです。

また、この壮行会が・・・

詳しくは、あとで書きます。

で・・・、今日は大阪で
関西アーバン銀行従業員組合さんでの講演でした。


そんな1週間でした。

なので、カンタの運動会、
もう、懐かしいです(笑)

小学校最後の運動会でしたから、
ちょっとでも観ることができてよかったです。

家に帰って美恵先生が撮ってくれた
写真を見て、
「カンタ、頑張ったじゃん!」って感じです。


と・・・1週間のご報告が終わったところで、

昨日の白石さんの壮行会の報告です。


いやぁ~、スゴかったです。
なにがスゴかったかって、

コチラの写真、見てください↓


昨日の記事ですよ。
どうですか、
この写真見ただけで、
スゴイのわかるじゃないですか。

だって、喜多川さんはいるし、
芳直師匠もいるし、


司会はTBSのあの有名な女子アナですし、
我武者羅應援團は応援に駆けつけますし、


TUBEの前田さんは応援歌作って
歌ってくれますし・・・。


そして、クラウドファンディングで
応援してくれた皆さんもいっぱい集まって、
メチャメチャ盛大な壮行会だったんです。

武藤團長のメッセージも最高でした。
白石さんも嬉しそうだったなぁ~・・・。


きっと、近いうちにその映像が
アップされると思うので、
それを楽しみにしていてください。

で・・・、

私が思ったのは、
やっぱり、白石さんの人柄が
これだけの人を集めたんだな・・・ってことです。

お金儲けのために集まった人なんて
一人もいないですから。

「白石さんを応援したい!」
「白石さんだから応援したい!」という
人しか来てないですもん。

白石さんも言ってましたよ。
「この会場に集まった人はいい人しかいない」って。

でもそれは、
白石さんがそういう人だからですよね。


「人は望んだものではなく、
​ ​自分と同種のものを引き寄せる」

心理学者のユング博士の言葉です。

ホントその通りですね。

昨日はあまりにたくさんの方が
いらっしゃっていたので、

ゆっくり白石さんと話すことはできませんでしたが、

ひとつ、嬉しいことがあったんですよ。

壮行会終了後、
私のところに一人の女性が近づいてきて、
「あの対談、観ました!」って言ってくれたんです。

「あの対談」ってこれですよ↓これ↓


私は嬉しくなっちゃって
「ありがとうございます!
 見てくださったんですね!
 それで壮行会に来てくれたんですね!」
って言ったんです。

そしたら、そのあと
衝撃の言葉をおっしゃりました。

「そうよ!あの対談が面白くて、
 私、ウン十万円も支援したんだから!
 もともと、白石さんの事は知ってたんだけど
 他の動画観てもそこまでは心は動かなかったけど、
 あれ、観たら応援したくなっちゃったのよ!
 ありがとうね!」

ちょっとですね、金額のところは
オブラートに包みましたが、
驚くべき金額なんです。

私が今回、支援した金額なんて
足元にも及ばない金額なんですよ。

私の隣には
その対談番組に一緒に出てくれた
北原先生がいたんです。
一緒に行ってたんです。

もぉ、北原先生も驚いてるんです。

「あなたのこともよ​く知ってる​​わ​よ​!
 『僕も楽天的な方ですが・・・』って
言ってたじゃない・・・(笑)」
って北原先生に言ってました。

そして、
「あのジルさんの
 『我々は、電源を失っただけだ・・・』
 ってあの言葉、良かったわよねぇ~」
なんて言ってくれるんです。

もう、何度も観てくれているんです。

私は↓この動画、


白石さんを応援したくて作ったんです。

もちろん、ウエジョビファンの方で
あの動画を観て下さって
クラウドファンディングで
応援してくださっている人、いっぱいいます。

でも、この方、
それまでウエジョビなんて
まったく、知らなかったんですって。

たまたま、
「白石康次郎」って検索してたら出てきて、
たまたま観たら、
面白くて、思わず支援してくれたんですって。

そしたら、ウエジョビの事が
気になっちゃって、

「スゴイ自販機も入ったんですね!」なんて、
ウエジョビのブログも観て下さって・・・(笑)

(そのスゴイ自販機の記事↓)


いやぁ~、もぉね、
メチャメチャ、盛り上がりました。

ということで・・・

白石さんのクラウドファンディング、
10/7で終了です。

できる範囲でいいんです。
でも、あとで、
「あの時、応援しとけば良かったなぁ・・・・」
って言ってもはじまらないですからね。

以前も言いましたが、
来年の「ココロの授業講演会」のゲストは
世界一周から帰って来た白石さんですからね!

白石さんに会ったときに
「私、支援させて頂きました!
 私が買ったセールの調子はどうでした?」
って言えるかどうかは大きいですよね(笑)

明日までですよ!
ぜひ、お願いします↓

たった一人、無寄港で世界一周! 世界一過酷なヨットレースにアジアから初参戦


ここで、ヒダツー読者のあなたに
ビッグな情報です。

今年の「ココロの授業講演会(10/22)」ですが・・・
すでに1,400席が埋まりました。

お早目のご予約をお勧めしますが、
この日、先日の成田講演で
最高の前説をしてくれた、
我武者羅應援團が「前説」のためだけに
当日、来てくれることが
昨日、決まりました!


我武者羅應援團が「ココロの授業講演会」に
3年ぶりに登場です!

↓ 3年前の写真です。 
 木下晴弘さん、我武者羅應援團、ヒダカズ。今回と同じメンバーです!


ご予約はコチラです↓
●H28/10/22(土)長野県上田市/12:30~16:30/ココロの授業講演会 木下晴弘×比田井和孝講演会/上田市サントミューゼ/入場無料/予約が必要です。詳しくはこちら/上田情報ビジネス専門学校0268-22-0255


お待ちしています!  


Posted by 比田井美恵 at 19:02Comments(2)

2016年10月04日

白石康次郎さんの「遺言」

順番が前後しましたが(すみません)
9/16に配信された比田井通信(ヒダカズ非公式メルマガ)よりお届けします。

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いきなりですが・・・、
ヒダカズ自販機ができました!
こんなんです(笑)↓

「ココロの授業」の聖地ウエジョビに、新記念写真スポット出現!(笑)


先日、ウエジョビ1号館前に
突如出現した「ヒダカズ自販機」です。

北陸コカコーラさんが、
こんな自販機を作ってくださいました!

いやぁ~、
デザインもだいたい事前に知っていたのですが、

実際に本物が来たら、
ビックリしました(笑)

その私の動揺ぶりは
こちらの動画をご覧ください↓


これ、ホントに動揺してしまい、
全然、まとまらないレポートになっていますm(__)m


さて・・・、
夏休みの8月5日。

この4月から山村留学に行って
ずっと親元を離れていたカンタが
夏休みでやっと帰ってきました!

私とカンタは「男のロマンの旅」の初日で
朝、北海道のホテルにいたんです。


そこに、なんと、あの白石康次郎さんから
電話がかかってきたんです。

R25の記事 白石康次郎「奇跡の起こし方とは…」


カンタと白石さんは
結構仲良しなので、

「おい、カンタ!
 白石さんから電話だ!
 ヴァンデグローブ(単独世界一周ヨットレース)のスタート前に
 白石さんと話なんてなかなかできないんだから、
 直接、応援のメッセージを
 白石さんに伝えろ!」と言って

カンタと代わったんです。

そしたらカンタ、

「白石さぁ~ん!
 ヨットで世界一周して、
 日本の子ども達に
 夢をあたえてねぇ~!」

ですって(笑)

その後、
白石さんがカンタになにやら
話してくれたんです。

カンタは
「うん、うん。」
と言って聴いてます。

電話を切った後、
私は「白石さん、なんて言ってた?」
と聞くと、

「俺もヨットで世界一周、思いっきり遊んでくるから、
カンタも、山村留学で思いっきり遊ぶんだぞ!」って
言ってくれたそうです。

カンタ、嬉しそうでした。

白石さんの感覚は
この感覚なんです。

地球を舞台に、
思いっきり、遊んでくる感覚なんです。

だから、
「一人で寂しくないんですか?」
という質問に

「えっ、なんで?
まったく寂しくなんかないですよ」って
言えちゃうんですよね。

さすが、白石さんです。

で・・・、
実はその電話で私、
もう一つ、
白石さんから聞いちゃったんです。

その前にこちらの動画、
もう、ご覧になりました?



この動画の
「1時間3分40秒」から
1分ほど観て下さい。

白石さんが遺言を遺しています。

​ひとつは、私に対して、

「比田井さんにお願いしたいのは
もし、僕になにかあったら、『見事な最後だった』って
伝えてほしいね。愉快な男だったと。
それが僕の遺言ですよ!」

とニコニコ言ってました(笑)

そして、その後、

「今度、塩沼亮潤さんに
『俺がが死んだらお経上げてくれ!』って
頼みに行こうと思って・・・(笑)」

なんて言っているんです。

この時の白石さんの言い方は
ほととんど、冗談に聞こえます。

でもね、
白石さんはこれ真剣に言っているんです。

ちなみに、塩沼亮潤さんという人は
確か数年前にヒダツーでも書きましたが

(詳しくはこちらをご覧ください↓)

「千日回峰行(2011.6.1)」

「人の心は誰でも幸せになれる​(2011.6.11)」


簡単にはこんな人です↓

慈眼寺


吉野山金峯山寺1300年の歴史の中で
2人目となる千日回峰行を満行したという
スゴイ人なんです。

簡単に言うと、
往復40キロを超える山道を
千日間登って、

それが終わると、
9日間、
飲まず、
食わず、
眠らず、
横にならずという、
「四無行」をして、
やっと終わるという
想像を絶する修行を
やってのけた人です。

この塩沼さんが昭和43年生まれ。
白石さんは昭和42年生まれ。
ちなみに私は私は昭和44年生まれなんです。

なんか、親近感ありますよね。

5年前に私と白石さん一緒に、
塩沼さんの講演を聴いた縁で、
とっても仲良しなんです。

白石さんはその塩沼さんに
「俺が死んだら、お経をあげてくれ」って
頼みに行くって言ってたんです。

それが7/13です。


で・・・、8/5の電話で、
白石さんが嬉しそうに、
私に言うんです。


白石さん:「比田井さん、塩沼さんにお願いしたよ!
『俺が死んだら、お経上げてくれ』って!」

ヒダカズ:「うわぁ、ホントにお願いしたんですね!
で・・・、なんて言ってました?」

白石さん:「う~ん・・・それがさぁ、
『そんなこと頼まなくても、白石さんは大丈夫ですよ』って
言われちゃってさぁ~。」

ヒダカズ:「そりゃぁ、そうですよね・・・」

白石さん:「だから、俺、もう一度言ったんだ。
『塩沼さん、俺は、真剣に頼んでいるんだ』って・・・」

ヒダカズ:「そしたら・・・、なんて言ってました?」


白石さん:「『お任せください』って言ってくれたよ!
これで、安心して行けるよ!!!」

そんな会話でした。

この時の白石さん、
ホントに嬉しそうに言っているんです。


もちろん、別に白石さんは死ぬつもりで
「ヴァンデ・グローブ」に出るわけじゃないですからね。

でも、「生きては帰ってこられない可能性」があるのは事実です。

そりゃ、冒険ですから、
なんだってそうなんです。

でもね、大事なのは
その「生きて帰ってこられるかわからない冒険」に
安心して行けるかどうか・・・なんです。

「生きて帰ってこられなかったらどうしよう・・・」
と思っていると楽しくないじゃないですか。


私はね、白石さんに心のそこから
ヴァンデ・グローブを楽しんでほしいんです。

​最悪な状況も想定して、
すべて準備しておくんです。


「〇〇になったらどうしよう・・・」ではなく、

「〇〇になったときには、こうする」って
決めておくんです。

これを決めておかないから、
安心できないんです。

不安なままです。

「どうしよう・・・」っておもっていると、
だいたい、そうなります。

逆に、どんな状況でも動じないための
準備をしておくと、
そんなことは起きませんし、
たとえ、起きても決めたことを
粛々と行動に移すだけです。

だから、安心なんです。​


「安心」と「油断」は違いますから、
きっと、白石さんは

「安心」しながら「油断」せずに準備をして、

レース中も
「安心」しながら「油断」せずに舵を切り、

きっと、無事に楽しんで帰って来てくれるはずです。

そのための準備のひとつが、
塩沼さんへのお願いだったということです。

やっぱりですね、
白石さん、スゴイですよ!

学ぶことがたくさんあります。

そんな白石さん、
昨日、フランスで記者会見があったみたいですよ。
フランス語のしゃべれない白石さんは
通訳の方を自分の後ろに隠して
口パクで、通訳の方がマイクでしゃべったそうです。
これが、メディアに大ウケけで、
かなり褒めてもらったようです(笑)


白石さんのヴァンデ・グローブスタートまで
あと1か月と2日です!
みんなで応援しましょう!

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」バックナンバー■■■

私が言いたいのは、
高橋君が今、イキイキ働いていられるのは、
食堂のアルバイトで元気よく、
ハキハキ頑張っていたからではありません。

すべての出来事に意味があって、
必要だからやってくるんです。

ということを言いたんです。



夏休みに入り、
カンタが山村留学先から帰って来たんです。
その成長ぶりに驚きました。
お風呂で「勉強の方はどうだ?」の質問に
「ぼく、社会が好きなの!」から意外な展開が・・・
  


Posted by 比田井美恵 at 15:38Comments(0)