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2010年03月31日

子どものSOS届いてますか2

ハムスターを殺していた彼の話の続きです。

昨日のブログを読んでいない方は、
まずコチラを読んでください。
子どものSOSが届いてますか?1

みやざき中央新聞

彼が持っていた爆弾の3つ目、
「小動物虐待」。
飼っているハムスターを毎晩殺していくんです。

これまで少年犯罪史上に残る
「酒鬼薔薇聖斗事件」
「佐賀のバスジャック」
「長崎の駿君殺害事件」の少年達も、

事件の前兆行動として、
小動物虐待の記録が残されています。

私はサポートセンターの援助だけでは無理だと判断しました。
今の少年犯罪の多くは
医療従事者の手を借りないと救えません。

彼に3回目に会ったとき、
まだハムスターを殺していました。
殺した後、彼はポロっと泣くんです。

「またやっちゃったね。
 苦しいね。
 心のお医者さんに診てもらおうか。
 助けてもらおうよ」

こう言うとうなずきました。

未成年の子を診てもらうには
保護者の許可がいります。

お父さんに会いました。
大きな会社の社長でした。
東京に会社があって、月に一回、九州の自宅に帰ってきます。
そして、愛する息子にモノやお金を与えます。

でも、子どもの心がモノやお金で
満たされるはずがありません。

お母さんはお母さんで、未来の社長である彼を
一生懸命育てています。

でもお母さんの愛情の注ぎ方は、

「あなたは私の宝物だよ。大好きだよ」という
「ふわふわ言葉」ではなく、

「あの子に負けてるよ。もっと頑張りなさい」という
「とげとげ言葉」でした。

お父さんに彼の状態を伝えると、

「うちの子のどこがおかしいんだ?
 ふざけたことを言うな。二度と来るな」

という言葉が返ってきました。

3ヶ月間頑張りましたが、
着信拒否され、会ってもらえなくなりました。

このままだと、
彼が殺しているハムスターが「お母さん」になる、
…そう思って決意しました。

「悪いけど、今度ハムスターを殺したら
 袋に入れて持ってきてくれる?」

と彼に頼みました。
そして、お父さんが帰ってくる日に
突然訪問しました。

「お父さん、この3匹のハムスターを見てください。
 あなたの息子さんがしたんですよ」


<明日に続く>

みやざき中央新聞 2009年11月23日 第2344号より、要約

みやざき中央新聞
(月1,000円で4回発送してくれます。
 見本紙も無料で送ってくれます)

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Posted by 比田井美恵 at 19:37Comments(2)感動した!