2013年10月31日
親父! 俺、生きてるんだよ! 親父!!
我武者羅應援團 幹事長 伊澤直人さんのお話、続きです。
※前回の記事はこちら
「決まった」ではなく「決めた」の感覚が嬉しくて…。
進学校、有名大学、大手企業と
順風満帆に人生を送ってきた伊澤さんでしたが、
武藤さんのアツさにひかれ、
ついに会社を辞め、
静岡から一人で東京に出てきてしまいました。
あまりにも突然のことで、
伊澤さんの家族は、伊澤さんの気持ちが理解できません。
それでも、どうしても応援団をやりたくて、
大好きな父親を説得できないまま
上京してきてしまった伊澤さんでしたが、
家族のことがずっと心に引っかかったままでした。
ここから、伊澤さんの語りです。

やっぱり自分の中でもずっと引っかかっているんですね。
家族にちゃんと伝えられていないな、というのがあって。
ウチの親父は地元で中華レストランをやっていて、
地元のために、
大きなお祭りの実行委員長を務めたりして、
そういう活動が好きで、
いつも地域の人たちのために、ずっとやってきていたんですね。
でも、僕が思うに、
最近、商店街が元気がないような気がして、
僕も親父のように、地元を盛り上げられたらいいなと思って、
それで、團長にも相談して、
僕の地元の商店街を応援をさせていただくことになったんです。
商店街を練り歩いて、
自分もなじみのお店を応援させてもらったりして、

最後に親父のお店に行くことになるんですけど、
…本当に怖かったんですよ。
応援するにあたって。
別に親父が怖い人だとかじゃなくて、
どちらかというと優しいというか、
今までは、自分がこうしたいと言えば
なんでも賛成してくれるような感じであったんですけれども、
ただ、今は
自分の活動が、親父には受け入れられていないなというのがあったので、
その状態で、
親父を応援しに行くっていうのが
スゴイ不安で、
めちゃめちゃ怖かったんです。
そんな気持ちで応援に行ったけど、
親父の真正面に立ったら
やるしかないわけですよ。

やらざるを得ない状況に追い込まれたときに
もう、頭の中は真っ白だったけど、
わぁーって言葉が出てきたんですよね。
僕は、やっぱり、親父の生き方というか、
地元で頑張っている親父の姿を
ちっちゃいころから見てきたから、
だから俺は、
自分でも親父のように
自分のやりたいことに正直に、本気で思いっきり生きていきたいと
思えたんですよね。
だから、それをストレートにバーンとぶつけて

「あなたがいたから、
俺は今ここで、應援團として頑張れている」
ってことを伝えて、
親父に最後にエールを送らせてもらったんです。

そしたら親父が黙ってうなずいてから
握手をしてくれて、
一言
「ありがとう」って言ってくれたんですよね。

「ありがとう」って言葉は
家族の中でも普通に交わしていたんですけど、
全然違う意味合いに聞こえたんです。
「ありがとう」って、
ありきたりの言葉なのかもしれないけど
本当にその言葉がずっしりと心に響いたので、
その場で気持ちを伝えられたってことは
ホントに良かったと思って。
自分の気持ちを伝えたこと、
親父に向けた言葉だったんですけど、
親父のために言っていたわけじゃなくて
自分のために言っているんだ、
という感覚がすごくあったんですね。
その時に。
自分のために、
自分が自分の心に響く言葉を
自分にも投げかけられたことが
凄くうれしかったし、
そういう自分を
親父も喜んでくれるだろうなという確信があったので
そこで、自分でエネルギーを出して
「親父! 俺、生きてるんだよ! 親父!!」って
伝えられたことが
本当に嬉しくて、幸せだなと思いました。
----------
伊澤さんの話を聴いて、ヒダカズが言いました。
----------
以前、副団長の武藤正幸さんがこんな風に言っていたんです。
「会社員でいれば、
こんなに大変な思いをしなくてすむのに、
伊澤は、今、本当によくやってるなって思うんです」って。
そしたらね、伊澤さん、
なんて言ったと思います?
「自分で決めたことですから」って
言ったんですよ。
カッコいいですよね。
伊澤さんの生き方を見ていて
「自分で決める」ってことが
どれだけ大事なことかって思いますよね。
子育てもそうですよね。
「自分で決めさせる」
自分で決めたことは、
これだけ大変なことも乗り越えていくエネルギーが
出てくるんですよ。
やれって言われてやらされていることは
そんなエネルギー出てこないですよね。
伊澤さん:
「自分は口下手だから、
今回の、比田井先生とのトークショーの話があった時に
断るという選択肢もあったんですけど、
自分でやると決めたんですね。
やるって決めると、やるモードになるんですよね。
やると決めたらやるんですよね。
ホントにそこだけだと思うんです。
自分の中で「決める」ってことがテーマで
「決める」ことによって、いろんなことが動き始めたなっていう
感覚があるんです。
「決める」と、感じ方も変わるんです。
みなさんも、今日ここに来るって
自分で決めて来てくださったと思うので、
みなさんと一緒にこれからも
「決める生き方」をして
自分らしい生き方をしていきたいなと思います。
そして、最後にエール。

今までのトークの声とは全く違います。
会場の空気が一瞬で変わりました。

たった一人で、大きな声で、堂々としたエール。
心が震えました。
涙を流している人もいました。
そして、トークショーは終わりました。

最後、片づけも終わって、
スタッフのみんなや平安堂さんにエールを送る伊澤さん。

平安堂さんのスタッフやお手伝いをして下さった方と一緒に記念写真。

平安堂さんには、私たちのわがままも聴いていただいて
本当によくしていただきました。
私たちも、とても気持ちがよかったです!
本当にありがとうございました!
※前回の記事はこちら
「決まった」ではなく「決めた」の感覚が嬉しくて…。
進学校、有名大学、大手企業と
順風満帆に人生を送ってきた伊澤さんでしたが、
武藤さんのアツさにひかれ、
ついに会社を辞め、
静岡から一人で東京に出てきてしまいました。
あまりにも突然のことで、
伊澤さんの家族は、伊澤さんの気持ちが理解できません。
それでも、どうしても応援団をやりたくて、
大好きな父親を説得できないまま
上京してきてしまった伊澤さんでしたが、
家族のことがずっと心に引っかかったままでした。
ここから、伊澤さんの語りです。
やっぱり自分の中でもずっと引っかかっているんですね。
家族にちゃんと伝えられていないな、というのがあって。
ウチの親父は地元で中華レストランをやっていて、
地元のために、
大きなお祭りの実行委員長を務めたりして、
そういう活動が好きで、
いつも地域の人たちのために、ずっとやってきていたんですね。
でも、僕が思うに、
最近、商店街が元気がないような気がして、
僕も親父のように、地元を盛り上げられたらいいなと思って、
それで、團長にも相談して、
僕の地元の商店街を応援をさせていただくことになったんです。
商店街を練り歩いて、
自分もなじみのお店を応援させてもらったりして、

最後に親父のお店に行くことになるんですけど、
…本当に怖かったんですよ。
応援するにあたって。
別に親父が怖い人だとかじゃなくて、
どちらかというと優しいというか、
今までは、自分がこうしたいと言えば
なんでも賛成してくれるような感じであったんですけれども、
ただ、今は
自分の活動が、親父には受け入れられていないなというのがあったので、
その状態で、
親父を応援しに行くっていうのが
スゴイ不安で、
めちゃめちゃ怖かったんです。
そんな気持ちで応援に行ったけど、
親父の真正面に立ったら
やるしかないわけですよ。

やらざるを得ない状況に追い込まれたときに
もう、頭の中は真っ白だったけど、
わぁーって言葉が出てきたんですよね。
僕は、やっぱり、親父の生き方というか、
地元で頑張っている親父の姿を
ちっちゃいころから見てきたから、
だから俺は、
自分でも親父のように
自分のやりたいことに正直に、本気で思いっきり生きていきたいと
思えたんですよね。
だから、それをストレートにバーンとぶつけて

「あなたがいたから、
俺は今ここで、應援團として頑張れている」
ってことを伝えて、
親父に最後にエールを送らせてもらったんです。

そしたら親父が黙ってうなずいてから
握手をしてくれて、
一言
「ありがとう」って言ってくれたんですよね。

「ありがとう」って言葉は
家族の中でも普通に交わしていたんですけど、
全然違う意味合いに聞こえたんです。
「ありがとう」って、
ありきたりの言葉なのかもしれないけど
本当にその言葉がずっしりと心に響いたので、
その場で気持ちを伝えられたってことは
ホントに良かったと思って。
自分の気持ちを伝えたこと、
親父に向けた言葉だったんですけど、
親父のために言っていたわけじゃなくて
自分のために言っているんだ、
という感覚がすごくあったんですね。
その時に。
自分のために、
自分が自分の心に響く言葉を
自分にも投げかけられたことが
凄くうれしかったし、
そういう自分を
親父も喜んでくれるだろうなという確信があったので
そこで、自分でエネルギーを出して
「親父! 俺、生きてるんだよ! 親父!!」って
伝えられたことが
本当に嬉しくて、幸せだなと思いました。
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伊澤さんの話を聴いて、ヒダカズが言いました。
----------
以前、副団長の武藤正幸さんがこんな風に言っていたんです。
「会社員でいれば、
こんなに大変な思いをしなくてすむのに、
伊澤は、今、本当によくやってるなって思うんです」って。
そしたらね、伊澤さん、
なんて言ったと思います?
「自分で決めたことですから」って
言ったんですよ。
カッコいいですよね。
伊澤さんの生き方を見ていて
「自分で決める」ってことが
どれだけ大事なことかって思いますよね。
子育てもそうですよね。
「自分で決めさせる」
自分で決めたことは、
これだけ大変なことも乗り越えていくエネルギーが
出てくるんですよ。
やれって言われてやらされていることは
そんなエネルギー出てこないですよね。
伊澤さん:
「自分は口下手だから、
今回の、比田井先生とのトークショーの話があった時に
断るという選択肢もあったんですけど、
自分でやると決めたんですね。
やるって決めると、やるモードになるんですよね。
やると決めたらやるんですよね。
ホントにそこだけだと思うんです。
自分の中で「決める」ってことがテーマで
「決める」ことによって、いろんなことが動き始めたなっていう
感覚があるんです。
「決める」と、感じ方も変わるんです。
みなさんも、今日ここに来るって
自分で決めて来てくださったと思うので、
みなさんと一緒にこれからも
「決める生き方」をして
自分らしい生き方をしていきたいなと思います。
そして、最後にエール。
今までのトークの声とは全く違います。
会場の空気が一瞬で変わりました。
たった一人で、大きな声で、堂々としたエール。
心が震えました。
涙を流している人もいました。
そして、トークショーは終わりました。
最後、片づけも終わって、
スタッフのみんなや平安堂さんにエールを送る伊澤さん。
平安堂さんのスタッフやお手伝いをして下さった方と一緒に記念写真。
平安堂さんには、私たちのわがままも聴いていただいて
本当によくしていただきました。
私たちも、とても気持ちがよかったです!
本当にありがとうございました!
Posted by 比田井美恵 at
23:59
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