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2012年08月29日

心のスクリーンに何を描きますか

8/8に行われた夢ケーキプロジェクトで、

ずっとお会いしたいと思っていた
大久保寛司さんにお会いすることができました。
心のスクリーンに何を描きますか
(左が高野登さん、右が大久保寛司さん)

高野さんのお話の中によく大久保さんのお名前が出てきて、
「大久保さんは僕のお師匠さんだから…」とおっしゃっていたので、
「あの素晴らしい高野さんのお師匠さんって
 どんな方なんだろう…お話を聴いてみたい!」
…と思っていたのです。

晴れて大久保さんにお会いできただけでなく、
高野さんとも一緒にスリーショット!!
私って、なんて幸せなんでしょう!!

今日は、この日のイベントの中から
高野さんのお話を少しご紹介します。

そもそも「夢ケーキ」のイベントでは、
「家族で夢を話し合い、
 その夢をケーキで表現する」のですが、

それについて、高野さんはこんなことを
お話してくださいました。

----------

 夢をイメージするっていうのは
 とても大切なことなんです。

心のスクリーンに何を描きますか

 最近、夢を描けない人が多くなっているように感じられます。

 自分の心の中の真っ白なスクリーンに
 自分の力でイメージを描いていくことが
 できなくなってきているんですね。

 夢を見る力をそいでしまうものが
 自分たちの周りに増えてきていると感じます。
 テレビ、パソコン、携帯電話…。

 例えば、テレビを観ていると
 全てが映像でパンっと心の中に入ってきますよね。
 映像には、直接的なものが映し出されています。

 その直接的な映像を、
 私たちの受信機でもある心がキャッチしてしまうんですね。

 自分の心のスクリーンに
 自分でイメージしながら描いていくのではなくて、
 見た映像をそのまま投影しているんです。

 映像はわかりやすいから、考えたり
 イメージしたりする必要がないんです。

 そして、その映像の変わるテンポが
 ものすごく早くて、
 パンッ パンッ と、どんどん変わっていくでしょう。

 考える時間が全くないですよね。

 ただただ、目に入ったものを
 何も考えずに、心のスクリーンに投影しているうちに、
 イメージする力はなくなっていきます。
 自分の心に、自分で描くことができなくなってしまうんです。

 「イメージできない」とは
 どういうことかと言うと、

 「相手の気持ちを考えなさい」とか
 「相手の立場になって考えなさい」と言っても、
 想像がつかないんですね。

 相手の気持ちがイメージできないんです。

 相手の気持ちを考えて、
 自分の心のスクリーンに、
 相手の気持ちを描き出すことができないんです…。

心のスクリーンに何を描きますか

----------

私は衝撃を受けました。
でも、納得できる部分が多々ありました。

そして、そんな話を聞いてしばらくしてから、
朝日新聞で連載されていた
「いじめている君へ」で
高野さんの話と共通する部分を見つけて愕然としました。

----------

「朝日新聞『いじめている君へ』春名風花さん(小学校6年生)」
より、一部抜粋


 いじめがばれた時、いじめっ子が口をそろえて
 「自分はいじめてない」って言うのは、
 大人が言う保身のためだけじゃなく、
 その子の正直な気持ちじゃないかなと思います。

 ただ遊んでいるだけなんだよね。自分より弱いおもちゃで。
 相手を人間だと思ってたら、いじめなんてできないよね。
 感情のおもむくままに、醜悪なゲームで遊んでいるんだもんね。

 (中略)

 けれどぼくは、ぼくがいくら泣こうが、
 本当に自殺しようが、その人たちが何も感じないことを知っている。
 いじめられた子が苦しんで、泣いて、死んでも、
 いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる。
 いじめは、いじめた人には「どうでもいいこと」なんです。

 いじめを止めるのは、
 残念ながらいじめられた子の死ではありません。
 その子が死んでも、また他の子でいじめは続く。

 いじめは、
 いじめる子に
 想像力を持ってもらうことでしか止まらない。

朝日新聞『いじめている君へ』春名風花さん より引用

----------

「いじめは、いじめる子に
 想像力を持ってもらうことでしか止まらない。」

…想像力がない子が増えてきていると
訴えているようにも感じます。

その原因が全てテレビやパソコンにあると
言うつもりはありませんが。。。

「わかりやすくするために何でも映像で」
「効率よく伝えるために、速いテンポで」
「わからないことは、ネットですぐに答が見つかる」。。。等々は、

人間から「考える力」を奪っていると思います。


高野さんは、こうおっしゃっていました。

「心の中のスクリーンをきれいにして磨いていきましょう」

「想像力というのは、ほんとうに大事ですね。
 仕事でも、毎日の生活でも、
 ちょっとしたことを思い描くだけで
 目の前の景色が、ぱ~っと変わっていきます。

 そんな感受性だけは、
 自分で守っていかないとなりませんね」と。


いろんなものがたくさん投影されてしまっている自分の心を、
いったんまっさらな状態にして、
自分でじっくり磨いていくことが大切なのだと感じました。
今の自分に最も必要なことなのかもしれません。。。
いろいろと思い当たる節がありました。

高野さん、
ありがとうございました!

さて、高野登さんですが、先日新刊を出されました。

リッツカールトンと日本人の流儀(高野登 ポプラ社)
心のスクリーンに何を描きますか


9/6(木)には、長野市で新刊の出版記念トークショーがあるそうです。
■9/6(木) 19:00~
■平安堂長野店3階 カフェ「ぺえじ」
■参加費 1,000円
詳しくはコチラ
心のスクリーンに何を描きますか


私はまだ本を買ってないのですが、
高野さんの本なら、良いに決まっています。

この出版記念講演会に行きたいと、
現在スケジュール調整中…。

50人定員の小さな会場ですので、
きっと高野さんのフランクな話が
間近で聞けるに違いないと楽しみにしています。^^

もしも私達が会場にいるのを見かけたら、
声掛けてくださいね!^^

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Posted by 比田井美恵 at 00:49│Comments(2)感動した!
この記事へのコメント
比田井さん、おはようございます。

先日は伊那でもお会いできて、嬉しかったです。お師匠の大久保さんとも出会って頂けて、さらにネットワークが広がっていきますね。

さて、私の拙い話をとてもうまくまとめて下さって、有難うございました。

想像力というのは、ほんとうに大事ですね。仕事でも、毎日の生活でも、ちょっとしたことを思い描くだけで目の前の景色が、ぱ~っと変わっていきます。

そんな感受性だけは、自分で守っていかないとなりませんね。
Posted by 高野登 at 2012年08月29日 08:33
高野登さん

おはようございます。
ご本人からのコメントに感激しています!

私の文章では、高野さんの素晴らしいお話を伝えきれないのですが、
それでも、ホンの一部でも読者の皆さんに伝わったら…という思いで
書かせていただきました。

高野さんのお話を一人でも多くの方に伝えたいと思ったので。

足りない部分ばかりの記事になってしまいましたが、
高野さんの優しい言葉に救われました。
ありがとうございます!

「感受性だけは、自分で守っていかないと…」
…おっしゃるとおりですね。

ありがとうございます!

そして今日は、百年塾でまたお会いできますね!
よろしくお願いします。(^-^*)
Posted by 美恵先生美恵先生 at 2012年08月29日 08:44
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