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2022年01月31日

どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後

比田井通信-私は幸せです!-第738号(2021.12.2発行)

久しぶりに新幹線の中でヒダツーを書いています。
もう何年振りでしょうか。

特にここ数年コロナの影響で
新幹線に乗る機会がほとんどなくなり、
先日の「福岡行き」で飛行機に乗ったのが
2年ぶりですから。

講演が少なくなると、
土日、自宅にいる日が増え、
ここ2年ぐらいは土曜日に
自宅でヒダツーを書くのがお決まりに
なっていました。

で・・・、今日、
久しぶりに新幹線で書いています。

ホントは移動中はいつもこれを読んでいるんです。

日本講演新聞
どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後


でも、今日は読みません。

なぜかというと・・・

たった今、書きたいことができてしまったんです!
ちょっと興奮してます!(笑)

今日は大分の専門学校IVYさんの講演の帰りです。
どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後

東京駅に着いて
帰りの新幹線まで
ちょっと時間があったんです。

久しぶりに行きましたよ!
靴磨き!

さぁ、ここまで読んで、
「わぁ~懐かしい!」と思った方、
もう10年以上ヒダツー読んでいる方です。
そうですよね!

ということで、
今日は大愚和尚のお話は
一回お休みです。

で・・・

ヒダツー初心者の方のために
ちょっと簡単に説明しますね・・・、

と書いた後、
「どんな風に書いたっけ?」
と気になりまして、
私が書いたヒダツーを時々、美恵先生が
ブログにアップしているんです。

検索したら「東京駅の靴磨き」の記事、
見つけました。

2010年2月24日の記事です。
11年前なんです。
当時、大反響の記事でした。
このお話はラジオでも話したのですが、
その後の反響もとっても大きかったんです。

いつもなら、
「初心者の方はこちらのURLをご覧ください。」
って書くのですが、読んでみたら、
まぁ、懐かしくて、
あの時のことが見事に蘇ったんです。

私がこんなに懐かしいので
きっとベテランのヒダツー読者の方も
「懐かしい!」と思って下さると思うので、
まず、そちらの記事をご覧ください↓
====================
「どんな仕事でも人を幸せにできる」
(2010年2月24日掲載)

先日、東京に講演を聞きに行きました。

地下鉄大手町駅に向かう途中、
東京駅の丸の内北口に立ったとき、
靴磨きのおじさんがいたんです。

私は靴磨きなどしてもらったことは一度もないのですが、
最近はちょっと成長して、
靴が汚れていると気になるようになりました。

もちろん、自分で磨いたことはあるのですが、
簡単にできる靴磨き用のスポンジで磨く程度でした。

ミリオンセラーの「夢をかなえるゾウ」という本でも、
ゾウがうだつのあがらない主人公サラリーマンに一番最初に教えたのは、
「靴を磨きなさい」でしたよね。

芳直さんも、

「革靴を靴べらを使わずに履いてはいけません。かかとは靴の命です」

なんて、おっしゃっていました。
私もよく、かかとを踏んで靴を履いている学生には、

「かかとは靴の命だ!かかとを踏むな!」と注意をします。

そんなこともあり、最近、「靴って大事だよなぁ」と思っていたのです。

そこに登場した、靴磨きのおじさんです。
看板を見ると、「700円」と書いてありました。

「ちょっと、お願いしてみようかなぁ」

と思い、

「すみません、時間どれくらいかかります?」と聞くと、

「5分ぐらいですよ!」と、感じの良いおじさんでした。

「じゃぁ、お願いします」と言って、人生初の靴磨きスタートです。

手際よく、靴を磨き始めました。
どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後

私は職業柄、いろんな職業の方が、
どんな思いで働いているかということにとっても興味があります。

ですので、「せっかくだから」と思い、おじさんに、

「この場所は長いんですか?」と聞きました。

その答えを聞いて驚きました・・・。

「この場所ですか?そうですねぇ、
 親父の代から数えたら、もう60年になりますかねぇ」

私の頭の中が「??????」になりました。

「親父の代って???」みたいな感じです。

本当に失礼な話なんですが、
私は、「靴磨き」という職業が
こんな風に代々受け継がれていくものだなんて
思ってもみませんでした。

もしかしたら、
こんな不景気な時代だから、
仕事がなくて仕方なく「靴磨き」をしているのかなぁ、
…なんて思っていました。

だから私は、

「親父の代から60年」と聞いて、ビッッックリしたんです。

「えっ、お父さんの代からここでやってるんですか?」

「そうですよ、私は学生の頃からですから、
 30年ぐらいですかねぇ。
 いつもは、兄と一緒にやっているんだけど、
 今日は天気が悪いから一人で来たんです」

なんて言うんです。

またしても、ビックリです。

「学生」ですよ、「学生」の頃から!
お兄さんも一緒にやっているんです。

以前、「靴磨き」って言うのは奥が深くて、
靴磨きのために、海外に修行に行っていた人の話を
聞いたことがありました。

この靴磨きのおじさんも、
「靴磨き職人一家」ってことなんです。
お父さんは靴磨きで家族を養い、
子どもを大学までいかせているんです。

しかも、そのお父さんの姿を見て、
息子さん二人が靴磨きを継いでいるんです。

感動しました。

そこからは、私の質問攻撃のスタートです!

比田井
「え~!そうなんですか?!
 学生のときからされていたんですね。
 やっぱり、靴磨きも奥が深いんですよね。」

おじさん
「下手な人は、油を塗ろうとするんですよ」

比田井
「えっ、違うんですか?」

おじさん
「塗るんじゃないんだよ、染みこませるんだよ。
 塗るだけだと、一回雨に当たればもうおしまいなんだよ。
 いかに染みこませるかが、腕のみせどころなんですよ」

比田井
「へ~、そうなんですか?なんかコツとかあるんですか?」

おじさん
「言葉では説明できないんだよね。
 皮の種類、質、状態、湿度なんかで全部違うから・・・。感覚だね」

比田井
「ちなみに一人前になるのに、何年ぐらいかかるんですか?」

おじさん
「10年はかかるね。」

比田井
「へ~、10年ですか!奥深いですね~!
 でも、そんな名人芸だったら、
 お客さんはまた来てくれますよね」

おじさん
「そうだね~。8割は常連さんだね。
 そのうちのほとんどは社長だよ」

比田井
「ほとんど、社長さんですか?
 やっぱり社長さんは違いますね~!」

おじさん
「違うんだよ、社長になって磨いたんじゃないんだよ。
 靴を磨くような人がみんな社長になったんだよ。
 だからお客さんも社長になれるよ(笑)」

比田井
「あ、そうですか?ありがとうございます!
 社長目指して頑張ります!」


みなさん、どうですか?

いつも、靴をピカピカに磨いているような人が社長になるんです。
いい仕事ができるんです。

う~ん、納得です。

そんな話をしているうちに、右足の靴磨きが終わりました。
もう、ビックリです。全然違います。

次は左足です。

ふと、気がつくと、磨き終わった私の靴の上に布がかぶせてあります。

おじさんは
「せっかく磨いた靴が雨に濡れるといけないから」
なんて言うんです。

その時は、ちょっと小雨が降っていました。
私は傘をさして磨いてもらっていたんです。

でもこのあと、雨の中を歩いていくわけです。
どうしたって雨に濡れるんです。

それでも、
「靴が濡れるといけないから」って布をかぶせてくれたんです。

もう参りました。
この後、私がどれだけ気持ちよく講演会場に向かったかは、
お察しの通りです。

結局、5分では終わらず、
15分ぐらいはお話をしていましたが、
その15分でとてもたくさんの事を学ばせて頂きました。

安い700円でした。

「どんな仕事でも、人を幸せにできる。
 それを決めるのは、その仕事をする人間の『あり方』」

そんなことを教えていただきました。

次回、東京行ったときも、
続きのお話を聴きに「靴磨き」をしてもらいます。

まだまだ、聴きたい事はたくさんあります。
そのときは、また比田井通信でお知らせしますね。


========

こんなお話です。
もちろん、この後のヒダツーには
この後の続きのお話があるんです。
どんなお話かと言いますと、

後日、東京駅に行ったときに
また靴を磨いて頂いたのですが、
その時に聴いたお話はさらにビックリする
お話なんです。

実は、この靴磨きのおじさん。

「画家」でもあるんです。

「画家」って言ったって、
趣味でちょっと絵を書いてます・・・
レベルじゃないんです。

プロの「画家」なんですよ。

年間、数ヶ月海外に行って絵を描いて、
日本に戻ってくると靴磨きなんです。

その絵は百万円を超える金額で売れる絵もあるんです。


ただ・・・


あの頃、

「これ内緒ね」って言われたんです。

だって、そりゃそうですよ。


何百万円もする絵を買ったお客さんが
「普段は東京駅で靴磨きしてます」
って知ったら、どう思います?


そりゃ、いろんな人がいますから
「靴磨きの人の絵を高額で買わされた・・・」
と思う人が居てもおかしくないですよね。


だから、

「絵を買ってくれたお客さんに
 嫌な思いをさせたくない」

っていうのもあって
「靴磨き」をやっていることを
表には出していなかったんです。

ですので、あの頃、
ヒダツーでも東京駅のどこで
靴磨きしているというのを
私、書いていませんし、
名前も出していませんし、
ラジオでもその辺はしゃべっていないんです。

ヒダツー読者の方で
「今度、東京駅に行ったら、
 そのおじさんに靴を磨いて
 欲しいんです!
 場所を教えて下さい!」
という人もいたので
こっそり教えた方もいました。

その靴磨きのおじさんに
今日、5年ぶりに靴を磨いて頂いたんです。

もちろん、東京駅に行くことはあったんですよ。
ですが、移動の途中で駅の外に出るというのは
結構時間がかかるんです。

しかもこの2年はコロナで
東京に行くことがまったくなかったので
気が付けば5年です。

実を言いますと、
一度だけ別の靴磨き屋さんに
磨いてもらったことあったんです。

自分でも磨くんですが、
靴墨を塗るだけで、
なんか違うんです。
輝きがでないんです。

なので、東京に行ったとき、
通り道でやっているのを見つけて
一度だけ別の方にやって頂いたんです。

キレイにはなりましたよ。

でも・・・

なんか、違うんです。

今日、5年ぶりに磨いてい頂いて
もぉ、全然違うんです。

ピッカピッカなんです。

買ったときより、
ピッカピッカですよ(笑)

↓右の靴が磨いた方です。
どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後


しかも、5年ぶりにお話して、
盛り上がる、盛り上がる(笑)

10年前の初めての出会いの
思い出話やら、その後のお話やら
ほんと楽しかったんです。

普通、靴磨きの時間は
5分か10分なんです。

多分ですけど・・・
30分近く磨いてもらったんです。
後ろにお客さんがいなかったのもラッキーでした。
だから通常の3倍、ピカピカなんです(笑)

気が付いたらこんなに長い
ヒダツーになってしまいました。
続きは来週にします。

が・・・・、

その方のお名前だけ、

今日は公開します。


10年の時を経て、
ヒダツーでお名前を
公開します。

もちろん、
許可を頂きました。


パブロ賢次(10年前は赤平賢次)」さんと言います。

続きはまた次回!


【無料 比田井和孝オンライン講演会 みらいあんしん学校 】

日 時:2022年2月19日(土)10:00~11:30
形 式:YouTubeライブによるオンライン講演
予 約:下記サイトよりご予約ください。
↓チラシPDF
どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後

↓詳細・ご予約は
2/19(土)みらいあんしん学校 比田井和孝講演 申込

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」■■■

2021.9.15放送【語るに値する1年】
6月に喜多川泰さんがウエジョビの公務員科の学生に話をしてくれました。その講演の冒頭、喜多川さんは学生たちにこう言いました。「君たちは今、後に語るに値する1年を過ごしているんだよね」と。



※ラジオのバックナンバーコチラ↓
どんな仕事でも人を幸せにできる…のその後




Posted by 比田井美恵 at 19:10│Comments(0)
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