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2015年11月24日

日本人は「道」を求め、最高の自分で死んでいく…

妃登美さんのお話の続きです。

↓今までの記事を読んでない方はコチラ
「自信がない」と言う人は、実は自分のことしか考えていない…

「周りの人を笑顔にした分だけ自分が輝くことができる」

妃登美さんのお話の続きです。

日本人は「道」を求め、最高の自分で死んでいく…

私は客室乗務員の頃、
先輩にこう教えられました。

「お客様にコーヒーをお出しするとき、
 『たかが一杯』かもしれないけれど、
 あなた次第でそれは
 『されど一杯』のコーヒーになるのよ。

 コーヒーを出すその一瞬に
 あなたの生きざまのすべてが凝縮されているのよ」

私はその言葉を心に、
常に「されど一杯」を考えて
コーヒーをお出しするようになりました。

まさにそれは
「日本人の労働観」から出てきた
考え方でしょう。

外国人にとっては

 働くこと = 苦しいこと = 契約 = 自分の時間を「お金」に変えること

日本人にとっては、

 働くこと = 傍(はた)の人を楽にすること = 美徳 = 自分の時間を「誰かの喜び」に変えること

です。

私は、日本人のこの労働観は「日本の財産」だと思います。

日本の労働観から考えると、

客室乗務員は
単なる「接客業」じゃないんです。

「接遇道」なんです。

「接客業」と
「接遇道」は全く違います。

接客業は「サービス」を提供します。
だから、最大公約数に喜んでもらえるよう
マニュアルを作り、

「いつでも、どこでも、誰にでも」

同じ対応ができるようにするのです。

でも、接遇道は違います。

接遇道は、「おもてなし」を提供します。
だから、目の前のお客様に喜んでいただくためには
どうしたらいいかと、

「今だけ、ここだけ、あなただけ」 と、

最高の時間を過ごしていただけるよう
心を尽くすのです。

日本人は常に「道」を求めました。

(武士道、茶道、華道、剣道 etc…。)

「道」とは、「生き方、生きざま」です。

日本人の「道」にゴールはありません。
常に、道を極めることを目指して生きていくのです。

常に、道を究めようと
自分を高めていくのですから、最後…最期は
「最高の自分」で死ぬことになるのです。

そう思えば死も怖くありません。

日本人は「道」を求め、最高の自分で死んでいく…

…感動しました。
今も書いていて涙が出てきます。

もう、メモを取るのが追いつかないくらい
心に刺さる言葉ばかりでした。

(続きます)


Posted by 比田井美恵 at 23:10│Comments(0)
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