2013年09月21日
232-自分は何をあげられるのか
今日は、9月20日に配信された比田井通信よりお届けします!
ーーーーーーーーーーー
こんにちは!
台風が去った後、いいお天気が上田は続いています。
まさに秋晴れ!
この週末は、実家の稲刈りを手伝いに行きます!
最高の「稲刈り日和」になりそうです!
さぁ、今日のお話は・・・
先々週、四万十セミナーで聴いてきた、
喜多川泰さんの「決断」というお話をしましたが、
今日はその続きです。
突然ですが、あなたは今いる職場や、学校、
ご家庭での居心地はいかがですか?
もしも居心地がいいと思えている人はきっと
その職場や学校、家庭の中で、
「あげられるもの」が「もらうもの」より大きい人だと思います。
今日はそんなお話です。
その講演の中で喜多川さん、こんなことを仰っていました。

--------------------
人は放っておいても
『あれが欲しい』
『これが欲しい』ってすぐに思いつくんです。
ところが、こればっかり考えていると、
『自分は何をあげられるのか』を考えられなくなっちゃうんです。
---------------------
喜多川さんは塾の経営者です。
塾にくる子供たちは当然、
「今日はなにを教えてくれるんだろう」
「どんな知識や、問題を解くテクニックを教えてくれるんだろう」
ともらうことばっかり考えて来ますよね。
そんな子供たちに聞くそうです。
「君らはなにをくれるの?」と。
子供たちはキョトンとして、
「お金払っていますけど・・・」と言うそうですが、
喜多川さんは
----------------------
お金は君たちのお父さんお母さんからもらっているだけで、
君たちからは何ももらっていません。
だから、お父さんやお母さんには、
「子どもの受験期に安心して眠れるという大きな安心」を提供しています。
でも、君たちからは何ももらっていません。
みんなは、何くれるの?
----------------------
と聞くそうです。
今度、ウエジョビ生にも聞いてみたいですね(笑)
これを聞くと子ども達は、
子ども達なりに「自分があげられるもの」を考えるそうです。
例えば・・・
「どうしたら、先生が授業をやりやすくなるのか」とか。
喜多川さん、言っていました。
これを子ども達全員が考えて授業を受けた時にどうなるか・・・
もう、「プロのオーケストラ」と
「まったく練習をしたことがない吹奏楽のクラブ」ほどの差が出るそうです。
「まったく練習をしたことがない吹奏楽のクラブ」の子たちは、
「自分一人ぐらい吹かなくたって、
誰かやってくれるでしょ」と考えます。
みんながそう考えますから、
もう、どうにもならないわけです。
これが授業だったら・・・
もうゾッとしますよね(笑)
誰も当事者意識がないですから、
誰も授業を聴こうとしないんです。
でもこれ、笑いごとじゃないんです。
いろんな学校に講演に行きますが、
中には、こんな状態の学校も実際あります。
でも、「プロのオーケストラ」はどうするか・・・
「自分の役割」を考えます。
そしてその役割を最高度に発揮するために
精一杯の準備をします。
そして、どうしたらこの曲をみんなで、
最高のものにできるかを常に考えながら、
指揮者の支持を一言一句もらさずに聴くでしょうね。
これが授業だったらどうなるんでしょうか?
もう、想像しただけで、
ワクワクしちゃいますよね!
いろんな学校に行きますが、
こういう学校もあるんです。
そんな時は、
もぉ、喋っていて、楽しくて楽しくて、
止まらなくなっちゃうんです(笑)
「この子たちのために!」って本気で思えるんです。
その結果、「与えられるもの」も大きいですよね。
先生も、
「この子たちのためなら、こんなこともしたい!」
「あんなことをしたら、喜ぶんじゃないか!」
を考えますから・・・
まさに、「与える者は与えられる」ですよね。
さらに、喜多川さんはこう言っています。
--------------------
自分の人生の中で『あげられるもの』を見つけられなくなると、
人は無気力になる。
逆に、
自分に『あげられるもの』があると知ることは
人生において大きな発見になります
--------------------
と喜多川さん言っていました。
「『あげられるもの』を見つけられないと無気力になる」
この言葉は深いですよね。
つまり、「あげられるもの」が見つかるだけで、
人はエネルギーが湧いてくるってことなんです。
だから、その組織(職場・学校・家庭)の中で、
「あげられるもの」を持っている人は、
それだけで「居心地」がいいんです。
ところが特に若いうちは、自分に『あげられるもの』はあまりないのに、
『もらうもの』がいっぱいあるんです。
だから不安定になるんです。居心地が悪くなるんです。
喜多川さん、こんなたとえ話をしてくれました。
もしも、あなたが何もしていないのに、
「あなたに家をあげましょう」と言われたら、
受け取ります?
僕だったら、「これはもらってはいけないような気がする」と思って、
丁重にお断りすると思います。と。
人は、自分が「もらうもの」より
大きいものをあげていないと不安になるってことですよね。
たまには、ちょっとした宝くじが当たって
「ラッキー!」と思うこともあるかもしれませんが、
自分が、なにもあげていないのに、
たくさんのものが、与えられ続けられると、
ホントに居心地悪くなるでしょうね。
不安になるでしょうね。
ただ、こんな話をしていると、
「私にはその『あげられるもの』がないんです」
と思ってしまう人がいるかもしれません・・・・・が、
そうではないんです!
あるんです!
ホントは「あげられるもの」いっぱいもっているんです!
喜多川さんも言っていました
「私の子どもの笑顔は、
ときに私に1冊の作品を書かせるだけの
エネルギーを与えてくれます」と。
ホント、その通りだと思います。
ところが、気づいていないんですね。
自分の「あげられるもの」に
気づいていないんです。
「あげられるもの」に気づかずに、
「もらうこと」ばっかりを考えていると、
ますます、「あげられるもの」に気づかなくなって
不安になって、不安定になって、居心地が悪くなります。
そこで、大事なのは・・・
親だったら、子どもに教えてあげることですよね。
「○○ちゃんの笑顔をみるだけで、
お母さん1日頑張ろう!って思えるの!」とか。
会社の社長さんや上司だったら、
「○○さんに挨拶をしてもらうだけで、
朝から、ホントに気持ちがいいよ!」とか。
高校生だって同じですよ。
先生に対して、教えてあげるんですよ。
「○○先生の授業ってわかりやすいですよね!」
「先生って、居るだけでオーラを感じますよね!」
これ、ポイントは、
「授業がわかりやすいから」言うんじゃないんです。
言うからわかりやすくなるんです。
オーラを感じるから言うんじゃないんです。
言うから、オーラがでてくるんです。
こんなことを周りの人に言ってあげられるだけで、
周りの人の「居心地」をよくしてあげられるんです。
だって、周りの人は自分の「あげられるもの」
に気づいちゃうんですから、当然「居心地」がよくなりますよね。
そして、そして、
周りの人の「居心地」をよくしてあげられるあなたのところには、
人が集まってきますよね。
きっとその人はどこにいっても「居心地」、いいでしょうね!
「周りの人の居心地を良くする」
これほどの「あげられるもの」はないですよね。
これ、いいですね!
書いていて、ホントにこれいいなと思えてきました。
ヒダツー読者の皆様、ぜひやってみて下さい!

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こんにちは!
台風が去った後、いいお天気が上田は続いています。
まさに秋晴れ!
この週末は、実家の稲刈りを手伝いに行きます!
最高の「稲刈り日和」になりそうです!
さぁ、今日のお話は・・・
先々週、四万十セミナーで聴いてきた、
喜多川泰さんの「決断」というお話をしましたが、
今日はその続きです。
突然ですが、あなたは今いる職場や、学校、
ご家庭での居心地はいかがですか?
もしも居心地がいいと思えている人はきっと
その職場や学校、家庭の中で、
「あげられるもの」が「もらうもの」より大きい人だと思います。
今日はそんなお話です。
その講演の中で喜多川さん、こんなことを仰っていました。
--------------------
人は放っておいても
『あれが欲しい』
『これが欲しい』ってすぐに思いつくんです。
ところが、こればっかり考えていると、
『自分は何をあげられるのか』を考えられなくなっちゃうんです。
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喜多川さんは塾の経営者です。
塾にくる子供たちは当然、
「今日はなにを教えてくれるんだろう」
「どんな知識や、問題を解くテクニックを教えてくれるんだろう」
ともらうことばっかり考えて来ますよね。
そんな子供たちに聞くそうです。
「君らはなにをくれるの?」と。
子供たちはキョトンとして、
「お金払っていますけど・・・」と言うそうですが、
喜多川さんは
----------------------
お金は君たちのお父さんお母さんからもらっているだけで、
君たちからは何ももらっていません。
だから、お父さんやお母さんには、
「子どもの受験期に安心して眠れるという大きな安心」を提供しています。
でも、君たちからは何ももらっていません。
みんなは、何くれるの?
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と聞くそうです。
今度、ウエジョビ生にも聞いてみたいですね(笑)
これを聞くと子ども達は、
子ども達なりに「自分があげられるもの」を考えるそうです。
例えば・・・
「どうしたら、先生が授業をやりやすくなるのか」とか。
喜多川さん、言っていました。
これを子ども達全員が考えて授業を受けた時にどうなるか・・・
もう、「プロのオーケストラ」と
「まったく練習をしたことがない吹奏楽のクラブ」ほどの差が出るそうです。
「まったく練習をしたことがない吹奏楽のクラブ」の子たちは、
「自分一人ぐらい吹かなくたって、
誰かやってくれるでしょ」と考えます。
みんながそう考えますから、
もう、どうにもならないわけです。
これが授業だったら・・・
もうゾッとしますよね(笑)
誰も当事者意識がないですから、
誰も授業を聴こうとしないんです。
でもこれ、笑いごとじゃないんです。
いろんな学校に講演に行きますが、
中には、こんな状態の学校も実際あります。
でも、「プロのオーケストラ」はどうするか・・・
「自分の役割」を考えます。
そしてその役割を最高度に発揮するために
精一杯の準備をします。
そして、どうしたらこの曲をみんなで、
最高のものにできるかを常に考えながら、
指揮者の支持を一言一句もらさずに聴くでしょうね。
これが授業だったらどうなるんでしょうか?
もう、想像しただけで、
ワクワクしちゃいますよね!
いろんな学校に行きますが、
こういう学校もあるんです。
そんな時は、
もぉ、喋っていて、楽しくて楽しくて、
止まらなくなっちゃうんです(笑)
「この子たちのために!」って本気で思えるんです。
その結果、「与えられるもの」も大きいですよね。
先生も、
「この子たちのためなら、こんなこともしたい!」
「あんなことをしたら、喜ぶんじゃないか!」
を考えますから・・・
まさに、「与える者は与えられる」ですよね。
さらに、喜多川さんはこう言っています。
--------------------
自分の人生の中で『あげられるもの』を見つけられなくなると、
人は無気力になる。
逆に、
自分に『あげられるもの』があると知ることは
人生において大きな発見になります
--------------------
と喜多川さん言っていました。
「『あげられるもの』を見つけられないと無気力になる」
この言葉は深いですよね。
つまり、「あげられるもの」が見つかるだけで、
人はエネルギーが湧いてくるってことなんです。
だから、その組織(職場・学校・家庭)の中で、
「あげられるもの」を持っている人は、
それだけで「居心地」がいいんです。
ところが特に若いうちは、自分に『あげられるもの』はあまりないのに、
『もらうもの』がいっぱいあるんです。
だから不安定になるんです。居心地が悪くなるんです。
喜多川さん、こんなたとえ話をしてくれました。
もしも、あなたが何もしていないのに、
「あなたに家をあげましょう」と言われたら、
受け取ります?
僕だったら、「これはもらってはいけないような気がする」と思って、
丁重にお断りすると思います。と。
人は、自分が「もらうもの」より
大きいものをあげていないと不安になるってことですよね。
たまには、ちょっとした宝くじが当たって
「ラッキー!」と思うこともあるかもしれませんが、
自分が、なにもあげていないのに、
たくさんのものが、与えられ続けられると、
ホントに居心地悪くなるでしょうね。
不安になるでしょうね。
ただ、こんな話をしていると、
「私にはその『あげられるもの』がないんです」
と思ってしまう人がいるかもしれません・・・・・が、
そうではないんです!
あるんです!
ホントは「あげられるもの」いっぱいもっているんです!
喜多川さんも言っていました
「私の子どもの笑顔は、
ときに私に1冊の作品を書かせるだけの
エネルギーを与えてくれます」と。
ホント、その通りだと思います。
ところが、気づいていないんですね。
自分の「あげられるもの」に
気づいていないんです。
「あげられるもの」に気づかずに、
「もらうこと」ばっかりを考えていると、
ますます、「あげられるもの」に気づかなくなって
不安になって、不安定になって、居心地が悪くなります。
そこで、大事なのは・・・
親だったら、子どもに教えてあげることですよね。
「○○ちゃんの笑顔をみるだけで、
お母さん1日頑張ろう!って思えるの!」とか。
会社の社長さんや上司だったら、
「○○さんに挨拶をしてもらうだけで、
朝から、ホントに気持ちがいいよ!」とか。
高校生だって同じですよ。
先生に対して、教えてあげるんですよ。
「○○先生の授業ってわかりやすいですよね!」
「先生って、居るだけでオーラを感じますよね!」
これ、ポイントは、
「授業がわかりやすいから」言うんじゃないんです。
言うからわかりやすくなるんです。
オーラを感じるから言うんじゃないんです。
言うから、オーラがでてくるんです。
こんなことを周りの人に言ってあげられるだけで、
周りの人の「居心地」をよくしてあげられるんです。
だって、周りの人は自分の「あげられるもの」
に気づいちゃうんですから、当然「居心地」がよくなりますよね。
そして、そして、
周りの人の「居心地」をよくしてあげられるあなたのところには、
人が集まってきますよね。
きっとその人はどこにいっても「居心地」、いいでしょうね!
「周りの人の居心地を良くする」
これほどの「あげられるもの」はないですよね。
これ、いいですね!
書いていて、ホントにこれいいなと思えてきました。
ヒダツー読者の皆様、ぜひやってみて下さい!
Posted by 比田井美恵 at 21:22│Comments(0)
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