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2013年07月12日

伊勢・出雲ツアー3

さて、森日和さんのお話が始まりました。
伊勢・出雲ツアー3

日和さんは語ってくださいました。

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日本人が日本人らしく生きていくことが、
世界の平和につながると思います。

もともと日本人は「倭人(わじん)」と言われていました。
倭人の「倭」は、小さい人、という意味があるのですね。

その「倭」を日本人は「和」と変えてしまったんです。
和風、和食、和語、というように
「和」は「日本」をあらわす言葉ですよね。

つまり、日本は、
「和すること」を大事にする国なのです。

私はマナーを教える先生でしたが、
マナーは本来は「当たり前のこと」でした。

以前は、マナーは
大事にするべき礼儀として、
親やおばあちゃんが子に教え、自然と受け継がれていったので、
親の世代になればマナーは「当たり前のこと」だったのですが、
今はそうではなくなってしまいました。

子育ても、昔は近所の人やおばあちゃんも
一緒になって子供にかかわって、
子供はみんなで育てるものだったのに、
最近は親だけで育てるようになってしまいましたよね。

母親一人だけで、何が伝えられるのかと思います。

以前のように
みんなで子供を育てて
みんなでマナーをちゃんと教えていく、
そんな当たり前の価値観を取り戻してほしいと思います。

マナーは「型」かもしれませんが、
マナーを通して、マナーの奥にある
日本人の心を学ぶのです。

日本人は、美を追求する国民性です。
美、というのは「心の美しさ」です。

「利他の心」や「和の心」ですね。
それから、「察する心」。
日本人の心はもともと柔らかいものなのです。

日本人の家はドアではなく、
「ふすま」で部屋が分かれていますよね。

そっと覗こうと思えば覗けてしまうし、
さっと開けることもできますが、
日本人はそれをせずに
状況を察して行動してきたのです。

日本人のプライバシーは
人の思いやりだけで守ってこられたのです。

マナーがなぜ大事かということですが、
マナーは、人の心を無駄に動かさせない、
気を遣わせないためのものなのです。

だから、マナーはさらりとして差し上げるものなのですね。
さりげなく。
相手に気を遣っているんだと思わせないことが大事なのです。

たとえば、
重いものはあたかも軽いように持って
相手に「手伝わなきゃ」という思いにさせないようにするんです。

あ、あの人、気を遣ってるんだなと気づかれてしまったら
ダメなんですよ。

マナーとは、
周りの人にいかに気持ち良く生活してもらうかと
考えることなんです。

月曜日の朝って、みんな「いやだな~」という気持ちで
通勤していますでしょ。

だから私は、少しでも周りの人に気持ち良く感じてほしいと思って、
月曜日の朝、駅の階段をたったと駆け上がります。

何も言葉を発しなくても、
周りの人を気持ちよくさせることができるんですね。

伊勢・出雲ツアー3

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日和さん、ホント素敵でした。
笑顔も話し方も、お話の内容も…そしてお人柄も。
女性としても、本当に憧れてしまいます。

マナーも奥深いですね。
マナーって、単に「形を覚える」となってしまいがちだけど、
その奥には、相手に対する深い思いやりがあって、
すべてに理由があるのですよね。

マナーのお話もよかったですが、
言葉の意味に関するお話や
日本人の心についてのお話もとっても良かったです。

もっともっとお話をお聴きしてみたい!!
…と思いました。^^
伊勢・出雲ツアー3

続きます。


Posted by 比田井美恵 at 21:50│Comments(0)
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