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2013年06月13日

この記事はある人の申し立てにより削除される可能性があります(笑)

昨日、比田井家ではちょっとした事件が起こりました。

息子の「プライド」や「プライバシー」はどうなんだとか、
こんな内輪な話を、公共の場所に書いていいんだろうかとか、
いろいろと思うことはありますが、

今日、息子の担任の先生からいただいたコメントを見たら、
ついつい記事にしたくなってしまい、書いています。
(すみません、今日の話には感動も教訓もないと思います。^_^;)

(注:この記事は、ある人からの申し立てにより、
   突然削除される可能性があります。(笑))

事の発端は、
何か「いいこと」や「まずいこと」があった時にだけ
先生からのコメントが書かれる
「連絡ノート」でした。

ちなみに、息子のクラスの先生は、
子どもたちのいいところに注目してくださる
本当に素晴らしい先生です。

うちの息子は忘れ物をしたり、
授業に集中できなかったり、
「Not几帳面」なところがあったりして
本当に先生に迷惑をかけてばかりなのですが

そんな息子でも
「のびのびしていて本当に子どもらしい。
 優しい心を持っているんですよね。」と
褒めて下さるんです。

だから、うちの息子も担任の先生は大好きなんですね。

そんな優しい先生から、
その日はこんなコメントがあったのです。

「音楽会がもうすぐです。
 ステージ練習も頑張っています。
 昨日までにリコーダー合格できることを目指して取り組み、
 毎日家でみんな練習してきています。
 お願いします」

…ヒダカズ&私は、愕然としました!!!
うちの息子が自宅でリコーダーの練習をしている姿を
見たことがありません。

…そう言えば、2週間ほど前に「連絡ノート」に
先生から

「音楽会でリコーダーを演奏します。
 毎日持ち帰って練習をしていますが、
 持ち帰ったまま学校に持ってこないので
 音楽の時間、できないままでいます。
 明日、音楽がありますので持たせて下さい」

と書いてあったことを思い出しました。

…その時は、
「そういえばリコーダー、持って帰ってきていたけど、
 今、どこにあるの??」

…と、リコーダーの捜索に精一杯で、
「リコーダーの練習」に、
まったく注目していなかったことを思い出しました…。^_^;

そこから推測すると、うちの息子は3週間もの間、
まったくリコーダー練習をしていなかったことがわかります…。

息子に聞くと、
息子ともう一人を除いて、みんな「合格」をもらっているとのこと。

さぁ、猛特訓です!!!
この記事はある人の申し立てにより削除される可能性があります(笑)

。。。しかし、気合いが入っているのは親2人のみ。
一生懸命に見本で吹いたり、
手拍子をしたり、歌を歌ったり…
ピアニカまで出してきて、リズムと音楽を叩き込もうと試みました。

しかし…本人は全くやる気がありません。

私が隣でじっと息子を待っているのに、
だらだらしていて、
本を読んだり、工作を始めたりしています。

「かんた。

 リコーダーの練習をしなくて、
 かんた一人が恥をかくとか、
 かんた一人の評価が下がるとかだったら、
 お母さんはこんなに言わないよ。

 自分がやらなくて、
 自分が恥ずかしい思いをするなら
 それは自業自得だから仕方ない。

 でもね、
 今回は音楽会でしょ。

 かんたが練習していかなくて、
 ひとりだけ音楽会で間違えたら、
 3年1組全体の評価が下がるんだよ。

 みんなで力を合わせて「ひとつのことをしよう!」
 って頑張っている時に、
 かんた一人が手を抜いたせいで
 3年1組の演奏、よくなかったねって
 言われちゃったらどう思う?

 みんな、毎日家で練習しているのに、
 かんたひとりだけ何もしないせいで間違えて、
 音楽が合わなかったら
 一生懸命練習したお友達はどう思う?

 担任の先生はどう感じるかな?

 お母さん、
 先生はきっと悲しいと思うよ…」


私は、息子がリコーダーが下手だったとしても
それについて叱る気はありません。
一生懸命に練習したけどできなかったのだとしたら
叱りません。

でも、やればできるはずなのに、
練習をしないせいでできなくて…

…しかも、お友達や先生に
悲しい思いをさせるとわかっていて
それでも練習をしないというのなら

それはやっぱり、
叱らずにはいられません。

…私が、こんな思いで言ったのに、
やっぱり息子はだらだらしています。

もう1時間以上、経ちました。
もちろん夕食もおあずけです。

…ついに私の堪忍袋の緒が切れました!!!

「少し頭冷やしてきなさい!!」

息子を抱えあげると、
そのまま玄関まで連れて行き、
表に追い出し、鍵を閉めました。

たまたま息子は、
シャツにパンツ、靴下という状態でしたが
(なぜか自宅に帰るとすぐにそんな格好になるんです)
そんなことはお構いなしです。

息子がドンドンドアを叩いています。
おかまいなしです。
外灯のスイッチも切りました。
真っ暗です。

息子が泣いている声が聞こえてきます。
なにか叫んでいます。
それでもそのままです。

息子は泣きながら、
何とか入る場所はないかと家の周りを走って
探しています。
別の窓や勝手口にまわってきました。

そのあたりの電気もすべて消しました。
もちろん鍵はかかっています。
ドンドンしながらもあきらめて、玄関前に戻りました。

玄関前にうずくまっています。
何やらつぶやいています。

「ヒックヒック…お、お、おかあさん、だ、大嫌い!!
 中に入れて…
 ヒックヒック…おかあさんのぉぉぉ~…
 ばかぁぁぁぁ~! ヒックヒック…」

10分くらいたったでしょうか。

小さな声で、
「おかあさん、ごめんなさい。
 練習するから…… 中に入れて…」

…息子はやっと室内に入ることができました。
 
家に入ってきたら
こらえていたものが一気に出てきたのか
安心したのか…
まさにワンワン泣いていてます。
久々に息子の号泣を見ました。

泣きながら、愛を確かめたいのか、私にくっついてきます。

…かわいいなぁ…。

本当にいとおしい息子です。

すぐにリコーダーの練習をしようと
口にくわえるものの、
ヒックヒックが止まらなくて練習になりません。

それでも何とか練習し、
ずいぶん上達しました。

その様子をヒダカズが連絡ノートに書いてくれました。

「今日母親と2時間ほど練習をしました。
 泣きながらやっていました。
 まだまだ十分とは言えませんが、
 だいぶ上達しました。
 明日も練習させます。
 よろしくお願いします。 父」

…そんなノートを出して、
先生からの返事が返ってきた今日。

今日は私が仕事で帰宅が遅く、
ヒダカズと息子が先に帰っていたのですが、
私が家に着いた時には、2人ともすっかり寝てしまっていました。
(彼らは毎日夜9時に寝ます)

ダイニングのテーブルの上に、
連絡ノートが開いて置いてありました。
この記事はある人の申し立てにより削除される可能性があります(笑)

先生からはこんなコメントが。

「頑張っているかんたさんです。
 あまり追い詰めないよう
 お願いします」

…これを見た瞬間、涙が出てきてしまいました。

クラスでただ一人、
リコーダーの練習を全くしてこない、うちの息子…。

どう考えても、
先生は困っているに違いありません。
厳しく叱られたっておかしくありません。

それなのに、こんなに優しい言葉をかけてくださるなんて…。

先生のココロの広さに、
ただただ感謝するしかありませんでした。
なんてありがたいことなんでしょう。

うちの息子がこれからどれだけ真剣に
リコーダーに取り組むのか、まだわかりませんが、
音楽会まであと1週間。

辛くても頑張って練習して、
ニコニコの笑顔で音楽会を終えることを
祈るばかりです。
この記事はある人の申し立てにより削除される可能性があります(笑)


Posted by 比田井美恵 at 23:59│Comments(6)
この記事へのコメント
同じ親としてものすごく共感できます。
そして教職に就く身として、かんたくんの担任の先生のあたたかさ、包み込むようなやさしさ、見習いたいと思います。
Posted by さかぐち at 2013年06月14日 09:00
親の想いと 担任の先生の温かさに思わず 涙してしまいました。育む事の大切さ。理解がある事の大切さ。愛せれて愛を知る!ですね。
Posted by ベリー佐々木 at 2013年06月14日 13:43
教育関係を生業とする者にとって、我が子を題材(しかも、あまりよろしくないことを)として、赤裸々に取り上げるのは勇気がいることですよね。比田井先生ご夫妻の勇気に敬服致します。
「そんなこともあったね」と、音楽会が楽しい思い出になると良いですね!
Posted by A幼稚園F園長 at 2013年06月14日 16:42
親でも教師の立場でもない私ですが、双方の想いとがすごく伝わってくる記事でした(*´ω`*)
そして、自分自身に対しても改めて考えさせていただける記事だと感じました。

現代ではなかなかこういった一人に対して、本気でぶつかるっていう事が薄れているとつくづく感じます。

比田井様の記事を見て、今一重に一人を大事にしようと思いました!

若者が言う立場ではないと重々承知ですが、今の思いを大事に頑張ってください(*´ω`*)

私も頑張って参ります!
Posted by おざわ まさこ at 2013年06月14日 22:02
教育は、信じて待つことも大事です。言うは易しですが。そこには、親や大人の覚悟が必要ですね。自戒を込めて。
Posted by 横井寿彦 at 2013年06月16日 17:22
>さかぐちさん

ありがとうございます!
担任の先生は、本当に素晴らしいんです。
いつも温かく包みこんでくださるのですが、
単に優しいだけじゃなくて
ちゃんとクラスをまとめて、けじめをつけさせているんですよね。

本当にありがたいです。
あの先生の元だからこそ、かんたものびのびと学校を楽しんでいるのだと思います。^^

>ベリー佐々木さん

涙してくださったのですね。ベリーさん、心優しいですね。^^
私も先生の言葉には涙してしまいました。


>A幼稚園F園長さん

褒めてくださってありがとうございます!
ヒダカズはとてもオープンな性格なので、
彼と知り合って私も変わったかもしれません。
以前の私は、もっと変に周りの目を気にして、カッコつけていたような気がします。

ヒダカズも常日頃から言ってますが、
「心を開いてほしければ
 自分から心を開くこと」
…大事だなぁ。。。と、最近つくづく思います。^^


>おざわまさこさん

ブログを読んでくださってありがとうございます!
本気でぶつかるって大事ですよね。
子育ても教育も。

ウエジョビの先生たちから私はいつも
「本気でぶつかることの大切さ」を学ばせてもらっています。

「今の思いを大事に」ですね!
頑張ります! ありがとうございます!^^
お互いに頑張りましょう!


>横井先生

教育も子育ても、なかなか思うようにはいかないものですよね。
覚悟…ホント大事ですね。
今回の件で、私自身も自分の覚悟について、見つめなおすことができました。
ありがとうございます!
Posted by 比田井美恵比田井美恵 at 2013年06月17日 09:38
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