2013年04月07日
209-「決まった」ではなく「決めた」。
昨日届いた比田井通信(ヒダカズ非公式メルマガ)の続きです!
さて、今日は4月最初の発行ですよね。
届きましたよ、「伊澤の部屋」。
楽しみに待ってくれている読者の方もたくさんいると思います。
今回の「伊澤の部屋」、
今までとちょっと雰囲気が違います。
私、読み入ってしまいました。
---------------------
【伊澤の部屋:2013年4月号】

〈先月までのあらすじ〉
就職活動をしていた大学生の僕(伊澤)。
東京でのとある懇親会で
当時アウトドアインストラクターをしていた
武藤青年(後の團長)と出会うのだった・・・
=======================
緊張していて、正直あまり覚えていない。
でも『アウトドア』という共通の話題があったことで
僕はその懇親会で武藤青年と割とスムーズに
話すことができた(ような気がする)。
当時から人見知りにおいて
「右に出る者はいない」と豪語していた僕にとって
人とスムーズに話せたことは、もはや偉業であった。
そんな自分の快挙に気をよくした僕は
それからの就職活動で何度となく東京を訪れては
武藤青年やその仲間と遊び、語り、仲を深めていった。
今まで知らなかった人と話す。
自分が何者なのかを話す。
将来の自分を想像して話す。
はじめての経験がとても新鮮で
僕にとって自分自身のことを考える
とても刺激的な日々が続いた。
また、それと同時に
僕の周りをモヤモヤした空気が
覆いつくしていた。
『自分は一体、何がしたいんだろう?』
これまでの受験勉強とは違う
この難問に僕は正解を出すことができず
ただただ戸惑っていた。
それでも、時間は進む。
就職活動は待ってくれない。
僕は面接に落ちたり受かったりを
繰り返しながら何とか就活を続けた。
そしてその結果、「何となくいいな」と
思っていた大企業から夏頃に内定をもらう。
僕の進路が決まった。
自分なりに頑張った就職活動。
もちろん、うれしかった。
それから僕の会社員生活が始まる。
仕事は大変だったけれど、その大変さも含めて
自分が大人になれたような気がして、何だかうれしかった。
時間はどんどん過ぎていく。
僕は入社3年目の夏を迎えていた。
ある日、久しぶりに見る名前が
携帯電話のディスプレイに表示された。
『武藤貴宏』
久々の近況報告。
そこでわかったことは
僕が自分の3年間をあまり語れなかったこと。
そして武藤青年が
どうやらアウトドアインストラクターとは
違うことをやろうとしているということだった。
僕にとってあこがれの職業・・・
なぜだろう?と単純に疑問に思った。
しかし、その後の彼の発言はさらに僕を混乱させた。
「応援団、はじめました。」
?????
『冷やし中華』みたいな感じで言ってるけど・・・

僕にはまったく意味がわからなかった。
ただ、ムンムンとしたものすごい熱が
受話器から全身に伝わってくることだけは
僕にもわかった。
「とにかく東京のライブハウスに来てほしい。」
とにかくうなずいた僕。
その時に住んでいた静岡から
約2時間かけて東京に降り立った。
薄暗いライブハウスの階段を地下に降りていく。
ガヤガヤとした独特の雰囲気が会場を包んでいた。
そして、しばらく。
ステージに閃光が放たれ
ガヤガヤを掻き消す怒号が鳴り響く。
「それゃあぁっっぁぁぁあ!!!!」
僕にとってはじめての応援団の演舞。
それは、エネルギーの塊だった。

そして武藤青年は
『武藤團長』になっていた。

今まで僕が感じてきた
武藤青年の沸々とした熱。
武藤團長はその熱を
完全に解き放っていた。

「・・・」
僕はと言えば
完全に呆気にとられていた。
目の前で起こっていることが
自分の中で消化できずに
我武者羅應援團のステージは幕を閉じた。
体が熱を帯びたまま
帰りの電車に乗りこむ。
さっきまでの応援を
思い起こし噛み締めていたら
急に情けなくなってきた。
俺は本気になったこと、あるのか?
俺は今までの人生
何かに本気で打ち込んで
やりきったことはあっただろうか?
答えは、わかりきっていた。
情けない僕は
情けないまま
心の中で決めた。
【応援団、やろう。】
就職活動の時は
進路が『決まった』。
でも今回は違う。
自分で『決めた』。
はじめての感覚だった。
帰りの電車の中
誰にもわからなかったと思うけれど
僕は最高に幸せだった。
つづく。
(今月は私小説風にお届けしました)
------------------------
どうですか・・・・・?
私、何度も読みました。
伊澤さんの当時の心模様が、
手に取るようにわかりました。
「決まった」ではなく「決めた」。
深いですね。
これ、白石さんが仰った、
「待たされている」ではなく「待つ」と同じですね。
「就職が決まった」というのは主導権は自分にないんですよね。
「決めた」瞬間、主導権が自分になるんです。
きっと、伊澤さんの、
【応援団、やろう。】と思った瞬間というのは、
「人生の主導権」を初めて自分が掴んだ瞬間だったんでしょうね。
だから、
「誰にもわからなかったと思うけれど、僕は最高に幸せだった。」
こんな感覚に初めてなれたんでしょうね。
う~ん。
今回の「伊澤の部屋」、深いですね~。
あっ、「お褒めコメント」忘れないで下さいね!
これが、伊澤さんのモチベーションを上げる、
とっても大事な事なんです!
あっ、みなさんが思っている以上に、
伊澤さん、苦労して書いています。
何度も何度も書き直したりして、書いています。
その伊澤さんへのコメント待っていますね!
さて、その伊澤さんも出演する、
【我武者羅應援團 《第九回 華の大演舞会》】
~WE ARE ROCK 周年~
が迫ってきましたよ~!
今回は
4/27(18:00開演)
4/28(12:00開演)の2Daysです!
きくところによると、
チケット、もう僅かだそうです!
「あ゛ぁぁ~!まだ、買ってなかったぁぁぁ~!」という方は、
お急ぎください!!!
もちろん、比田井家はスタッフとして両日参加予定です!
私、久しぶりのガムシャラ演舞にかなりワクワクしています!
詳しくはコチラです↓
http://muto-takahiro.air-nifty.com/gamusharaoendan/
あと、もう一つ、
4/14のヒダカズプロデュース「ダブル師匠企画」ですが・・・
佐藤芳直師匠(15:00)
木下晴弘師匠(18:00)の両イベントが満席となりましたぁぁぁ~!
http://taiseido.co.jp/shibudoku.html
まだ、一週間もあるのに満席ですぅぅぅ~!
ありがとうございます!
「え゛ぇぇ~!行きたかったのにぃぃぃ~!」という方、
残念ですが、今回は諦めてくださいm(__)m
それでも、
「え゛ぇぇぇぇ~!なんとかなりませんかぁぁ~!」
というワガママなあなたには、
ヒダツー読者だけの、
超裏技を教えます。
すでに、ネットの申し込みフォームは
満席ですので開くこともできなくなっています。
ですので、まず、
会場の大盛堂さんに電話をします。
03-5784-4900
できれば店長の今関(いまぜき)さんに代わって頂き、
「4/14のシブ読なんですが、もう満席なんですよね~
でも、どうしても参加したいので、
立ち見でもいいですから、なんとかなりませんでしょうか~?」
と低姿勢で、かつ、すがるような瞳で言う。
きっと、優しい今関店長は、
「階段席でもよければ、当日いらして下さい~」と言ってくれるはずです。
(そのかわり、階段席と言うのは本当に階段です。座布団もありませんので、ご了承ください。)
もしも、予想以上に当日キャンセルの方が多くなれば、
椅子に座れるかもしれません。
ということで、4月はビッグなイベントがまだまだ続きます!
会場でお会いできるのを楽しみにしています!
■■超おススメイベント■■■
【我武者羅應援團 《第九回 華の大演舞会》】
~WE ARE ROCK 周年~
◆日時 2013年4月27日(土)開演 18:00
4月28日(日)開演 12:00
※4月27日(土)ならびに4月28日(日)の演目内容は一緒です。
◆チケット料金 4月27日(土)入場券:3000円+500円(1ドリンク)
4月28日(日)入場券:3000円+500円(1ドリンク)
4月27日(土)28日(日)両日セット入場券:5000円+1000円(各日1ドリンク)
詳しくは↓
http://muto-takahiro.air-nifty.com/gamusharaoendan/
■■ヒダカズ一般公開講演のお知らせ■■■
●H25/5/15(水)長野県上伊那郡/14:00~15:30/飯島町文化会館大ホール/入場無料/上伊那南部教職員会 宮田小教頭小林先生 0265-85-2007
●H25/6/22(土)群馬県安中市/11:00~13:00/新島学園中学・高校礼拝堂/入場無料/新島学園 青柳様 027-381-0240
●H25/7/9(火)長野県飯田市/14:00~15:30/竜東中学校/入場無料/竜東中学校 教頭下井先生 0265-27-3169
さて、今日は4月最初の発行ですよね。
届きましたよ、「伊澤の部屋」。
楽しみに待ってくれている読者の方もたくさんいると思います。
今回の「伊澤の部屋」、
今までとちょっと雰囲気が違います。
私、読み入ってしまいました。
---------------------
【伊澤の部屋:2013年4月号】

〈先月までのあらすじ〉
就職活動をしていた大学生の僕(伊澤)。
東京でのとある懇親会で
当時アウトドアインストラクターをしていた
武藤青年(後の團長)と出会うのだった・・・
=======================
緊張していて、正直あまり覚えていない。
でも『アウトドア』という共通の話題があったことで
僕はその懇親会で武藤青年と割とスムーズに
話すことができた(ような気がする)。
当時から人見知りにおいて
「右に出る者はいない」と豪語していた僕にとって
人とスムーズに話せたことは、もはや偉業であった。
そんな自分の快挙に気をよくした僕は
それからの就職活動で何度となく東京を訪れては
武藤青年やその仲間と遊び、語り、仲を深めていった。
今まで知らなかった人と話す。
自分が何者なのかを話す。
将来の自分を想像して話す。
はじめての経験がとても新鮮で
僕にとって自分自身のことを考える
とても刺激的な日々が続いた。
また、それと同時に
僕の周りをモヤモヤした空気が
覆いつくしていた。
『自分は一体、何がしたいんだろう?』
これまでの受験勉強とは違う
この難問に僕は正解を出すことができず
ただただ戸惑っていた。
それでも、時間は進む。
就職活動は待ってくれない。
僕は面接に落ちたり受かったりを
繰り返しながら何とか就活を続けた。
そしてその結果、「何となくいいな」と
思っていた大企業から夏頃に内定をもらう。
僕の進路が決まった。
自分なりに頑張った就職活動。
もちろん、うれしかった。
それから僕の会社員生活が始まる。
仕事は大変だったけれど、その大変さも含めて
自分が大人になれたような気がして、何だかうれしかった。
時間はどんどん過ぎていく。
僕は入社3年目の夏を迎えていた。
ある日、久しぶりに見る名前が
携帯電話のディスプレイに表示された。
『武藤貴宏』
久々の近況報告。
そこでわかったことは
僕が自分の3年間をあまり語れなかったこと。
そして武藤青年が
どうやらアウトドアインストラクターとは
違うことをやろうとしているということだった。
僕にとってあこがれの職業・・・
なぜだろう?と単純に疑問に思った。
しかし、その後の彼の発言はさらに僕を混乱させた。
「応援団、はじめました。」
?????
『冷やし中華』みたいな感じで言ってるけど・・・

僕にはまったく意味がわからなかった。
ただ、ムンムンとしたものすごい熱が
受話器から全身に伝わってくることだけは
僕にもわかった。
「とにかく東京のライブハウスに来てほしい。」
とにかくうなずいた僕。
その時に住んでいた静岡から
約2時間かけて東京に降り立った。
薄暗いライブハウスの階段を地下に降りていく。
ガヤガヤとした独特の雰囲気が会場を包んでいた。
そして、しばらく。
ステージに閃光が放たれ
ガヤガヤを掻き消す怒号が鳴り響く。
「それゃあぁっっぁぁぁあ!!!!」
僕にとってはじめての応援団の演舞。
それは、エネルギーの塊だった。

そして武藤青年は
『武藤團長』になっていた。

今まで僕が感じてきた
武藤青年の沸々とした熱。
武藤團長はその熱を
完全に解き放っていた。

「・・・」
僕はと言えば
完全に呆気にとられていた。
目の前で起こっていることが
自分の中で消化できずに
我武者羅應援團のステージは幕を閉じた。
体が熱を帯びたまま
帰りの電車に乗りこむ。
さっきまでの応援を
思い起こし噛み締めていたら
急に情けなくなってきた。
俺は本気になったこと、あるのか?
俺は今までの人生
何かに本気で打ち込んで
やりきったことはあっただろうか?
答えは、わかりきっていた。
情けない僕は
情けないまま
心の中で決めた。
【応援団、やろう。】
就職活動の時は
進路が『決まった』。
でも今回は違う。
自分で『決めた』。
はじめての感覚だった。
帰りの電車の中
誰にもわからなかったと思うけれど
僕は最高に幸せだった。
つづく。
(今月は私小説風にお届けしました)
------------------------
どうですか・・・・・?
私、何度も読みました。
伊澤さんの当時の心模様が、
手に取るようにわかりました。
「決まった」ではなく「決めた」。
深いですね。
これ、白石さんが仰った、
「待たされている」ではなく「待つ」と同じですね。
「就職が決まった」というのは主導権は自分にないんですよね。
「決めた」瞬間、主導権が自分になるんです。
きっと、伊澤さんの、
【応援団、やろう。】と思った瞬間というのは、
「人生の主導権」を初めて自分が掴んだ瞬間だったんでしょうね。
だから、
「誰にもわからなかったと思うけれど、僕は最高に幸せだった。」
こんな感覚に初めてなれたんでしょうね。
う~ん。
今回の「伊澤の部屋」、深いですね~。
あっ、「お褒めコメント」忘れないで下さいね!
これが、伊澤さんのモチベーションを上げる、
とっても大事な事なんです!
あっ、みなさんが思っている以上に、
伊澤さん、苦労して書いています。
何度も何度も書き直したりして、書いています。
その伊澤さんへのコメント待っていますね!
さて、その伊澤さんも出演する、
【我武者羅應援團 《第九回 華の大演舞会》】
~WE ARE ROCK 周年~
が迫ってきましたよ~!
今回は
4/27(18:00開演)
4/28(12:00開演)の2Daysです!
きくところによると、
チケット、もう僅かだそうです!
「あ゛ぁぁ~!まだ、買ってなかったぁぁぁ~!」という方は、
お急ぎください!!!
もちろん、比田井家はスタッフとして両日参加予定です!
私、久しぶりのガムシャラ演舞にかなりワクワクしています!
詳しくはコチラです↓
http://muto-takahiro.air-nifty.com/gamusharaoendan/
あと、もう一つ、
4/14のヒダカズプロデュース「ダブル師匠企画」ですが・・・
佐藤芳直師匠(15:00)
木下晴弘師匠(18:00)の両イベントが満席となりましたぁぁぁ~!
http://taiseido.co.jp/shibudoku.html
まだ、一週間もあるのに満席ですぅぅぅ~!
ありがとうございます!
「え゛ぇぇ~!行きたかったのにぃぃぃ~!」という方、
残念ですが、今回は諦めてくださいm(__)m
それでも、
「え゛ぇぇぇぇ~!なんとかなりませんかぁぁ~!」
というワガママなあなたには、
ヒダツー読者だけの、
超裏技を教えます。
すでに、ネットの申し込みフォームは
満席ですので開くこともできなくなっています。
ですので、まず、
会場の大盛堂さんに電話をします。
03-5784-4900
できれば店長の今関(いまぜき)さんに代わって頂き、
「4/14のシブ読なんですが、もう満席なんですよね~
でも、どうしても参加したいので、
立ち見でもいいですから、なんとかなりませんでしょうか~?」
と低姿勢で、かつ、すがるような瞳で言う。
きっと、優しい今関店長は、
「階段席でもよければ、当日いらして下さい~」と言ってくれるはずです。
(そのかわり、階段席と言うのは本当に階段です。座布団もありませんので、ご了承ください。)
もしも、予想以上に当日キャンセルの方が多くなれば、
椅子に座れるかもしれません。
ということで、4月はビッグなイベントがまだまだ続きます!
会場でお会いできるのを楽しみにしています!
■■超おススメイベント■■■
【我武者羅應援團 《第九回 華の大演舞会》】
~WE ARE ROCK 周年~
◆日時 2013年4月27日(土)開演 18:00
4月28日(日)開演 12:00
※4月27日(土)ならびに4月28日(日)の演目内容は一緒です。
◆チケット料金 4月27日(土)入場券:3000円+500円(1ドリンク)
4月28日(日)入場券:3000円+500円(1ドリンク)
4月27日(土)28日(日)両日セット入場券:5000円+1000円(各日1ドリンク)
詳しくは↓
http://muto-takahiro.air-nifty.com/gamusharaoendan/
■■ヒダカズ一般公開講演のお知らせ■■■
●H25/5/15(水)長野県上伊那郡/14:00~15:30/飯島町文化会館大ホール/入場無料/上伊那南部教職員会 宮田小教頭小林先生 0265-85-2007
●H25/6/22(土)群馬県安中市/11:00~13:00/新島学園中学・高校礼拝堂/入場無料/新島学園 青柳様 027-381-0240
●H25/7/9(火)長野県飯田市/14:00~15:30/竜東中学校/入場無料/竜東中学校 教頭下井先生 0265-27-3169
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