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2013年05月22日

「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」

もう、2か月ほど前のことになりますが、ヒダカズと2人で、
長野で行われた
筒井のアニキこと筒井正浩さんの講演会を聴きに行きました。
「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」

筒井さんは、メンタルコーチとして、
高校の野球部のメンタル面をサポートし、
夢を実現するためのお手伝いをしたり、
コーチングや速読の講座を開いたりしています。

とても優しいお人柄があふれる講演会で、
私も涙せずにはいられませんでした。
隣でヒダカズも鼻をすすっていました。
(↓ ヒダカズFacebookページより)
「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」

講演会の翌日、
筒井さんがウエジョビに遊びに来て下さいました!

「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」
写真前列左から、
今回の講演会主催者の浅岡純子さん、
中央が筒井さん、
ヒダカズの右後ろが宮崎裕貴さん。

後ろ左から
ウエジョビカリスマ教頭の山極先生
受付の内堀先生、
広報のタッキー先生です。

写真には映っていませんが…
実はちょうど筒井さんが2日前に誕生日を迎えられたということで、
バースデーケーキをプレゼントしたところだったのです。
「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」

それにしてもさすがウエジョビの先生たち、
楽しそうですね~! 似合ってます!
「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」

山極先生の頭の上には、ちゃんとメッセージが!! スゴイ!

筒井さんは、
このブログでも以前、何度か取り上げた
朝倉将君こと、「まさしくん」をずっと応援していた方です。

115 夢は必ずかなう
129 与える心の塊、まさし君
130 生きざまを残す生き方

「まさしくん」は、2歳の時に小児がんを発病。

闘病生活を送る間、おかあさんの「みっちゃん」が、
まさしくんの言葉や様子をメールで友人に送っていたところ、

まさしくんの心の美しさに周りの人たちが感動して
そのメールが転送され、ブログに掲載されるようになり、
たくさんの方が、まさし君を応援していたのです。

筒井さんも、ずっとまさし君を応援し続け、
休みの日は片道300キロの道のりを運転して、
まさし君に会いに行っていたんですね。

…でも、みんなの祈りや応援も叶わず、
まさしくんは2010年11月28日に、
7歳1か月で天国に旅立ってしまったのです。。。

筒井さんとお会いしたら、
改めてまさしくんの事を考えたくなって、
以前、まさしくんのお母さんからいただいた冊子を
引っ張り出して、読み返してみました。
「病気が治ったら、お母さんのお手伝いいっぱいするからね」

まさしくんは、本当に優しい子なんです。
自分も抗がん剤治療で苦しいはずなのに、
いつも周りの人のことばかり気遣っているのです。

この冊子には、そんな心優しいまさしくんの口から出た
天使のような言葉がたくさん並んでいます。

そして、いつも明るくふるまうみっちゃんの言葉が添えられていて
これまた泣けてきてしまうのです。

●2010.7.13

昨夜の将と拓己(注:6歳の弟)の会話が
ちょっと子どもの会話とは思えないくらい内容が濃かったので紹介させてください。

バリバリの三河弁です。

拓己→お兄ちゃん 毎日病院いくのいやだよね?
 毎日注射(採血)するだらぁ。泣く?

将→1回でやってくれる時は泣かんけど、失敗すると泣けてくる時がある。
 採血より点滴の方が針が太いで痛いだよ。

拓己→お兄ちゃんて強いね。拓己はすぐに泣けちゃう。
 ハゲとか言われても泣かん?(注:治療のため、将君は髪の毛がほとんどありません)

将→同じ教室のお友達は お母さんが入学式のときに説明したもので言わんけど
 他のクラスの子で言う人おるよ。でも知らんだもんで仕方ないで聞かんふりしとる。

拓己→じゃあ今度拓己が学校に行ったら守ってあげるでね。

将→僕を守らんでもいいで同じクラスの弱い子を守ってあげりん。
 でも拓己君も強くなったじゃん。僕が入院する時いつも泣いとったらぁ。
 最近は泣いてないじゃん。

拓己→最初の日はどうしても泣けちゃうけど あとは泣かんよ。
 泣くとお兄ちゃんもお母さんも心配するらぁ。
 健太(注:4歳の弟)の事もちゃんとみとくで
 お兄ちゃん安心して病気治してね。

●2010.7.21
「お母さん、心配かけてごめんね」
「今日、点滴するときぐずっちゃってごめんね」
「帰ったら僕がお料理つくるから食べてね」

自分が高熱で辛い思いでいるのに…そんなこと言われると泣けちゃうよ(>_<)
将ありがとう。

「僕、たくさんの人に応援されているんだよね。幸せだね」

●2010.10.28

拓己(6歳の弟)の夢(希望)は 将と一緒に学校に行くこと
兄弟そろって学校に行くことはあたりまえなことかもしれませんが…
「お兄ちゃんがどこも痛くないときは、拓己が車椅子押して学校に行く」
と言ってくれています。


相変わらず痛みに耐えている将。
時には泣き叫ぶ時もあります。
近々、入院になりそうです。

どんな状態の時も、1日の終わりは必ず
お母さんありがとう。お母さん大好き。
どんなにつらい時も、毎日ありがとうを言ってくれる将。

「お母さんがいてくれるからぼく、がんばれるよ。
 これからもずっと一緒にいてね。」
「病気が治ったら お母さんのお手伝いいっぱいするからね。」
「ぼく、がんばって治すからね。お母さんのために治すからね。」

二日間、痛くてぐっすり寝られていない状態なのに…
夜中じゅうさすっている私に

「お母さん、ありがとう。もうさすらなくても大丈夫だから寝て。」
「ゆっくり寝ることができなくてごめんね。」
「お母さん、いつもいつもありがとう」

どうして…
自分のことで精一杯な状態なのに…
あぁ、早く痛みが治まって!!

お願いします!!

●2010.11.1

みなさん 命って 何なのでしょうか?
命の時間には 限りがあります。
今ある肉体は、いずれなくなる。
わかってはいます。わかっては…

でも、あきらめることなんてできません。
生きてほしい と 苦しまないで
は反することでしょうか?

明るく 楽しく 元気に
そんな生活ができたら 十分ではありませんか?
それ以上 何を求めるの?

ほら、笑うことができるでしょう。
美味しいものが食べられるでしょう。
いろいろなものが見えるでしょう。
自由に好きな場所に移動できるでしょう。
お友達と楽しくおしゃべり、できるでしょう。
自分で立てるでしょう。

私は、すべてできます。 感謝しています。
もっと 本気で 真剣に 感謝して 生きてください。
そして、命を大切にしてください。
お願いします。

●2010.12.3

いつもと変わらない時間が流れる中、
その時はやってきました。

11月28日、早朝4時、
将→おかあさ~ん
私→はぁい
将→お母さん、だいすき。
私→お母さんも、だいすきだよ。

この会話を最後に、呼吸回数が少なくなっていきました。

将の帰りたかった場所でもある自宅で、
将の大好きな友達家族、そして兄弟に見守られながら、
7時過ぎ、静かに息を引き取りました。
悲しさよりも、とにかく感謝でいっぱいでした。
その気持ちは、その日も、また通夜でも、葬儀でも、今でも、
ずっとずっと続いています。

とにかく、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は、悔やんだり、後悔は少しもありません。

1日1日を大切に生き抜いた将。
誇りに思います。

通夜も、告別式も、皆様のおかげで、とても温かなものになりました。
アニキの弔辞も、親として、とても幸せに感じさせていただき

私は、最後まで、将がつなげてくれた仲間【絆】に支えられていました。
本当に本当にありがとうございました。


(「みっちゃんの気まぐれ日記 ★まさしからの伝言★」より引用)

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…もう、何度も涙したはずなのに、
こうやって改めて読み返してみると、
やっぱり、まさし君の優しさには泣けてきます。

どうしてこんなに純粋で…
どうしてこんなに優しくて…
どうしてこんなに感謝にあふれているのでしょうか。
わずか7歳なのに…。

きっと、お母さんであるみっちゃん自身が
優しくて、感謝にあふれた人なんでしょうね…。

そして、アニキこと筒井さんの弔辞です。

----------

ま~さし、アニキだよ!

お父さん、お母さんよりも年上の俺を
いつも『アニキ、アニキ』って呼んでくれて嬉しかったよ。

でも、今日は日本中のまさしを応援してくれた人や
まさしからいっぱい元気や勇気、そして、愛を受け取った人の代表として、お話しするね。

ほんまにまさしからはいろんなものをもらったし、学んだよ。

俺らは、無償の愛と優しさと本当の感謝を教えてもらった。

まさしは7年という短い人生やったかも知れん。

そやけど、その7年で俺らが一生かかってもできんくらいの愛をプレゼントしたね。

そして、俺らが一生かかってもできんくらいの愛を受け取ったね。

そして、優しさ。

自分がしんどかったり、痛かったりしても、
いっつも、お母さんや弟、そして、周りのみんなのことばかり、気にしてたね。

こんな凄い子がおるんや!って驚きの連続やったわ。

こんな凄い子に出会えてよかったって・・・

そして、感謝。

何をしてもいつもまさしの口から出る言葉は『ありがとう』やった。

ある日、病院で尿管に通した管が詰まって、交換したとき、『痛い、痛い、痛い』って

やっと終わって、みんなが『まさし、よう頑張ったな。偉かったな』って声をかけると

まさしは

『先生、ありがとう』って

大人でも言われへん。

ほんまに7歳?

俺らの心の師匠や。

まさしの肉体と魂は離れるけど、俺らの心の中に生き続けるよ。

ご冥福を祈ります。

天国で一志さんと仲良く遊んでね。

最期に伝えたかったこと。

『まさし、大好き、愛してる。』

そして、日本中から届いたまさしへの想いを預かってきたよ。

『まさし、ありがとう』


メルマガ「アニキの出会いと感動日記」2010.12.1より引用

----------

実は私は、以前からみっちゃんのブログやこの弔辞を読んで、
「弔辞を読んだアニキさんって、どんな人なんだろう」と思っていたのです。

だから、実際にアニキこと筒井さんにお会いすることができて
とても嬉しかったのと同時に、

弔辞から伝わってきていたあたたかさは、
筒井さんだったからこそなんだ、
と妙に納得することができました。

筒井さんは、まさに「愛」と「優しさ」の塊のような人でした。

講演の中でも、高校球児たちへのサポートの様子が語られていましたが、
常に、生徒ひとりひとりの気持ちを考え、
一緒に涙し、一緒に悔しがり、
一緒に辛い思いをし…
すべてを我がことのようにとらえて
生徒の気持ちにずっと寄り添って来ていたことが
よくわかりました。

こんな人がいるんだ…と思いました。

この日は、筒井さんとは
あまりゆっくりお話しすることができませんでしたが、
きっとまたお会いする機会があることでしょう!

筒井さん、ありがとうございました!

↓ヒダカズがFacebookに載せた写真です。
 主役は、あくまでも筒井さんのはずですが…^_^;
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Posted by 比田井美恵 at 23:17│Comments(0)感動した!
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