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2015年09月06日

豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと

以前より、親しくさせていただいている
木島平中学校の太田智明先生からメールをいただきました。

私(比田井美恵)が書いているもう一つのブログ、
ウエジョビ校長 美恵ちゃん先生が今日も行く!」を読んで
メールをしてくださったのです!
ありがたいことです。(*^^*)

↓太田先生が読んでくださった記事はこちら
「丁寧な生き方をしてほしい」
豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと


太田先生は、長野便教会(便所掃除に学ぶ会)を
主宰されています。

以前にも、このブログに便教会のこと、太田先生のことを
掲載させていただいたことがあります。
2011.1.24 「われこそ先に」
2012.9.15 「182-変わったのは自分だった…」

太田先生のメールが素晴らしかったので、
ぜひみなさんにご紹介したいと思い
ここに掲載させていただきました。

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フェイスブックから、ブログの記事も読ませていただきまして、
私の師匠・鍵山秀三郎がしていた話を思い出しました。

(注:鍵山秀三郎氏は、イエローハットの創立者で
 「日本掃除に学ぶ会」の創立者でもあります。
 ウエジョビの「あいさつ・そうじ・素直」の「そうじ」も
 鍵山さんの教えを元に取り組んでいます)


暮らしの手帖を創業された大橋鎮子さんは、
「豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと」と
おっしゃっていると。

現代は、モノがあふれ、無駄遣い、食べ残し、使い捨てが多い。
一見、豊かに見えるが、心は貧しくなっている。
モノがない時代の方が、心は豊かだったと。

だから鍵山は、道具をとても丁寧に扱います。
水一滴も無駄にはしません。
ものの命を最後まで全うさせることを
考えています。

鍵山は、ホテルに泊まっても、
浴衣や歯ブラシなど備え付けのものを一切使いません。
持参したものを使っています。

エレベーターもできるだけ使いませんが、
高齢ですので、何階も上の階に行くときは使いますが、
閉まるのボタンを押しません。

時間が経てば、自然に閉まりますから、それまで待ちます。
たったそれだけの電気も、いたずらに使わないのです。

鍵山のそうした行動は
「凡事徹底」という言葉
(最近この言葉は、あちこち(特に学校関係)で見るようになりました。
 故事成語だと思って使っている人が多いようですが、
 鍵山が作った造語であることを知らない人が多いです)
に集約されていると思います。

今回のウエジョビの取り組みは、
まさにこの「凡事徹底」の姿そのものです。

大橋さんのおっしゃっている「豊かな暮らし」の姿です。

鍵山の生き方も、大橋さんの生き方も、
昔の日本人はそれが普通だったのだと思いますが、
いつのまにこうなってしまったのでしょう。

でも、それはやはり私たちの世代からなのではないかと
反省しています。

美恵先生は子どもの頃は、
朝、顔を洗うとき、洗面器に水を張って、
それで洗面していませんでしたか?

私はそうでしたが、
いつのまに洗面器を使わずに、
流しっぱなしで顔を洗うようになってしまったんだろう・・・

お風呂も、シャワーが登場してから
使う水の量が増えたのではないかと・・・

シャワーがなかった子どもの頃は、
あんなに水(お湯)を使わずに
お風呂に入っていたと思うんですよね。

だから、昔の日本人の暮らし方を知っている最後の世代は、
私たちなのではないかと・・・そう考えると、
それをちゃんと伝える責任は、
私たちの世代にあるのではないかと・・・そう思うのです。

長くなってしまって申し訳ありません。

勅使川原先生のSHRも読ませていただきました。
起動スイッチの作り方。
豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと


勅使川原先生のおっしゃっていることにも、
私たち長野便教会はまったくの同感であります。

勅使川原先生にも、
長野便教会のメンバーになっていただきたいくらいです(笑)

ウエジョビでのお掃除の会は、
未だに実現していませんが、
こういう先生方と、
その先生方に教わっている生徒さんたちの学校なら、
私たちの出番はないのかもしれませんね。


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いろいろと考えさせられました。

水にしても、身の回りの「モノ」にしても
いつのまにかあることが
「当たり前」になってしまっているんでしょうね。
私も、自分自身の生活を振り返って、猛反省です。

確かに「昔の日本人の暮らし」を知っていて
伝えることができる世代としては
私たちが最後なのかもしれません。

私にとって、
一番の「昔の日本人の暮らし師匠」は
義母です。

豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと


水も節約しています。
食器を洗う時は
大きなボウルに水をためて
「着け置き洗い」です。
ボウルの水に洗剤を少し入れてすべての食器を洗い、
その後、またボウルに水を貯めて「すすぎ」をします。

これで洗うと、
水と洗剤の量がものすごく少なくてすみます。

毎朝、庭で、薪を使って一日分のお湯を沸かします。
沸かしたお湯は魔法瓶(4~5本分くらい)に入れておきます。
もちろん、電気を使わないタイプの魔法瓶です。
お湯は、食事の準備やお茶に使います。
残ったお湯は最後の食器洗いに使います。

電気も節約しています。
冬は日の光をたくさん取り入れて部屋を暖めます。
ストーブもありますが、ほとんど使わず
こたつ(しかも豆炭)を使っています。
寒い時は上にハンテンを着ています。

自家用だけですが野菜やお米を作っています。
野菜は捨てるところがないように
トコトンまで使い切ります。

どうしても出た野菜のゴミは
もちろん畑で肥料となります。

農作業で汚れた長靴などは、
近くの用水路や池で洗っています。

私は結婚してから7年間、
義母と一緒に暮らして、
本当にたくさんのことを教えていただきました。

義母は、
自然の恵みに感謝して
本当に丁寧な暮らしをしているのです。

ステキだなぁ…と思いました。

全部を真似できるわけではありませんが、
義母と出会って、
資源や自然に対する考え方が
ずいぶん変わりました。

義母と出会えた私は
幸せだなぁと思います。


それから、ウエジョビの掃除をほめていただきましたが、
正直言ってまだまだです。

…というか、
私自身がまだまだなのが、一番いけません。
頑張ります!


太田先生のメールはまだ続きます。

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あと、中野敏治先生の本を読んで驚きました。

中野先生と美恵先生は、
「ココロの授業」の出版記念のときに初めて会ったんですか?
ということは、
中野先生が「上田にすごい先生がいる」とおっしゃって、
美恵先生からメールをいただいて、
それで美恵先生と私を引き合わせていただいたわけですけど、
その頃はまだあの本がなくて、
白い表紙の本を自費出版して配っていた頃で・・・

だから、中野先生は自分が比田井先生に会うより前に、
私を引き合わせてくださったのだと思うと、
同じ県内だからとはいえ、感謝・感激です!

来年の1月になってしまうと思いますが、
中野先生にこちらに来てもらってお話をしていただこうと思っています。

まだ日取りは詳しく決まっていませんが、
決まったら連絡をさせていただきますので、
もしよろしければ、
美恵先生・和孝先生もご参加いただければと思います。

8月の講演会は、
予定が重なり行けませんでしたが、
秋の講演会は行かせていただきたいと思います。

サントミューゼですよね。
まだ入ったがことないので、それも楽しみです。

11月には、和孝先生に木島平中においでいただくことになっていますが、
よろしくお願いします。

お忙しい美恵先生の貴重なお時間を、こんなにも使わせてしまって、
申し訳ありませんでした。
これにて、失礼いたします。


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中野先生の本、とはこちらです。
熱血先生が号泣した! 学校で生まれた”ココロの架け橋”
豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと

この中に、中野先生が
私たちのことを取り上げてくださったのです。
豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと

私たちのことを
実際よりもかなり良く書いてくださったので
なんだか恥ずかしいやら申し訳ないやら…
だったのですが…

私たちが取り上げられたから、ということではなく
この本が本当に素晴らしいので
いつかブログで紹介しようと思っていたのです。

この本には、
中野先生が今までにであった素晴らしい生徒さんたちのこと、
そして、その生徒さんたちとのドラマが
中野先生の温かさに包まれて語られています。

もう、何度涙したことか…。

中野先生はいつも
「子ども達が素晴らしい」と書かれていますが、
その子どもの素晴らしさに気づいて
優しく引き出し、見守る
中野先生がいたからこそ、
子ども達も安心して
素直に自分たちの気持ちを表現できたんですよね。。。

本当に素晴らしいご本です。

熱血先生が号泣した! 学校で生まれた”ココロの架け橋”
豊かな暮らしとは、丁寧に暮らすこと


先生はもちろんのこと、
特に先生でなくても…ジーンとくることでしょう。
特に、中野先生と生徒の親御さんとのやり取りのシーンには
いち教師としても、親としても
涙せずにはいられませんでした。

ぜひ読んでみてくださいね。^^


…ということで、
太田先生からのメール、
たくさんの学びがあったので
思わず記事にしてしまいました。

太田先生、ありがとうございます!
また秋にはヒダカズがお世話になりますが
よろしくお願いします!!(*^^*)


Posted by 比田井美恵 at 13:37│Comments(0)
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