2011年04月09日
139 自分の命を何にかえて生きるのか…
今日は、4/8に配信された比田井通信よりお届けします。
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今日の比田井通信は昨日、
新幹線の中で書いた比田井通信です。↓
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今、4月7日の夕方6時です。名古屋行きの新幹線の中です。
先ほどウエジョビの入学式と講演会が終わって、明日は名古屋で講演です。
(すでに、ブログでも写真つきで紹介しています↓)
http://hidakazu.naganoblog.jp/e707094.html
今回、「がんばれ!東北!チャリティー講演」ということで芳直さんにお話をして頂きました。
前回の比田井通信で、
「目標は1000人集めて、一人1000円で100万円!」と書いたところ・・・・、
「講演会には参加できませんが、募金だけはさせて下さい!」
なんて、事前にお金を送って下さった方、
「家族が4人なので、4000円送ります!」
と現金書留で送って下さった方、
「ウエジョビの先生方に元気になってほしくて、ドリンク剤を送ります!」
なんて、凄い高級なドリンク剤をたくさん送って下さった方、
ビックリするような金額を振り込んで下さった方・・・・。
この方々は、講演を聴けなかった方たちなんです。
それでも、「募金だけは・・・・」って言って、協力をして下さいました。
ホントに嬉しかったです。
ありがとうございました!!!
そしてそして、会場には・・・・
過去最高の400人以上の皆さんが来て下さり、
ウエジョビ新入生、2年生、保護者あわせて、1,000名ほどになりました!
ほぼ、満席状態です!!

さて、目標はどうだったかといいますと・・・・。
ちょっと、目標が高すぎたみたいです。
1000人で一人1000円と言っていましたが、
そのうち、半分は学生だと言うことを忘れていました。
学生にとって、1000円というのはかなりの大金です。
私も精一杯の募金をさせて頂きました。
学生たちも自分にできる精一杯の募金をしてくれたと思います。
結局、今日1日で51万円ほどの募金が集まりました!!!
「目標100万」と言ってしまったので、
「半分か・・・」と思われるかも知れませんが、
よく考えたら、これは凄い金額だと思います。
51万ですからね!
募金で51万円を集めようと思ったら大変です。
多分、募金の経験のある方でしたら、よくわかると思います。
それだけ芳直さんのお話が良かったということなのです。
そのお話の中で、
南三陸町の公務員の遠藤未希さんのお話が特に印象的でした。
ご存じの方も多いと思います。
この遠藤さんは南三陸町の防災センターで、
最後まで「津波が来ます!逃げて下さい!」とアナウンスをしていて、
ご自身が津波の犠牲になられた方です。
遠藤さんの
「逃げて!」
「逃げて!!」
「逃げて!!!」
という鬼気迫るアナウンスに、
「これは、ただ事ではない」と感じた町民の方々が、
「もっと、高台に」
「もっと、安全なところに」
と避難をして、助かった人達がどれほどいたでしょうか。
町民の人の中には
「未希ちゃん、もう上へ上がって!」という
声を聞いたという人がいるそうです。
それでも、遠藤さんは
「逃げて!!!」
「逃げて!!!」
と言い続けて犠牲になりました。
24歳ですよ。
ある韓国のメディアが、このエピソードを取り上げて、
「日本は必ず復興できる」と書いているそうです。
それは、日本円がいまだに下がらないからではなく、
日本政府が数兆円の復興予算を計上したからでもない。
この遠藤さんに見られるように、
日本人の人間性の高さが、復興の一番の証拠だと書いているそうです。
芳直さんはウエジョビの学生たちに
「自分の命を犠牲にして人のために生きなさい」
なんてことを言っているのではなく、
「自分の『役割』を果たすということが、どれだけカッコいい生き方なのか」
と言う事を伝えたかったんだと思います。
「自分の命を何に換えて生きるのか・・・・・」
遠藤さんは、その「役割」を果たすことで、
自分の「命」を、たくさんの方の「命」に換えたんだと思います。
遠藤さんの家族や、身内の方は、
「それでも、娘には生きていてほしかった…」と思っているに違いありません。
私が親でもそう思います。
ただ、遠藤さん自身は、もしかしたら、
もしかしたら、
「あのとき、逃げなくて良かった・・・・」
と天国で思っているかもしれません。
芳直さんは、
「あのときの大災害のおかげで、
日本がこんなに素晴らしい国になったと思えるように、
我々、生き残った人間が頑張らなくてはいけない。
そして、何十年後かに犠牲になられたひとたちに
『あなた方のおかげで、こんなに良い国になりました。ありがとうございました。』
と感謝できるような国にしなくてはいけない。
それこそが、犠牲になられた皆さんに対する最高の供養になるんです。」
とおっしゃっていました。

そして、
「一番の復興支援は・・・・、
もちろんボランティアや、募金も大事ですが、
それ以上に自分の本業を今まで以上に本気でやること。
ウエジョビの皆さんの一番の復興支援は
『あいさつ』『そうじ』『素直』、これを本気でやること。」
と言って下さいました。
そのお話を新入生、2年生達が真剣に聴いていました。
さすが、ウエジョビ生です。
嬉しかったです・・・・。
芳直さん、本当にありがとうございました!!!
講演に来てくださった、たくさんの皆様も本当にありがとうございました!!!
↓いつも、応援クリックありがとうございます!
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今日の比田井通信は昨日、
新幹線の中で書いた比田井通信です。↓
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今、4月7日の夕方6時です。名古屋行きの新幹線の中です。
先ほどウエジョビの入学式と講演会が終わって、明日は名古屋で講演です。
(すでに、ブログでも写真つきで紹介しています↓)
http://hidakazu.naganoblog.jp/e707094.html
今回、「がんばれ!東北!チャリティー講演」ということで芳直さんにお話をして頂きました。
前回の比田井通信で、
「目標は1000人集めて、一人1000円で100万円!」と書いたところ・・・・、
「講演会には参加できませんが、募金だけはさせて下さい!」
なんて、事前にお金を送って下さった方、
「家族が4人なので、4000円送ります!」
と現金書留で送って下さった方、
「ウエジョビの先生方に元気になってほしくて、ドリンク剤を送ります!」
なんて、凄い高級なドリンク剤をたくさん送って下さった方、
ビックリするような金額を振り込んで下さった方・・・・。
この方々は、講演を聴けなかった方たちなんです。
それでも、「募金だけは・・・・」って言って、協力をして下さいました。
ホントに嬉しかったです。
ありがとうございました!!!
そしてそして、会場には・・・・
過去最高の400人以上の皆さんが来て下さり、
ウエジョビ新入生、2年生、保護者あわせて、1,000名ほどになりました!
ほぼ、満席状態です!!

さて、目標はどうだったかといいますと・・・・。
ちょっと、目標が高すぎたみたいです。
1000人で一人1000円と言っていましたが、
そのうち、半分は学生だと言うことを忘れていました。
学生にとって、1000円というのはかなりの大金です。
私も精一杯の募金をさせて頂きました。
学生たちも自分にできる精一杯の募金をしてくれたと思います。
結局、今日1日で51万円ほどの募金が集まりました!!!
「目標100万」と言ってしまったので、
「半分か・・・」と思われるかも知れませんが、
よく考えたら、これは凄い金額だと思います。
51万ですからね!
募金で51万円を集めようと思ったら大変です。
多分、募金の経験のある方でしたら、よくわかると思います。
それだけ芳直さんのお話が良かったということなのです。
そのお話の中で、
南三陸町の公務員の遠藤未希さんのお話が特に印象的でした。
ご存じの方も多いと思います。
この遠藤さんは南三陸町の防災センターで、
最後まで「津波が来ます!逃げて下さい!」とアナウンスをしていて、
ご自身が津波の犠牲になられた方です。
遠藤さんの
「逃げて!」
「逃げて!!」
「逃げて!!!」
という鬼気迫るアナウンスに、
「これは、ただ事ではない」と感じた町民の方々が、
「もっと、高台に」
「もっと、安全なところに」
と避難をして、助かった人達がどれほどいたでしょうか。
町民の人の中には
「未希ちゃん、もう上へ上がって!」という
声を聞いたという人がいるそうです。
それでも、遠藤さんは
「逃げて!!!」
「逃げて!!!」
と言い続けて犠牲になりました。
24歳ですよ。
ある韓国のメディアが、このエピソードを取り上げて、
「日本は必ず復興できる」と書いているそうです。
それは、日本円がいまだに下がらないからではなく、
日本政府が数兆円の復興予算を計上したからでもない。
この遠藤さんに見られるように、
日本人の人間性の高さが、復興の一番の証拠だと書いているそうです。
芳直さんはウエジョビの学生たちに
「自分の命を犠牲にして人のために生きなさい」
なんてことを言っているのではなく、
「自分の『役割』を果たすということが、どれだけカッコいい生き方なのか」
と言う事を伝えたかったんだと思います。
「自分の命を何に換えて生きるのか・・・・・」
遠藤さんは、その「役割」を果たすことで、
自分の「命」を、たくさんの方の「命」に換えたんだと思います。
遠藤さんの家族や、身内の方は、
「それでも、娘には生きていてほしかった…」と思っているに違いありません。
私が親でもそう思います。
ただ、遠藤さん自身は、もしかしたら、
もしかしたら、
「あのとき、逃げなくて良かった・・・・」
と天国で思っているかもしれません。
芳直さんは、
「あのときの大災害のおかげで、
日本がこんなに素晴らしい国になったと思えるように、
我々、生き残った人間が頑張らなくてはいけない。
そして、何十年後かに犠牲になられたひとたちに
『あなた方のおかげで、こんなに良い国になりました。ありがとうございました。』
と感謝できるような国にしなくてはいけない。
それこそが、犠牲になられた皆さんに対する最高の供養になるんです。」
とおっしゃっていました。

そして、
「一番の復興支援は・・・・、
もちろんボランティアや、募金も大事ですが、
それ以上に自分の本業を今まで以上に本気でやること。
ウエジョビの皆さんの一番の復興支援は
『あいさつ』『そうじ』『素直』、これを本気でやること。」
と言って下さいました。
そのお話を新入生、2年生達が真剣に聴いていました。
さすが、ウエジョビ生です。
嬉しかったです・・・・。
芳直さん、本当にありがとうございました!!!
講演に来てくださった、たくさんの皆様も本当にありがとうございました!!!
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