192-本番では、練習以上のことはできません

比田井美恵

2012年12月01日 14:11

11/30に配信された比田井通信(ヒダカズの非公式メルマガ)よりお届けします!

----------

お待たせしました!
11月23日「第8回ココロの授業講演会」のご報告です!
読者の方でもたくさんの方が来て下さってありがとうございました!
当日は雨にもかかわらず、1200人以上の方が会場に来て下さいました!
(もちろん、過去最高です!)
雰囲気も良かったですね!


芳直さんも本当に来てくれましたからね!
たった50分の対談のためだけにに、あの芳直さんが、
わざわざ、仙台から駆け付けてくれたんですよ!
なんて有難いんでしょうか・・・


そして、そして、なにより・・・・
白石さんのお話し、良かったですね~!
きっと、会場に来て下さった方は、
なぜ私が白石さんのことが大好きなのか、
その気持ちがよ~くわかったと思います。
そういうことなんですよ!


私が大好きなのは白石さんの「人柄」なんです。
「キャラクター」なんです。
「人間性」なんです。
「あり方」なんです。

(もちろん、見た目も似てますし・・・笑)

今回、白石さんと2日間一緒にいて、
(前日の2時にウエジョビに来てくれました)

驚いたことがたくさんあるんです。

それまでの私は、2年前に白石さんの講演をお聴きして、
たまに、芳直さんのセミナーでお会いして挨拶をさせて頂くぐらいです。
だから、それ以上の白石さんを知る由もなかったのですが・・・
白石さん、私の想像を遥かに超える人間性をもっていました。

そのひとつが・・・
「卓越した当事者意識」です。

講演会当日、白石さんには10時ごろに会場に入って頂き、
DVDの動作確認と簡単なリハーサルをして、
あとは控室で本にサインをして頂く予定でした。

予定通り会場に着いた白石さんとリハーサルを始めると・・・
白石さんの「卓越した当事者意識」が炸裂しました。

白石さんのDVDの動作確認が終わって私が、
「じゃぁ、大丈夫ですね。白石さんありがとうございました!
 あとはこちらでやっておきますから・・・」

と言うと、
「僕の講演が終わった後はどうなるんですか?」と白石さん。

「あっ、そのあとは私がでてきて、
白石さんにお礼を言ってそのまま対談になります」

「どのタイミングで出てきます?
一度やってみた方がいいんじゃないですか?」と白石さん。


「あっ、そうですね。じゃぁ、一度やってみましょう。
 司会の千波先生、一度やってみますのでお願いします。」と私。

「じゃぁ、こんな感じで、
 私が芳直さんを紹介しますので、そしたら対談スタートですね。
 白石さん、ありがとうございました!」と言うと、

「この演台は、どうなるんですか?」と白石さん。

「あ~、この演台は、私と白石さんが話している間に片づけて、
 対談用のテーブルに換えますので大丈夫です。
 あとはこちらでやりますので、白井さんありがとうございました~」
と私がいうと、

「その移動もやってみた方がいいんじゃなの?」と白石さん。
「はい、こちらでやっておきますので・・・白石さんは・・・」

「どうせやるなら、今やってみましょうよ!
 練習以上のことは本番ではできませんから、
 本番と同じようにやってみましょう!」と白石さん。


いまだかつて、こんなことを言ったゲストの方はいません。
そこまでいうのであればと思い、
「じゃぁ、今やってみましょう」ということになり、

対談用の椅子とテーブルを置いて、
「じゃぁ、座ってみますか?」と言って、
私と白石さんと芳直さん役の今安先生で座りました。

「大丈夫ですね!」と私が言い終わるか言い終わらないときに、白石さんが
「どうですか!そっちから見て、おかしくないですか?!」と
客席側にいる北原先生に聞きます。

「あ~、もうちょっと、席が離れた方がいいですね!」と北原先生。
「じゃぁ、ちょっと離れてみましょう」と白石さん。
「そんな感じでOKです!」
北原先生のOKがでました。

すると、
「このテーブルの上には何がのるんですか?」と白石さん。


「水のペットボトルがのります」
「それも、ちょっと置いてみましょう!」
(テーブルにペットボトルを置きます)

「あっ、このペットボトル、カメラで撮るときに邪魔じゃないですか?」


テーブルの上に置いたペットボトルを動かしながら、
ビデオカメラで写しだされたスクリーンを見る白石さん。

確かに、邪魔と言えば邪魔ですが、
この映像をDVDにして販売する予定があるわけでもないので、
そんなに気にならないといえば気にならないレベルだと
私は思っていましたが、

「やっぱり、変ですよね。
 いいですよ、僕ペットボトル椅子の横に置きますから…」
「いやいや、せっかくテーブルがあるんですから下に置かなくても…」と私。

「そもそも、このテーブルも映像的にみっともなくないですか?」と白石さん。

確かにスクリーンの映像を見ると
思った以上にテーブルがみっともなく映っています。

カメラはステージ下から撮っているので、
テーブルの裏側が見えてしまうんですね。

これが確かにみっともなかったのです。

高見沢先生が「テーブルクロスかけましょうか?」と言って
すぐに持ってきてくれました。
すると、今度はみっともなくはなくなったのですが、
やけにテーブルに存在感がでてしまい、「う~ん・・・・」と言った感じでした。


そこで白石さんが
「そもそも、このテーブル必要ですか?僕、要りませんけど・・・」と一言。

「いやいや、私は進行表とか、時計とかを置いておきたいんです。」と私。
「じゃぁ、比田井さんの横に置いておいたらどうですか?」

こんなやり取りが続き、結局、私のとなりと、
それでも、ということで、
白石さんと芳直さんの間にテーブルを置き、
ペットボトルを置くことになりました。

(↑本番の画像です)

その後は当然、
「最後はどんなかんじなんですか?緞帳はさがるんですか?」
と白石さん。

…最後の最後まで、白石さんの主導でリハーサルが進みました。
(緞帳も下げてみたのはいうまでもありません)

こんな人なんです。

まさに「卓越した当事者意識」です。
白石さん、言っていました。

「僕らは、大胆なことを慎重にやるんです。
 大胆なことを大胆にやったら、冒険なんてできないんです」と。


確かにそうです。
命を賭けた冒険だからこそ、
細部に慎重にならなかったらダメなんですよね。

その数十分のリハーサルだけでも、白石さんにいろんなことを学びました。
その白石さんのおかげで、講演会は大成功に終わりました。

そして、ほかにも嬉しいことがありました。
週明けに当日の総監督のカリスマ教頭の山極先生が教えてくれました。

丸子北中学の陸上部の子たちと、
伊勢崎から来てくれた清明高校のソフトボール部のみなさんが、
団体で参加してくれていたのですが、
講演終了後、会場のゴミ拾いを率先してやって下さり、
とても助かったそうです。

ありがとうございます!!!

さすが、「ココロの授業」に集まってくるみなさんは
素晴らしいココロの持ち主の方がたくさんいるんですね。

そういえば以前、毎回本の販売をお願いしている
平安堂書店しおだ野店さんの店長さんに聞いたのですが、

この「ココロの授業 講演会」の出張販売では
本の紛失が皆無なんですって!
これって凄い事らしいんです。

「紛失」というのは、結局「万引き」ってことです。

今回も600冊以上の本が売れていますから、
そりゃもう、凄い状態になるんですね。

普通、そんな状態だと紛失も多くなるそうなのですが、
ぴったり計算が合うそうです。
つまり、誰一人万引きをしないってことです。

ココロのきれいな人達が集まっているってことですよね。
だから本屋さんも大喜びです。幸せです。

「ココロの授業 講演会」で幸せになっている人が
ここにも一人いましたね。

「ココロの授業 講演会」
ますますたくさんの人を幸せにしています!
ありがとうございます!

■■ビッグなお知らせ■■■

●芳直さんの講演が1月に上田市で行われます!

しかも、上田市(丸子地域自治センター産業観光課)の主催なんです!

小相沢さんというアツい方が動きました。

嬉しいことに今年のウエジョビの入学式の講演を聴きに来て下さり、
「丸子の人たちに聴いてほしい!」と半年かけて実現して下さったんです!

嬉しいじゃないですか!

行政が「芳直さんを呼びたい!」って言ってくれたんですよ!

1月17日(木)18:30~スタートです!
会場は上田市丸子文化会館セレスホール!(800名)
申込・お問い合わせは0268-42-1047です!

テーマは・・・
「未来の子どもたちのために、今自分にできること」

カッコいいですね!
ウエジョビの入学式で話している内容とは、もちろん違うお話が聴けます!

そして、そして、せっかく芳直さんが来ますからね!
なんとしても満席にしたいんです!
ウエジョビ全面バックアップです!

ぜひ、今から予定を空けておいてください!
もちろん私も当日行きますj!

●FM長野「ヒダカズのココロの授業」が全国で聴けます!
10月の放送分から、な~んと!
ネットで聴けるようになりました!
(YouTubeです)
ぜひ、お聴き下さい!

10/3放送分
「子育ては親の人間性が試されるんです!」


10/10放送分
「親が子どもに与える言葉」



関連記事