2022年12月04日
情報が多すぎると人は自己決定できなくなる
比田井通信-私は幸せです!-第790号
(2022.12.3発行)
お恥ずかしい話、
ワールドカップが11/21(月)に
始まっていることに気づかず、
11/22に「明日ドイツ戦らしい・・・」と知っても、
ドイツではカタールの人権問題に
抗議の意思を持っている人たちが
「ワールドカップは観ない」なんて
言っている人がたくさんいるとか、
ワールドカップ目当てで建てたカタールのホテルが
空室が目立っているなんて話を聞くと、
「盛り上がっていないんだ・・・」という感覚でした。
しかも、第1戦はドイツですからね。
正直「勝てるわけないかぁ~」と思っていたのもあり、
我が家にはテレビもありませんし・・・
まったく盛り上がっていませんでした。
ごめんなさい。
ところが、11/24の朝、
ネットニュースで「日本がドイツに勝利!」の
記事を観て、驚きまして、
27日のコスタリカ戦は美恵先生とピザを食べながら
ネット中継を観ました。
(カンタは家にはいませんでした)
コスタリカ戦で勝っていれば
スペイン戦も「観るぞぉ~!」と
なったのかもしれませんが、
スペイン戦は朝4時ですからね。
ちょっと迷っていたんです。
ところが、朝4時に目が覚めたんです。
カンタも部屋で観ていたようです。
途中から美恵先生も一緒に観て
最後は拍手です。
まさかのスペインに2-1勝利で
決勝トーナメント進出ですからね。
コロナ禍で自粛、自粛で
こんなにスポーツイベントで
日本中が盛り上がったのは
久しぶりではないでしょうか。

次のクロアチア戦は
12/5の24時なんですよね。
いつも9:30には寝てしまう
私ですので、朝4時より
ハードルが高いです(笑)
どうなったか、
来週のヒダツーで報告しますね。
さぁ、本日のヒダツーですが・・・
最近、比田井家で
「テレビ、買おうか・・・」
という議論が巻き起こっています。
これは、やっぱり、
ワールドカップをテレビの
大画面で観たいよね・・・
ということではないんです。
我が家はカンタが小学校3年生・・・
だったと思うのですが、
いろいろありまして、
教育の一環として
私がテレビのコンセントを
切ったんです。
もう9年も前のことなんですね。
あの頃からヒダツーを
読んでくださっている方は
このヒダツーでも書きましたからね。
もう、大反響でしたね。
どうして悪いところを見る必要があるの?

テレビがなくなって
いいことづくめでした。
家族の会話が増えて、
本を読む時間が増えて、
慣れてくればテレビなんてなくても
全然問題なかったです。
大事な情報は
ネットがあれば全然大丈夫でした。
実際、ワールドカップだって
今回はネット中継で無料で
観ることができるんです。
さぁ、では
なぜ、比田井家で
「テレビ、あった方がいいんじゃない?」
となったかと言いますと・・・
ネットはですね、
自分が欲しい情報しか
入ってこないからです。
自分に興味のある情報が
勝手に抽出されて
画面に表れてくるんです。
逆に言うと
自分が興味のない情報は
やってこないんです。
私がワールドカップが始まったことに
気づいていないのも
それが原因です。
これはちょっと
怖いことではないでしょうか?
入ってくる情報が
偏ってくると、
思考も偏ってきません?
でも、テレビは
自分が求めていない情報も
勝手に入ってくるんです。
もちろん、良し悪しはありますよ。
必要のない情報もいっぱいありますし、
テレビ局が意図して制作している番組も
いっぱいありますからね。
ちょっと話は変わるのですが、
ちょっと前に、佐藤芳直師匠のお話を
久しぶりに聴く機会がありました。
そこで、こんなお話があったんです。
ある会社の経営者から相談を受けたんですって。
優秀な若い社員をいろんな部署から集めて
あるプロジェクトチームを作ったら
数ヶ月の間に10人のうち7人が
心を病んで休職してしまったって言うんです。
その理由として、芳直さんは
「圧倒的情報量×圧倒的情報スピード」で人は心を病む。
と仰っていました。
現代は物凄い情報量が
物凄い速さでやってくる。
あまりに大量の情報が
猛スピードで毎日やってくると
自分で処理ができなくなり、
どの情報が必要で
どの情報は必要でないのか
もう、自分で判断できなくなって
自己決定をしなくなり、
選択を誘導されることを
選択するって言うんです。
いいですか、「選択を誘導される」のではなくて、
「『選択を誘導されること』を自分が選択する」
ようになるんです。
例えば、ネットでもテレビでも
転職サイトのCMがバンバン流れていますよね。
それをずぅ~っと観ていると
同じ会社で働き続けるより
転職した方がいいんじゃないか・・・
そんな思考になっていきますよね。
特にネットは「転職」に興味を持ちだしたら
「転職」を煽る情報ばっかりが集まってきます。
ネット上の情報の方が圧倒的に速くて多いですから
社長や上司が言っていることより
ネット上の情報の方が正しく感じてしまい、
現実の世界とのギャップで心を病んでいく。
確か、大愚和尚も言ってました。
現代の情報量は1日で
江戸時代の1年分、
平安時代の一生分だと言われていると。
しかも、その情報が
偏った情報だったら
思考も精神もおかしくなっても
不思議じゃないですよね。
最初は
テレビで自分が求めていない情報も
受取った方がいいのでは・・・
という話から、
そもそも、
情報量自体が多すぎるという
話になりましたが、
比田井家がテレビを買うかどうかは
まだ決めていません。
また報告しますが、
「情報」の自己管理、
ちょっと考えてみませんか?
その点、ライブのスポーツ観戦はいいですね。
ライブですから、そこに情報操作も
偏りもありませんからね。
本田圭佑さんの解説は
いい意味で偏っていて面白いです(笑)
クロアチア戦も楽しみです。
↓こちらもよろしくお願いします。
■美恵校長のウエジョビ日記。
私はけっこう(かなり!?)お節介です

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」■■■
2022.9.14放送【ヒダカズ甲子園観戦レポート】
ヒダカズ「甲子園」初観戦のレポートです!やっぱり本物は違います!
(2022.12.3発行)
お恥ずかしい話、
ワールドカップが11/21(月)に
始まっていることに気づかず、
11/22に「明日ドイツ戦らしい・・・」と知っても、
ドイツではカタールの人権問題に
抗議の意思を持っている人たちが
「ワールドカップは観ない」なんて
言っている人がたくさんいるとか、
ワールドカップ目当てで建てたカタールのホテルが
空室が目立っているなんて話を聞くと、
「盛り上がっていないんだ・・・」という感覚でした。
しかも、第1戦はドイツですからね。
正直「勝てるわけないかぁ~」と思っていたのもあり、
我が家にはテレビもありませんし・・・
まったく盛り上がっていませんでした。
ごめんなさい。
ところが、11/24の朝、
ネットニュースで「日本がドイツに勝利!」の
記事を観て、驚きまして、
27日のコスタリカ戦は美恵先生とピザを食べながら
ネット中継を観ました。
(カンタは家にはいませんでした)
コスタリカ戦で勝っていれば
スペイン戦も「観るぞぉ~!」と
なったのかもしれませんが、
スペイン戦は朝4時ですからね。
ちょっと迷っていたんです。
ところが、朝4時に目が覚めたんです。
カンタも部屋で観ていたようです。
途中から美恵先生も一緒に観て
最後は拍手です。
まさかのスペインに2-1勝利で
決勝トーナメント進出ですからね。
コロナ禍で自粛、自粛で
こんなにスポーツイベントで
日本中が盛り上がったのは
久しぶりではないでしょうか。

次のクロアチア戦は
12/5の24時なんですよね。
いつも9:30には寝てしまう
私ですので、朝4時より
ハードルが高いです(笑)
どうなったか、
来週のヒダツーで報告しますね。
さぁ、本日のヒダツーですが・・・
最近、比田井家で
「テレビ、買おうか・・・」
という議論が巻き起こっています。
これは、やっぱり、
ワールドカップをテレビの
大画面で観たいよね・・・
ということではないんです。
我が家はカンタが小学校3年生・・・
だったと思うのですが、
いろいろありまして、
教育の一環として
私がテレビのコンセントを
切ったんです。
もう9年も前のことなんですね。
あの頃からヒダツーを
読んでくださっている方は
このヒダツーでも書きましたからね。
もう、大反響でしたね。
どうして悪いところを見る必要があるの?

テレビがなくなって
いいことづくめでした。
家族の会話が増えて、
本を読む時間が増えて、
慣れてくればテレビなんてなくても
全然問題なかったです。
大事な情報は
ネットがあれば全然大丈夫でした。
実際、ワールドカップだって
今回はネット中継で無料で
観ることができるんです。
さぁ、では
なぜ、比田井家で
「テレビ、あった方がいいんじゃない?」
となったかと言いますと・・・
ネットはですね、
自分が欲しい情報しか
入ってこないからです。
自分に興味のある情報が
勝手に抽出されて
画面に表れてくるんです。
逆に言うと
自分が興味のない情報は
やってこないんです。
私がワールドカップが始まったことに
気づいていないのも
それが原因です。
これはちょっと
怖いことではないでしょうか?
入ってくる情報が
偏ってくると、
思考も偏ってきません?
でも、テレビは
自分が求めていない情報も
勝手に入ってくるんです。
もちろん、良し悪しはありますよ。
必要のない情報もいっぱいありますし、
テレビ局が意図して制作している番組も
いっぱいありますからね。
ちょっと話は変わるのですが、
ちょっと前に、佐藤芳直師匠のお話を
久しぶりに聴く機会がありました。
そこで、こんなお話があったんです。
ある会社の経営者から相談を受けたんですって。
優秀な若い社員をいろんな部署から集めて
あるプロジェクトチームを作ったら
数ヶ月の間に10人のうち7人が
心を病んで休職してしまったって言うんです。
その理由として、芳直さんは
「圧倒的情報量×圧倒的情報スピード」で人は心を病む。
と仰っていました。
現代は物凄い情報量が
物凄い速さでやってくる。
あまりに大量の情報が
猛スピードで毎日やってくると
自分で処理ができなくなり、
どの情報が必要で
どの情報は必要でないのか
もう、自分で判断できなくなって
自己決定をしなくなり、
選択を誘導されることを
選択するって言うんです。
いいですか、「選択を誘導される」のではなくて、
「『選択を誘導されること』を自分が選択する」
ようになるんです。
例えば、ネットでもテレビでも
転職サイトのCMがバンバン流れていますよね。
それをずぅ~っと観ていると
同じ会社で働き続けるより
転職した方がいいんじゃないか・・・
そんな思考になっていきますよね。
特にネットは「転職」に興味を持ちだしたら
「転職」を煽る情報ばっかりが集まってきます。
ネット上の情報の方が圧倒的に速くて多いですから
社長や上司が言っていることより
ネット上の情報の方が正しく感じてしまい、
現実の世界とのギャップで心を病んでいく。
確か、大愚和尚も言ってました。
現代の情報量は1日で
江戸時代の1年分、
平安時代の一生分だと言われていると。
しかも、その情報が
偏った情報だったら
思考も精神もおかしくなっても
不思議じゃないですよね。
最初は
テレビで自分が求めていない情報も
受取った方がいいのでは・・・
という話から、
そもそも、
情報量自体が多すぎるという
話になりましたが、
比田井家がテレビを買うかどうかは
まだ決めていません。
また報告しますが、
「情報」の自己管理、
ちょっと考えてみませんか?
その点、ライブのスポーツ観戦はいいですね。
ライブですから、そこに情報操作も
偏りもありませんからね。
本田圭佑さんの解説は
いい意味で偏っていて面白いです(笑)
クロアチア戦も楽しみです。
↓こちらもよろしくお願いします。
■美恵校長のウエジョビ日記。
私はけっこう(かなり!?)お節介です

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」■■■
2022.9.14放送【ヒダカズ甲子園観戦レポート】
ヒダカズ「甲子園」初観戦のレポートです!やっぱり本物は違います!
Posted by 比田井美恵 at
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