植松努さん&ヒダカズコラボ講演会終わりました!

比田井美恵

2012年02月06日 23:59

ヒダカズ憧れのあの人とのコラボイベント第6弾!
(喜多川泰さん、木下晴弘さん、佐藤芳直さん、
 中村文昭さん、我武者羅應援團に続きます)
今日は、植松努さんとのコラボ講演会でした。

企画してくださったのは、「クロちゃん」の愛称で親しまれている
黒岩さん。

当日は朝早くからスタッフの打ち合わせが始まっていました。


このイベントは、ハサミの砥ぎ師クロちゃんが、
いつもお世話になっている美容室の方たちを元気にしようという
思いで企画したもの。
だから、美容室がお休みの月曜日の昼間開催なのです。

…正直、この、月曜昼間…という時間で
どれだけの方が来て下さるのか、私達も心配していました。
ところが、そんな心配はどこへやら!
前売りの150枚は完売し、「机なしの席でもいいから…」
という方が続々と詰め掛けたのです。
席は、前のほうからドンドン埋まっていきました。
これは、「聴きたい!」という気持ちが多い方のあらわれです。

例えば、企業が開催する社員研修の講演会で
義務感で聴きに来る方が多い場合などは、
普通、後ろの席から埋まっていきますもの。^_^;


そんなわけで、会場の雰囲気もとてもよく、
ヒダカズも気持ちよく話をしていました!


ノリノリで、めちゃくちゃ楽しそうに話していましたので、
私を筆頭に、みなさん、
「もしかしたら、いつものように、時間が延びてしまうのでは…?」
と心配したことと思いますが、
今回は、後ろに植松努大先生が控えているとあって、
奇跡の「時間ピッタリの終了」。

もう、植松さんも到着していると聞いて、
あわてて控え室に行きました。

するとそこには「植松電機」の作業服を着た植松さん。
あいさつをさせていただき、お昼を食べたあと、
控え室は急遽「飛行機教室」になりました。


講演の中で、飛行機を飛ばそうと思っているとのこと。
飛行機の羽や主軸の微調整をしています。

スッと飛ばすと、スーッ…とキレイに飛んでいきます。
控え室は「おぉぉぉぉ~っ!」と大歓声。

私達から見れば、申し分ない飛び方だったのですが、
やっぱりプロは違います。

「今、ゆっくりと少し左に曲がりましたよね。
 主軸が少し左に曲がっているんです。」

…そう言い、主軸をなぜながら微妙に調整。
次に飛ばしたときは、真っ直ぐ飛ぶようになっていました。
素晴らしい!

いろんな説明をしながら
飛行機をいじっている植松さんの瞳は
まさに少年のようにキラキラしていました。

素敵ですね~!

真っ直ぐに飛ぶようになった飛行機の羽に
サラサラッとサインペンでサインをすると、
部屋にいた小学生にプレゼント!
なんて粋なことをするのでしょうか!!


さて、そんなふうにしていたのでお昼休みはあっと言う間。
植松さんの講演会がはじまりました。


タイトルは「思うは招く」


ものすごく大切なことをたくさんお話してくださいました。

いろんな言葉が心に残っているのですが、
その中からごく一部だけお伝えしますね。

植松さんは、「人は足りないからこそ助け合うんだ」
とおっしゃっていました。

足りないこと、知らないことを
バカにしないで助け合うことが大事なのに、
自分が足りないことを隠そうとする人が増えている。

一番いけないのは、足りないこと、知らないことを
隠そうとすること。
ついつい、足りているフリ、知っているフリをしてしまう。

以前、日本のある企業の人たちと
アメリカのある企業の人たちが
ロケット教室に来たそうです。

アメリカの人たちはワイワイガヤガヤと
楽しみながら、人に聞いたりしながら
本当ににぎやかにロケットを作った。
打ち上げのときも、それはそれはにぎやかに楽しんでいた。

ところが、日本の人たちは、
モクモクと黙って作っていて…
人に聞こうとしない。
隣の人が間違っている雰囲気でも教えようとしない。
その結果、7割のロケットが飛ばなかった…。

「素直で真面目」は日本人のいいところだったかもしれないけど、
「真面目にモクモクとこなす仕事」は
ロボットの仕事になっている。

だから、真面目にモクモクと仕事をする人ではなく、
これからは、こんな人が求められている。

 ・やったことがないことをやりたがる人
 ・あきらめない人
 ・工夫する人

こんな人を育てるためには
大人が「失敗したらどうするのさ!?」と
子どもの可能性をつぶすのではなく、

失敗してしまったら、
「じゃあどうしたらいいか考えよう」と
言うことが大事。

失敗は、悪いことじゃなくて、
「うまくいかなかったデータ」を集めることができるんだから
「だったらこうしてみたら?」と考えていけば、
発明ができるようになる。

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…と、こんなお話をしてくださいました。

植松さんは今、家族とゆっくり過ごす時間もとれず、
全国を講演で回られています。

それはすべて子ども達のため。日本のため。
今の日本の受験システムが原因で
「考える能力」を失いつつある
子ども達を救いたいと考えています。

「どーせ無理!」という言葉を
日本から失くしたいと考えています。

素晴らしい志ですね。

私達も、植松さんの話を聴いてしまった以上、
「どーせ無理!」という子ども達が
一人でも少なくなるように、努力したいと思います。

それにはまず私達が「どーせ無理」を言わないこと。
「普通」に負けないこと。
(「普通=いいこと」だと思わないこと)

…そんなことを感じた講演会でした。
もちろん、植松さんのお話はこんなものじゃありません!
植松さんのお話は、もう名言の宝庫でした!

一人でも多くの人に聴いてもらいたいお話です!

ヒダカズも植松さんとコラボができて大満足の一日でした。


余談ですが、会場で売られていたパンがとっても美味しくて
思わず買ってきてしまいました!
飯綱町の「きなり」さんのパンだそうです。

しかも、会場の外にオープンを持ち込んで、
焼きたてのピザを販売してくれたんですよ!
このピザの美味しかったこと!

植松さんも目を丸くして
「生地がものすごくおいしい!」と絶賛していました!


おいしいパンも食べれて、
いい話もたっぷり聴けて、大満足の一日でした!

↓植松さんのご著書
「NASAより宇宙に近い町工場」

こちらは講演のDVD+講演録です。
「夢」は僕らのロケットエンジン ―北海道の小さな町工場が“知恵”と“くふう”で「宇宙開発」に挑む





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