始業式…

比田井美恵

2010年04月27日 23:03

始業式では、私の就職活動の失敗談をお話しましたが、
その後は、先生一人一人からのメッセージです。

その中で、ある先生が、こんな話をしてくださいました。

 「就職試験に不合格になったとしても、
  それは失敗じゃない。
  どうして不合格になったかを考えて
  成長すればいいだけの話だから、
  これからドンドン不合格になって、
  たくさん成長していってほしい」

…そして、その話の後、
学生達に対して、

「この中で、すでに試験に不合格になった人、
 手を挙げてみてください」

と呼びかけたのです。

すると、全体の半分(?)ぐらいでしょうか…?
予想外にたくさんの学生がスッと手を挙げたのです。

先生が、一番前の学生に
 「○○君は、いくつ落ちたの?」と聞くとすぐに
 「5社です」
と答が返ってきました。

私はここで2つのことに感動しました。

ひとつは、
みんなが予想以上に
頑張って就職活動活動をしていたこと。

そして、もうひとつは、
先生の質問に対し、
たくさんの学生が素直にスッと手を挙げたことです。

今回の始業式では、
5コースの新2年生が80名くらい、
一緒に参加していました。
校舎もわかれていますし、
顔を知らない子達もいたと思います。

そういうあまり接点のない人たちの集まりで
良く
「○○したことのある人~?」と呼びかけても、
みんな、けん制しあっていて、
なかなか手を挙げないことが多いのです。

特に、高校生~20代くらいの若者達には
その傾向が顕著です。

その集団内の信頼関係や、
問いをした人のことを
どう思っているかが関わってきて、
なかなか手が挙がらないんですね。

しかも、「不合格になった人」…なんて、
ちょっと手を挙げづらそうな質問ですよね。

なのに、
みんな周りを気にすることもなく、
すっと、手を挙げたのです。

落ちた会社の数を聞かれても
すぐに、普通に「5社です」と
答えてくれたのです。

学生と先生達の信頼関係が
こんなにしっかりできているなんて…
と、そんなところにも感動して
嬉しくなってしまいました。

クラス内だけでなく、
こうやって、いろんなクラス、いろんな先生達が集まっていても
スッと手を挙げてくれたということは、
クラスの先生に対してはもちろんのこと、

他の先生達や
学校に対しても
信頼してくれている証拠だと思いました。(^-^*)
改めて、先生達に感謝の気持ちがわいてきました。

さらに、学生自身が、
不合格になりながらも
一生懸命に自立しようと頑張って
就職活動をしている証拠だとも思いました。

こんなに頑張ってくれる学生達や先生達と
日々一緒にいられる私はホント幸せです。


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