【ヒダカズの文庫本第2弾出版記念プレゼント、本日最終日です!】
先日発売された文庫本第2弾、
「一瞬であなたが輝く! 奇跡の授業」
出版記念プレゼント、本日が応募の締切日です。
(応募に関するご案内は最後に書いてあります)
すでに100名を超える方からご応募いただいています。ありがとうございます!
書籍の中からのエピソードをひとつご紹介します。
【たった2週間で人生が変わる教習所】
佐藤芳直さんからお聴きした、
Mランド(益田ドライビングスクール)のお話しをします。
Mランドとは、島根県益田市にある、「合宿制の自動車教習所」です。
Mランド ホームページ
私は2年前に見学に行ってきました。スゴイ田舎にあるんですよ。
山の中をずっと走っていくので、どこに教習所があるんだ~?
…なんて思っていたくらいですから。
…そんな場所で、2週間ほど合宿して自動車免許を取るのですが、
そんな山の中でどうやって教習所を経営するんだ?
どうやって人を集めるんだ?…って思うじゃないですか。
でも、この教習所には、
日本中からものすごくたくさんの人たちが集まってくるんです。
2008年度の集客数が、全国で7位だったそうですよ。
しかも、14位までは、このMランド以外は東京、神奈川という
大都市ばかりだと言うから、
いかにMランドがすごいかがわかりますよね。
しかも、そんなに宣伝をしているわけじゃないんです。
ほとんどの人たちがクチコミで来るんです。
例えば、昔お父さんがここで免許を取ったからその息子が来る、とか、
友達が行っていて、その話を聞いてその仲間が来る、とかね、
クチコミで全国各地からくるんですよ。島根県の益田市にあるこの教習所に。
この教習所、さらにすごいことがあるんですが…
みなさんは、自分が免許を取った教習所に、今、また遊びに行こうとか、
教官の顔を見に行きたいとか思いますか?
…ほとんどの人はそんなに「行きたい!」とは思わないでしょうが、
Mランドは違うんです。
すごく遠くに住んでいる人も、良く遊びに来るんですって。
中には、新婚旅行でわざわざ来る人もいるんですって。
「俺が生まれ変わった場所を、お前にも見てほしいんだ!」
なんて言って連れてくるんですってよ。ホントに。
合宿制ですから、たった2週間なのに、
卒業の日には、若者達が泣きながら教官との別れを惜しむそうです。
ホント、スゴイですよね。そんな話をすると、
「この教習所、何やってるの?」って思うでしょう。
もちろん、教習所ですから、車の運転は教えますよ。
でも、それだけじゃないんです。
この教習所では「あいさつ」を教えているんです。
この教習所の一番入り口の看板には、
「この国のルールは1つ。それはあいさつ」と書いてあります。
この国のルールはあいさつだと。
他にも、
「若人よ、故郷に帰ってその町でもあいさつをし、
その町の人のために最高の運転をしよう」
「日本中をきれいにしたい。だから、吸殻を一本拾おう」
なんてことが、あちこちに張ってあったりします。
高校を出たくらいの人たちが入校してくるんですが、
最初はろくなあいさつができないような人も、
2週間、免許を取る間にかなり成長して、
スゴイ気持ちのいいあいさつができるようになって帰っていくんですって。
さらには、あいさつだけじゃなくて、
そこの教習所のトイレは、その免許を取りに来ている生徒達が掃除したりするんですって。
(↓ 掃除用具置き場もきれいに整頓されています)
車の洗車も生徒達がするんですよ。ピッカピカに。
多分、この話を聞いて、
「何で教習所でそんなことやっているの?」と思う人がいると思うんですが、
Mランドの代表取締役会長の小河二郎さんの「あり方」がスゴイんです。
「何のために、教習所を経営しているのか」が、全然違うんですよ。
もともとなぜ教習所をつくったかという話ですが、
この教習所は1964年…昭和39年に作られています。
その頃、島根の若者たちが都会に出ていくと、
都会の人達から田舎者とバカにされて自信をなくす、
なんてことがよくあったそうです。
そんな時代に、
この地域の人達に、何か自信をつけさせてあげたいと思い…
当時、持っている人が少なかった「運転免許」に目をつけたんです。
運転免許を若者達に取らせてあげて、
そして東京へ行ってね、自信を持って仕事をしてほしいと
そんな思いで教習所を作ったんです。
そしてさらに、小河さんは、
この教習所に来た人達に、幸せになってほしい、と思っているんですね。
「免許を取らせて終わり」じゃないんですよ。
絶対に不幸になってほしくない。
じゃあ、免許を取った人の一番の不幸って何ですかね。
それは多分、車で事故を起こして、命を落としたり、人の命を奪ってしまうこと…
これが、最悪の不幸ですよね。
だから、Mランドを卒業した人達にはとにかく安全運転をしてほしい、
と考えたんですね。
本気で安全運転してほしいって思っています。
…じゃあ、安全運転のために一番大事なものって何だと思いますか?
運転テクニックですか? 交通法規を守ることですか?
もちろん、それも大事かもしれませんが、小河さんは、こう言っています。
「一番大切なものは、コミュニケーション能力だ」と。
「コミュニケーション能力がないと、安全運転ができない」と。
これ結構、奥深いですよ。
だってね、運転をしている時に、別にコミュニケーション、取らないですよね。
声なんか聞こえないです。目も合うかどうかわからない。
でも、違うんです。
声が聞こえないからこそ、顔が見えないからこそ、なんです。
あの車はこの後どうしたいのか、歩いている人はどうするのだろう、
自転車が急に飛び出すかも、前の車が急に止まるかも…
と周りの状況を、相手の立場に立って考えられるかどうか、
相手の気持ちを察して、自分が安全運転ができるかどうか、
…それが一番大事だと考えたんです。
相手の立場に立って物を考えられるようになれば、
「ゆずり合いの心」も生まれてきますよね。
(↑ Mランドでは、
「止まれ」の標識は「譲れ」だと教えています。
「止まるのではなく、道を譲る場所なんだよ」ということですね。)
そして、その相手の立場に立つコミュニケーション能力の
一番の基本が「あいさつ」だと。
「あいさつがちゃんとできるような人だったら、
車の運転をしていても、安全に、周りの人を気遣って運転できるはずだ」
と言うんです。
もしも、
「あいさつはできるけど、車の運転は荒くて、
ゆっくり運転の車が前にいるとイライラして、あおったりしている」
なんて人がいたら、
その人は、あいさつを「形」で理解しているってことだと思いますよ。
あいさつの「心」がわかっていないってことなんですよ。
小河会長は、自分が関わって運転免許を取った人に、
そんな人になってほしくないんです。
イライラして運転して、事故を起こすような人になってほしくないんですよ。
だから、車の運転を教えれば終わり、じゃなくて、
「卒業してからも安全運転してほしい…
事故をしない、良い運転手になって、良い人生を送ってほしい、幸せになってほしい」
という思いで「あいさつ」を教えているんですね。
免許だけじゃなくて、その後のことを考えているんですね。
もちろん、あいさつや掃除ができるようになるためには
いろんな工夫や仕組みもあるんですが、
結局は、「創業者の思い」。
小河さんの思いが強かったから、こんな教習所になったんだと思います。
私は、この話を10年前に芳直さんから聞いてね、もうビックリしました。
Mランドでは、たった2週間で、
あいさつがろくにできない子たちにちゃんとあいさつができるようにしているんです。
トイレ掃除なんか、やったことのない子が、
ニコニコしてトイレ掃除をしているんです。
それを聞いて、「ウエジョビは今まで何をやっていたんだ!」と思いました。
ウエジョビは2年間もある。
(注:ウエジョビの学科は1年制または2年制です)
それなのに、それまでのウエジョビは、
あいさつができなかった子もそのまま卒業させていました。
掃除ができなかった子も、そのまま卒業させていました。
「ウエジョビ、何やっていたんだ!」と。
「これをやるしかない!」と思いました。10年前に。
「Mランドが2週間でできるんなら、ウエジョビにできないわけがない!」
さらに、ウエジョビには2年間ある、
だから、「それ以上のことができて当然だ!」と思ってやっています。
だから、ウエジョビ、本気なんです。
ちょうどウエジョビでも、それまで、
「資格・就職・公務員」で、実績を上げるために必死でやってきていて、
確かにそれも大事なんだけど、
それだけでいいのか?っていう思いがあったんですね。
「学生に将来幸せになってもらうためにはどうしたらいいんだろうか?」
って真剣に考えていた時期だったんです。
そのタイミングで、このMランドのお話をお聴きし、
こう、ピシャーッと、道筋が見えた気がしました。
そうだ、そうだよ。これだよって。
それで、3つの約束として、「あいさつ、掃除、素直」を作ったんです。
この3つがしっかりできる人間だったら、
きっと社会人になってからも、いい仕事ができるんじゃないか、
幸せになれるんじゃないか。
これこそが、まさに「保護者や社会が望む人間」なんじゃないかと思えたんです。
だから、この「3つの約束」をウエジョビは本気で指導すると決めたんです。
そして2004年3月、3つの約束がスタートとなったのです。
(
「一瞬であなたが輝く! 奇跡の授業」
より引用)
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プレゼントは次の通りです!
■ 出版記念プレゼントのお知らせ~!
今回、文庫本を買ってくださった方には、感謝の気持ちをこめて、
プレゼントを贈らせていただくことにしました! プレゼントは2つ。
1.「ウエジョビでヒダカズが行っている『ココロの授業』動画」 (全員プレゼント)
ウエジョビでは「就職対策授業」と題して年に5回ほど、
2年制のクラスなら卒業までに10回ほど、行っています。
できるだけ、講演ではあまりお話ししない話をセレクトしたい…と思っています。
また、実際の学生とのやり取りなども意外と興味深いかもしれません。
2.「私が一番受けたい授業」冊子 10名様!(抽選)
ヒダカズの授業が本になるきっかけを作った冊子…
当時、17,500部を無料で、全国各地…世界各国にお送りしました。
すでに、配布は終了しているのですが、ウエジョビに在庫が40冊ほどあります。
そのわずか40冊の中から…10冊を抽選でプレゼントします。
…ただし、この冊子をお持ちでない方に限らせていただきます。
冊子と言えども、171ページもあります。かなり読みごたえがあると思います。
書籍化するときにはカットされた話や写真もたくさんありますし
…私達の「思い」が詰まった、大切な大切な一冊です。
ウエジョビの原点がここにあります。
大事に読んでもらえる方にプレゼントできたら嬉しいです!(o^-^o)
■応募方法
本を買ってくださった方は、
1.お名前
2.購入した場所
(アマゾン、楽天、○○県○○市の○○書店 等)
3.冊子の抽選を希望する方は
(1)〒
(2)ご住所
(3)電話番号
をご記入の上、
件名「文庫本買いました!」でuejobi@yahoo.co.jp までメールしてください。
ネット購入の場合は、予約注文の段階で「買いました!」メールを送ってくださってもOKです。
書店で注文された方は、注文の段階でメールを送ってくださってもOKです。
締め切りは、2013/5/8(水)です。
5月末日までに動画をアップし、動画が見られるアドレスをメールでお伝えします。
また、冊子の当選者には、5月末に発送します。
(携帯電話からメールを送る場合は、
上記アドレスからのメールを受信できる状態にしておいてください。)
よろしくお願いします!(^-^*)
↓アマゾンでの購入はこちらです。^^
「一瞬であなたが輝く! 奇跡の授業」