どうして悪いところを見る必要があるの?

比田井美恵

2014年03月21日 23:59

3/20に配信された、比田井通信よりお届けします!

----------

今日は高校時代の親友が働いている会社の、
全社研修で講演をしてきました。


佐久市にある「エフビー介護サービス」さんという会社で、
また、この会社が素晴らしい会社で、

「すべては利用者のために」の思いで頑張ってる会社なんです。

ウエジョビの
「すべては学生のために」と同じです。

結婚式の司会を頼んだ、その親友が
そんな素晴らしい会社で頑張っている姿を見ることができて、
な~んか、嬉しい気持ちで帰ってきたんです。

さぁ、今日はですね。

我が家の話をしようと思います。
現在、比田井家にはテレビがありません。

正確に言うと、
テレビはあるのですが、
観れる状態ではありません。という意味です。

以前、お話したことありましたでしょうか?

比田井家には理不尽なルールがありまして・・・。

これはカンタに限ったことですが、
平日はテレビを観ることができないんですね。

土日も1時間だけです。

きっと小学生のカンタにとって、
これは、かなり理不尽なルールだと思うのですが・・・・

現在は、完全に、まったく、
自宅でテレビは観れなくなってしまいました(笑)

ちなみに、私もです(笑)

いつからかというと、
1月の中旬、
たしか、1/19(日)だったと思います。

もう2ヶ月経つんですね。


なぜかと言いますと・・・


はい、私がテレビの電源コードを、

切りました・・・・・・(笑)



もちろん、わざとです。


ここで、ひとつ、皆さんに安全のために
お伝えしておかなくてはいけないことがあります。


もしも・・・、
万が一・・・・、

皆さんのお家で
テレビの電源コードを切らなければならない
状況になったときには、


コンセントから抜いてから切って下さいね(笑)


この話をですね。
するたびに、
男性の方からは、

「えぇ~!コンセントにさしたまんま切ったんですか!」
「比田井先生、理系でしたよね!」

という反応を頂きます(笑)

改めて言います。

コンセントを抜いて切って下さいね。

私、コンセントにさしたままやりました。


ビックリしました。

ニッパーで、
思いっきり切った瞬間、

物凄い火花が飛び散ったかと思ったら、
私の右手に電流がビリビリっと流れまして・・・
かなり長い事、痺れていました(笑)


さて、なぜ、そんなことをしたのかというと・・・


カンタに父親の本気さを観せるためです。

結局ですね・・・。

カンタが約束を守らなかったんですね。

過去、なんどか、
ニッパーを片手に電源コードを
切ろうとしたことがあったのですが・・・

毎回、カンタが私の足にすがりつきながら・・・

「お父さん!やめてぇ~!」と言うものですから、

「今度、約束破ったら、分かっているな!」

「わかったから、それだけはやめて~!」

といった感じだったんです。

ところが、ついにその時が来ました。
その時ばかりは、有無を言わさずやりました。

カンタが私の足にすがりつく間も与えずに、
「バチ~ン!!!」と切りました。


カンタも、その火花に驚いたらしく、

「お、おとうさん、ひ、火花飛んだけど・・・・大丈夫?」

カンタも驚いていました。

それにしても、
あの火花と電気ビリビリには驚きました。

が・・・・、今思うと、
良かったと思うんです。

やっぱり、火花がバチ~ン!と飛んだおかげで、
インパクトがあったじゃないですか!

いちいち、そこで冷静にコンセントなんか抜いて、
切っているのと、

有無を言わせずに、バチ~ン!と火花を飛ばしながら
やるのとでは、まったくインパクトが違いますよね!


カンタ、その日のことを一生覚えていると思うんです。

きっと、将来カンタの子どもが言うことをきかない時に、
同じようにやるんじゃないのかなと思います(笑)

「父ちゃん、あんとき、ホントにやったよな!」って
覚えていると思うんです。


実はそのテレビ、
18年ほど前に、私の実兄が結婚祝いに買ってくれたテレビです。
ブラウン管のでっかいテレビなんです。


そのテレビも、最後に大きな役割を果たしてくれたと思います。
感謝ですね。
テレビも本望でしょう。


ということで、
比田井家はオリンピックも、
自宅ではまったく観ることができませんでした。

親が本気さを見せたら、
親も我慢です。

これこそが「親の本気さを伝える」ってことですよね。

と・・・自分に言い聞かせています(笑)


そんなかカンタですが、
それ以来、約束を守るようになったかといえば・・・・
そんなことないんですよね(笑)


なかなか、思うようにいかないのが「子育て」です。


あっ、でもここ大事ですよ。


もう一度言います。


思うようにいかないのが、「子育て」なんです。

これを思うようにいかせようとするから、
ストレスがたまるんです。

人生も一緒ですよね。

なかなか思った通りにいかないんですよ。
だから、たまに思った通りにいくと嬉しいんです。

私は
「子育ては思った通りにはいかない」
ということを知っていますので、

テレビの電源を切ったぐらいで、
カンタが変わるとは思っていませんので、
まったくストレスはないんです(笑)

「そのうち」できるようになったらいいんです。
「そのうち」です。
「そのうち」。


そんなカンタも昨日、3年生が修了しました。

4月からは4年生です。
通信簿を見てもですね・・・・。


「・・・・・・・」って感じなんですよ(笑)


でも、先日、こんなことがありました。


朝、私が頭を洗って、
良く乾かさずに、朝ご飯を食べていたら、
その頭を見て美恵先生が、

「まさか、そのまま行く気じゃないよね~?」って言ったんです。

私は気づいていなくて、

「あっ、乾かすの忘れてた!」っと言った瞬間、

カンタが
「寝癖も全然ないし、いいよねぇ~、お父さん!」
って言ったんです。

私、スゴイ嬉しくなって、

「カンタは、お父さんのいいところだけを見てくれるよね~!」
と思わず、握手をしたんです。

そしたら、カンタ、
「どうして、悪いところを見る必要があるの?」
ですって・・・・

いやぁ~、久しぶりに寛太の名言に、痺れました。

カンタの最大の長所は、
「人のことを悪く言わない」ところなんです。

私はよく知っています。

カンタの口から、他人の悪口を聴いたことは、
ほんっとに一度もないんです。

友達の悪口も、
先生の悪口も、
すべてに対して、
悪口を絶対に言わないんです。

例えばですよ。

3人で、あるレストランに入ったとしましょう。
お店をでたあと、

車の運転席と助手席で
「ちょっと、いまいちだったね・・・・」なんて言ったものなら

カンタが、
「ちょっと!いま、なんて言ったの!お店の悪口とか言ったでしょ!」
と叱られます。

でも、カンタは
食べ物や、レストラン、ラーメン屋さんに対しても、
絶対に悪口を言わないんです。

カンタは
「いいところ」しか観ないんです。

我が子ながら、凄いなぁと思います。

そして、いつもカンタに言っています。

「お前の長所は、人のことを悪く言わないところだよね」と。

きっと、カンタも自分の長所を同じように思っています。

親の役割の一つに、
「子どもの長所を見つけてあげること。そして教えてあげること」
があると思っています。

それも、一つでも多くの「いいところ」を教えてあげることです。

「何を観るか」ってことですよね。

さらに言うと、
「何を観ようとしているか」ってことです。

人は「観ようとしているもの」しか観えないです。

カンタの
「なんで、悪いところを観る必要があるの?」
という言葉は深いなぁ~と思っちゃうんです。

「悪いところ」なんて観る必要ないんです。

ところが、なんにも考えないと
「悪いところ」ばっかり観ちゃうんです。


気を付けたいですね。
そんなことを、カンタに教えられました。
(↓ベンチの「馬」に気づいて、かわいがるカンタ)



子どもに学ぶこと、
ホントたくさんありますよね。

あっ、ウエジョビ入学式特別講演会が
迫ってまいりましたよぉ~!

記念すべき、第10回目の芳直師匠の講演です!
ぜひ、たくさんの方、いらして下さいねぇ~!
待ってます!

■■ウエジョビ入学式特別講演会のお知らせ■■■

1.日時 H26/4/4(金) 11:15~13:00
      (ウエジョビの入学式が終わってからですので、
       若干時間が遅れる可能性があります。ご承知ください)

2.場所 上田市民会館
     (上田千本桜祭りのため、駐車場は利用できません。
      お車でお越しの場合は、近隣の有料駐車場をご利用ください)

3.入場 無料

4.お申込み 不要です。

5.お問い合わせ 上田情報ビジネス専門学校0268-22-0255
----------

比田井通信は以上です。
ここからは比田井美恵が書いています。

カンタの
「なんで悪いところを見る必要があるの?」発言ですが、
その後さらに、
「人の悪いこと話して、いいことあるの?」
と言っていました。

確かに人の悪口を言って、いいことなんてありません。
またしてもカンタに教えてもらいました。(*^^*)