2009年10月20日

母の優しさ…

息子は5歳。
誕生日が2日しか違わない、同じ保育園のはなちゃんは、
もう乳歯が抜け始めているそうです。

そんな話から思い出したことがありました。
私が多分、小学校の1年生頃のこと…。

ある本に、

 「抜けた歯を枕元においておくと、ネズミが取りに来て、
 かわりにプレゼントを置いて行ってくれる」

と書いてあったのです。

早く自分の歯が抜けないかと楽しみにしていたところ、
ある日、抜けたのです! 歯が!

私は喜んで、もちろん枕元に歯を置いて
ワクワクしながら寝ました。

…次の日の朝…。

私の歯は、枕元に置かれたまま。
…ネズミさん、来てくれなかったんだぁ~…(涙)

私は母に泣きながら言いました。

 「昨日、歯を枕元に置いておいたのに、
  ネズミさんが来てくれなかった…(泣)」

すると、母は言いました。

 「そうだったの!?
  ごめんね。
  お母さん、美恵が歯を置いて寝たなんて知らなかったから、
  玄関も裏口も、みんな鍵を閉めて寝ちゃったの。

  だから、きっと、ネズミさん、入りたくても入れなかったんだと思うよ。
  ごめんね、お母さん、悪いことしちゃったね。

  今夜は、ちゃんと裏口の鍵を開けておくから、
  もう一度、枕元に置いて寝たら?」

私は母の言葉に半分納得し、でも半信半疑のまま
その日の夜も、枕元に歯を置いて寝ました。

すると!!
翌朝!! 枕元にプレゼントが置いてあったのです!

「やっぱり、ネズミさんが来てくれるっていうのは本当だったんだ!」

喜び勇んで母にプレゼントを見せに行きました。

「お母さん、見て見て!
 ネズミさんが来てくれたよ!」

「そう~。良かったね。
 昨日はちゃんと鍵開けておいたから、
 ネズミさんも入って来れたんだね!
 良かったね!!」


…最近になってこのことを思い出し、
母の優しさに、なんだか胸がアツくなります。

もしも、私が母の立場だったら、
「ネズミさんが来なかった…」と子供から聞いたときに、
とっさに 「ごめんね」 なんて言葉が出てくるんでしょうか…?

自信ありません。
…と言うか、きっと、思いつかないと思います。

せいぜい、

 「歯が枕の下に隠れていて、ネズミさん見えなかったんじゃない?」とか、
 「寝る前に大きな声で”ネズミさん、お願いします”って言った?」とか、

とにかく、
ネズミのせいか、息子のせいにしてしまったような気がします。

それを自分のせいにして、「ごめんね」と言える母…。

まったく心の準備もなく、突然言われたことに対して、
すぐに「ごめんね」と、自分のせいにして
子供を傷つけないように…夢を壊さないようにと
温かい言葉をかけてくれた母…。

今さらながら、母の偉大さに頭が下がります…。

以前、ブログに載せた記事「ウチの家はみんなが悪い」を思い出しました。

最後に書いた、

 「家族の中で誰かが「私がこうすればよかったのに…」と言い始めれば、
  少しずつ、少しずつ広まっていく」 の言葉…

…母は、そんな心を持った人だったのかもしれません。


あぁ~…こんなこと書いていたら、母に会いたくなりました。
この1週間ほど会っていないので、
また顔を見に行きたいと思います。(^-^*)


…ブログに載せるからと思い、
そのときに読んだ本を探してみたのですが、
表紙の絵をなんとなく覚えているだけで、
題名もわからず…結局見つかりませんでした。

でも、
 「ネズミが夜、歯を取りに来て、
  代わりにコインを置いて行ってくれる」というような話は
フランス(?)あたりでは言われているようです。
…と、この本に書いてあるそうです。



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タグ :家族

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この記事へのコメント
涙が出る、そんな話です。
私の娘は小学校の5・6年の時、クラスの全員を相手に回し、
「サンタクロース実在論」を主張し曲げませんでした。
彼女はそれを恥みたいに思っている様ですが、
誇りに思っていい話の筈です。

親が子を想う気持ちは、・・・、計り知れないものが有ります。

だからこそ私は
「あなたの子供で良かった。」
と、
言うしかないのです。
Posted by ぱーぷーぼうやぱーぷーぼうや at 2009年10月20日 18:37
ぱーぷーぼうやさん

ありがとうこざいます!
涙が出る…なんて嬉しいです。

実は、私も、「そう言えば…」と軽い気持ちで書き始めたのですが、
書き進めるうちになんだかドンドンこみ上げてくるものがあって、
最後は書きながらボロボロ泣いてしまっていました。(^-^*)

親って…ホントありがたいです。
確かに計り知れないものがあります…。
歳をとればとるほど、親のありがたみをつくづく感じます。

ぱーぷーぼうやさんの娘さんもステキですね!
信じる人の心の中には
ちゃんとサンタさんがいるんだと思います。
そういう心って、尊いなぁ…って思います。

私が忘れていたものを、思い出させてくださって
ありがとうございました!
Posted by 比田井美恵 at 2009年10月20日 20:16
お母さんの愛情って深いですよね。
すごいと思います。

もし自分が親の立場でも、あんな言葉は出てこないと思います。

話しは変わりますが、
元女優の南田洋子さん
亡くなっちゃったんですね‥‥。

この人全然知らないですけど、ニュース見て感動しました‥‥。


夫の長門裕之さんが
『一生分のキスをした』って‥‥


鳥肌立ちました。


本当に感動しました。


かっこよすぎて
素敵すぎて

尊敬しました。

長門裕之、男だなぁ。
って思いました。


美恵先生のお母さんの子供に対する愛情。
長門さんの奥さんに対する愛情。
自分も100歳になって、何も分からないくらいボケたとしても
奥さんと子供を愛することだけは忘れないでいたいなぁ‥‥。

って思いました(^-^)

また遊び行きます☆
Posted by パビ卒業生の坂本です at 2009年10月21日 17:57
坂本君! 

コメントありがとう!(o^-^o)
とっても嬉しかったです~!

「だからウエジョビ」を観るたびに、いつも、
坂本君、どうしてるかなぁ…って思います。

もう何百回も観ているので、
坂本君のインタビューも、もう全部言えるくらい憶えているんだけど、
それでも、坂本君の最後の一言が大好きで、
いつも、スゴク集中して観てしまいます。


南田洋子さんの件、ショックですね。
長門裕之さんの会見に涙しました…。

大切な大切な人が、いなくなってしまうなんて、
本当に切ないですよね…。

私にとって大切な人の顔がいくつも浮かんで、
余計切なくなってしまいました。
でも、だからこそ、今、家族が健康で生きていることに
感謝しなきゃいけないなぁ…って、しみじみ思いました。


それから、坂本君の言葉、感動しました!

「自分も100歳になって、何も分からないくらいボケたとしても
奥さんと子供を愛することだけは忘れないでいたいなぁ‥‥。」

って、ステキです!(*^-^*)

坂本君なら、きっと、奥さんや子供を、
ものすごく大事にするんでしょうね!

また学校に遊びに来て下さいね~!^^
Posted by 比田井美恵 at 2009年10月21日 22:06
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