■ヒダカズのココロの授業-比田井通信

さて、そんなふうに「ひろきくんを救う会」を応援しようと
ご縁塾仲間が動いている時、
実は私は、募金だけはさせていただいたものの、
なかなか動き出せずにいました。

私の中では、結構勇気がいることだったのです。
もしもお願いするのなら、
まずはウエジョビの先生や学生たちに…と思ったのですが、
募金をお願いするのが心苦しくて、
なかなか言い出せないまま、時間だけが過ぎていきました。

Facebookを開くたびに、ご縁塾仲間がそれぞれに
ひろきくんの募金活動をしているのを目にし、
何かしたい、でもどうしよう…と躊躇している私の元に、

…ご縁塾仲間の
ショッキングなニュースが飛び込んできました。

「人のご縁塾　第3期熱組」として、供に学んできた仲間の一人が
交通事故で亡くなったのです。

ご縁塾の掲示板でそれを知った時、あまりにもショックで
「えっ！？　うそでしょ！？」と言ったきり
頭の中が真っ白になりました…。

ホンの１０日ほど前に、北海道の「ご縁塾」で、
一緒に笑い、一緒に写真を取り…
バイバイまた会おうねと手を振ったばかりだったのに…。

彼女は、８月に行われた第１回ご縁塾の時に
たまたま私の隣に座っていました。

とても明るい、優しい女性で…
仕事も、みんなの上に立ってバリバリされていて…
彼女が、熱い思いを持って仕事に当たってこられたということは
すぐにわかりました。

彼女は自己紹介の時にこんな風に言っていました。

「私は、このご縁塾で
　『一生のつきあいになるような人と仲間になれる』と聞いて
　楽しみにしてきました。
　私は、『人生は、人との出会いでできている』と思っているんです」

「人生は、人との出会いでできている」

…60名の自己紹介の中でも、
この言葉は、最も印象的な言葉として私の心に刻まれていました。
こんなにご縁を大切にしている方と一緒に学べるなんて、
ありがたいなぁ…と思っていました。

お会いしたのはまだ２回だけでしたが、
今までにもさんざんブログに書いてきたように、
ご縁塾では、お互い「一生の友」として、
お会いした回数だけでは計れないくらいの
強い絆でつながっていましたから、余計ショックでした。

しばらくは何もできない状態でしたが、
無性に彼女の生きざまを感じたくなり、
彼女のFacebookの書き込みを読みあさりました。

事故の前日に書かれた彼女の最後の書き込み…。
最後は、こんな言葉で結ばれていました。

「新しい一日、
　誰かの幸せのために役立てますように」

…こんな思いで、周りの人のために生きて来られた方が、
こんなに若くして亡くなってしまうなんて…。

この言葉を目にしてしまってから、
私は余計、彼女の死が惜しくて、悔しくて…。
この言葉はしっかり私の心に刻まれました。

彼女が亡くなってから一週間経った頃…
私はボーっと考えていました。
ご縁塾が始まってからの２ヶ月間のことを。

フランキーのお父様の死。
山さんのガンが見つかったこと、
そして、彼女の死…。

「命」「生きる」「生きざま」を強く強く意識した２か月でした。

そして、思いました。
「私は、誰かの幸せのために役に立っているのだろうか？」と。

私はハッと気がつきました。
「ひろきくんを救う会」のことを。
私は、何をしているんだろうと。

命はお金では買えない、尊いものです。
お金では買えないはずだけれども、
ひろきくんの場合、お金があれば助かるんです。
ある意味、尊い命がお金で買えるんです。
こんなにありがたいことはありません。

1億4,000万円という大金は出せないけれど、
私が例えば1,000円を出せば、この尊い命が救えるのなら、
喜んで募金します。

きっと、同じように思ってくださる方が他にもいるはず…と思い、
勇気を出してFacebookで呼びかけてみました。



記事を載せてから驚きました。
たくさんの方が、シェアしてくださったのです。

（シェアとは、自分がいいと思った記事を、
　自分の友達にも知らせる機能です。）

見ているうちに、ドンドンドンドン
ひろきくんの記事が広まっていきました。
シェアの件数がビックリするくらい多いのです。

掲載から１０日ほどの間に、
1,583件もシェアされているのです！


私の友達がシェアし、またその友達がシェアし、そのまた友達が…と
ドンドン、この情報が広まっているようなのです。

コメント欄にも、励ましの言葉がたくさん…。

「私の息子も、生まれつきの病気と闘っています。
　他人事とは思えません。明日募金してきます。
　お父さん、お母さんも、がんばつてください(*^。^*)」

「思わず涙が出ました。
　私の友人も病気や事故で若くして亡くなった方がおります。
　命はホント尊いですね。大輝くんを助けたいですね。
　募金させて頂きます。シェアさせて頂きます。
　元気な大輝くんの笑顔がいつまでも見られることを願っています。」

「この二月に拡張型心筋症で息子を亡くしました。
　今は、NPOの臓器移植支援協会でボランティアをしています。
　この運動を、心から応援しています。
　HPのチラシを配って、皆さんにお知らせしますね。
　諦めないで、頑張りましょう。
　ひろきくんやご家族の頑張りが、実を結びますように。」

「美恵先生、まずはシェアをさせて頂きます。
　自分にできることは何なのか、
　考えるきっかけを作ってくださり感謝します。」

見ているそばから、どんどん増えていくシェアとコメントに
もう、ありがたくてありがたくて涙が出てきました。
こんなにたくさんの方が、
ひろきくんを救いたいと思ってくださるなんて…。

今まで、二の足を踏んでいた自分はなんだったんだろうと
恥ずかしく思いました。

みなさんのシェアとコメントに、たくさん勇気づけられました。
本当に本当にありがとうございます！


…実は、３年ほど前にも
ひろきくんと同じ「拘束型心筋症」のお子さんの心臓移植のために
募金活動をしたことがあります。

「なつくん」という男の子で、
私の友達のお子さんと同じ病院に入院していた子でした。
なつくんは、無事渡米・心臓移植を果たして帰国し、
今も元気に生活しています。

ひろき君を救うために必要な金額は１億4,000万円。
10月12日現在で、約6,300万円の募金が集まったそうです。

しかし、よくよく見てみると、この金額の約半分は、
同じような団体からのまとめての寄付でした。

「ひろきくんを救う会」のページにこんな言葉があったのです。

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◎「洋くんを救う会」様より、ご支援を頂きました。
　特定非営利活動法人 日本移植支援協会様を通じて、
　「洋くんを救う会」様より、25,000,000円のご支援を頂きました。
　洋くんのご冥福をお祈りするとともに、
　救う会の皆様に厚く御礼申し上げます。

◎「雄一くんを救う会」様より、ご支援を頂きました。
　特定非営利活動法人 日本移植支援協会様を通じて、
　「雄一くんを救う会」様より、5,000,000円のご支援を頂きました。
　雄一くんのご冥福をお祈りするとともに、
　救う会の皆様に厚く御礼申し上げます。

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よくよく調べてみると、
同じような心臓病を患って募金活動を行い、
無事目標金額に達して渡米したものの、
手術を目前に亡くなってしまったりした
お子さんがいたようなのです。


…なつくんのように、無事に元気になった子もいれば、
残念ながら間に合わずに、悲しい結果になってしまった子も
いるのです。

私は身震いしました。
「もう少し早ければ…」…そんな後悔はしたくありません。

ひろきくんはまだ５歳。
この冬を越すのは厳しいかも…という話もあるようです。
何としても年内に渡米・移植を実現させてあげたいと思います。

幸いなことに、
すでに受け入れ先は決まっています。
後は、お金さえ集まれば、
すぐにでも渡米することができるのです。

改めてみなさんにお願いです。

ぜひ、この情報をたくさんの方に広めてください。
募金もしてもらえたら、とっても助かります。
お店をされている方、募金箱を作って置いてもらえたら
本当にありがたいです。
よろしくお願いします。

詳しくはこちら「ひろきくんを救う会」


ウエジョビでも、カリスマ教頭の山極先生が
こんなにかわいらしい色合いの募金箱を作ってくれました。


各校舎の受付に置いてあります。


ご近所のみなさん、ウエジョビの近くを通りかかったら、
ぜひよろしくお願いします！(*^-^*)

募金を受け付けている口座もいくつかご紹介します

【ゆうちょ銀行】
　口座記号番号　00960-1-209620
　口座名　ヒロキクンヲスクウカイ
【注意点】ATMから送金の場合は　
　　　　　　記号　009601　番号　209620　で入力下さい

【三菱東京UFJ近鉄学園前支店】
　口座記号番号　普通貯金
　番号　0099525
　口座名　ヒロキクンヲスクウカイ

よろしくお願いします。

追伸　9月下旬から10月上旬の間、
　　　彼女のことがあってから、しばらくブログが書けませんでした。
　　　ご心配くださった方々、ありがとうございました！
　　　もう大丈夫です。
　　　「誰かの幸せのために役立てるように」…頑張ります！(*^-^*)

　　　これから、また無理せずボチボチ書いていきますので、
　　　時々読んでもらえたら嬉しいです！(o^-^o)